2024年5月2日 小中学校に健康観察アプリ導入=山形市 山形市は2024年度、市内の小中学校で児童生徒に配布している端末に、子どもたちの心の健康観察に関するアプリを新たに導入する。授業前にその日の気分を4段階で入力してもらうことで、子どもたちの日常の変化に気づきやすい体制を整え、いじめの早期発見や不登校の未然防止につなげたい考えだ。 心の健康観察は、成績や出席管理ができる「統合型校務支援システム」の機能を拡充。子どもたちが朝会などでタブレットから入力する。その日の気分を「晴れ」「曇り」「雨」「雷」の天気マークに分けて選択すると、同システムに自動で記録される仕組みになっている。 同システムには、これまで電話やメールで行われていた保護者からの欠席連絡を一元的に管理できる機能も導入。教職員の校務負担の軽減を図る。保護者はスマートフォンで欠席連絡が可能になるほか、学校側からの「お便り」などもアプリ上で受け取れるようになる。