2024年6月11日 全中大会縮小で「代替」検討も=中学生スポーツで複数競技団体 全国中学校体育大会(全中大会)で取りやめとなる競技をめぐり、複数の競技団体が大会の新設などの代替措置を検討していることが10日、分かった。体操、新体操、相撲、ハンドボール、冬季競技ではスキーやスケートの競技団体が協議を進めるとしている。 全中大会を主催する日本中学校体育連盟(中体連)は8日、2027年度から大会規模を縮小し、実施競技を半数近く減らすと発表した。中学生年代の大会の整備について協議してきた日本体操協会の幹部は「(新設などの)話が一気に進むのではないか」と語った。 日本スケート連盟の関係者は「中学生年代の大会は、競技普及や選手強化の観点からも絶対に不可欠。関係各所と連携しながら、歴史と伝統を継承したい」として、競技会存続を探っていく考えを強調した。全中大会の優勝者が「中学横綱」と称される相撲では、日本連盟が近く理事会で対応を話し合う方針だ。