2024年5月2日 中1不登校「いじめが一因」=再調査委員会が答申ー滋賀県 滋賀県内の私立中学校で当時中学1年の生徒のいじめが疑われた問題で、県再調査委員会は4月30日、「同級生からのいじめが不登校の一因」と認定する調査結果をまとめ、三日月大造知事に答申した。 県などによると、生徒は2021年春に入学したが、同年度中に不登校に。欠席日数が年間30日を超え、いじめ防止対策推進法の「重大事態」に相当する状況になったが、学校側の調査に十分な進捗(しんちょく)が見られず、県側でも調査していた。 再調査委は県からの諮問を受け、同校の生徒や教職員に対して計9回の聞き取り調査を実施。生徒の容姿に点数をつけるなど計4件をいじめと認定した。 また、学校側が生徒や保護者から相談を受けた際にいじめと認知せず、早期の段階で調査を行わなかったことを挙げ、「対応が不十分だった」と批判した。 三日月知事は「報告書を読んだ上で、今後いじめが起きず、また(いじめの)芽が出た時には早く対応できる学校、社会づくりに努める」と話した。