教科の広場
社会科の授業は,学習指導要領解説に「多面的・多角的に考察し,公正に判断する能力と態度を養い,社会的な見方や考え方を成長させること」と示されているように,日頃の授業の中で資料を基にして多様な立場,視点を持って考えさせる学習を実践していると言えます。 社会科の学習スタイルとしての,グループワークによるジグソー学習,模擬裁判,班で作成する(地域の偉人にスポットを当てた)歴史新聞等は,日頃実践している先生方も多い取り組みではないでしょうか。
公立中学校校長
理科の授業では,自然界の事物・現象の中から課題を見出し,観察を通した気づきや発見,課題解決のための実験による検証など,生徒が抱く疑問に関わる科学的な探求を大切にします。一方,道徳の授業においても,内容項目の道徳的価値に迫る際に,多面的・多角的に考え議論することで内面的な理解を促すことから,観察や実験に相当する深い学びへと繋がります。
山口大学大学院教育学研究科 准教授 松岡敬興
数学と関連性が強い道徳の内容項目に,「真理の探究,創造」があります。私は,子どもの頃,1/2+1/4+1/8+1/16+1/32+……という問題の答えが1になる理由を知り,感銘を受けました。このように,分からなかったことが分かったときに,人は大きな喜びを感じます。(因みに,1辺が1の正方形を使って数を図に表していけば,簡単に説明できます。)そして,さらに知りたいと思うようになります。
江東区立深川第三中学校 指導教諭 柿沼治彦
英語教師として,英語学習者のひとりとして,自分が英語を学んできた過程を振り返ると,学問的,科学的,普遍的な内容ではありませんが,何か原理,原則,主義のようなものが,自分の内に形成されていることに気づきます。 私たちの日常生活の場面は,常に日本語で私たちの前に立ち現れてきます。身の回りで生起する様々な出来事を,私たちは心内において日本語で解釈,説明,描写しているのです。日本国内で外国語として英語を学ぶということは,その日本語を英語にスイッチすることだと思います。そのためには英語を学習する教材が大切なのです。
元公立中学校校長
国語教師として,よく言われるのが「国語の先生はいいよね。いつも文章を読んでいるし,道徳の準備も楽だよね。」ということです。確かにその通りです。そこで,国語教師が道徳の授業に有利な点と落とし穴に陥らないようにする点を考えてみたいと思います。
江戸川区立葛西第三中学校 主幹教諭 城戸加代子
『七十二候で楽しむ日本の暮らし』 発行 株式会社KADOKAWA (2015年4月25日) この本で紹介している「七十二候」は一年間を七十二の季節(およそ五日ごとの候)に分けたものです。七十二の歳時記によせて、主な伝統行事、全国の祭り、旬の食べ物、季節の植物のほか、身近な暮らしの楽しみ方などを紹介しています。 身の回りのようすや昔ながらの風習などから、季節の移り変わりの楽しみを子どもたちに伝えるヒントがたくさん詰まっています。 数分間で見ることができる、コンパクトな図書紹介の動画です。 どうぞご覧ください。
東京書籍(株)教育サポートセンター
日 時 平成26年11月7日(金) 会 場 横手市立横手南小学校・横手市立横手南中学校 9:00~9:40 開会行事 9:55~10:40 公開授業 10:55~12:05 授業分科会 13:20~14:50 課題別分科会 15:00~16:30 記念講演 演題「自己と社会の未来を拓く道徳教育を目指して」 日本道徳教育学会会長 昭和女子大学大学院教授 (元文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官) 押谷由夫先生 16:30~16:45 閉会行事
事務局長(横手市立朝倉小学校 教頭) 清水 勉
平成25年度 第2回模擬授業・授業研究会 大会期日:平成26年1月4日(土) 大会主題:「子ども一人一人が自ら学び、自ら考え、さらにみんなで学び、みんなで考える」授業を求めて 会 場:東吾妻町農村環境改善センター 主 催:アスネック(ASNEC) 時程 8:20~ 受付 8:30~ 開会行事 8:50~ 模擬授業・提案 10:45~ 授業研究会 12:10~ 閉会行事 指導助言者 中之条町教育委員会 前教育長 唐澤 正明 様
アスネック(ASNEC)
第19回近畿中学校道徳教育研究大会 大阪大会 兼 第9回 大阪府中学校道徳教育研究発表会 豊能大会 大会期日:平成25年11月14日(金) 大会主題:『ともに考える道徳の時間の充実をめざして』 会 場:箕面市立第五中学校・豊能地区三市二町立中学校 主 催:近畿中学校道徳教育研究会・他 時程 09:55~10:45 公開授業(箕面市立第五中学校) 13:00~13:20 受付(池田市民文化会館(アゼリアホール) 13:20~14:40 分散会(小ホール等) 14:50~15:10 開会挨拶(大ホール) 15:10~16:40 記念講演(大ホール) 記念講演 演題 「教師と子どもがともに考える道徳の時間とは」 講師 日本道徳教育学会 名誉会長 横山 利弘 氏 前関西学院大学教授・元文科省教科調査官
箕面第五中学校 校長 野村晃一
教員だれもが「道徳教育は大切である。」とはっきり言う。ただ,言葉を続けて「子どもたちを引きつける指導の仕方がよく分からない。」「自信がない。」という教員が多い。道徳授業で45分(50分)をもてあましていると話す教員も少なくない。
東京学芸大学教職大学院特命教授・東京福祉大学特任教授 福田富美雄