2024年6月11日 不登校生に駅前学習施設=予約不要で自由に利用―福島県いわき市 福島県いわき市は今年度から、不登校となっている市内の小中学生を支援するため、駅前に学習施設を新設した。事前登録は不要で、児童生徒であれば自由に利用可能。 「いわき市学習支援ルーム」はJRいわき駅前の市総合図書館内に新設。学習用の電子端末などを備え、情報通信技術(ICT)学習に取り組むことも可能。また、必要に応じて常駐する指導員から指導を受けることもできるという。 市によると、2022年度の市内の不登校児童生徒は473人に上り、年々増加傾向にあるという。市教育委員会はこれまで、対面や電話による相談や公共施設などに設けた支援教室で対応していたが、事前予約が必要といったハードルの高さから利用をためらう児童生徒もいたという。