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2024年4月23日

子ども食堂で「口の健康」教育=硬めのカレーで、かむ力―東京都

 東京都は2024年度、東京医科歯科大学などと共同で、小学生を対象に、子ども食堂での「口の健康」教育を行う。硬めの具材を使うなど、かむ力を養うことを目的に考案されたカレーを提供し、よくかんで食べる習慣をつけてもらう。中野区の食堂1カ所で実施する。
 保護者も含めた食に関する勉強会も開催する。よくかんで食べることがなぜ大切かや、栄養関連の知識を専門家が伝え、健康に関する意識の向上を図る。
 今年度は教育活動を月に1回程度のペースで、計6回実施する予定だ。回ごとにアンケートなどを行って効果を確認する。その後、各回の取り組みが実際の子どもの行動変容につながっているかを検証。結果を基に、どういった働き掛けが有効だったかを整理し、独自の食育プログラムを策定する。プログラムは、小学校での給食指導にも活用する方針だ。
 子ども食堂は、家庭で十分に栄養のある食事を取ることが難しい児童や、孤食になりがちな子どもを支援する拠点として、全国的に拡大している。今回の取り組みには、単に子どもや保護者が集まって食事を楽しむだけではなく、健康関係の知識を得られる場としての役割を持たせることで、子ども食堂の社会的機能を高めていく狙いもある。

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