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2024年4月23日

小中学校保護者や職員の情報流出=個人学習端末システムに不正アクセス―シンガポール

 【シンガポール時事】シンガポール教育省(MOE)は19日、プライマリースクール(小学校に相当)5校とセカンダリースクール(中学校に相当)122校に通う児童・生徒の保護者や職員の氏名とメールアドレスが流出したと発表した。個人学習端末のユーザー管理ポータルが不正アクセスを受けた。
 個人学習に用いるタブレットやノートパソコンなどに管理アプリをインストールすると、アプリやサイトの利用や画面の閲覧時間に制限がかかって児童・生徒の端末利用を制御できる。こうしたシステムの運営企業モバイル・ガーディアンが17日、教育省に不正アクセス被害を申告した。
 教育省と学校は影響を受けた保護者や職員への連絡を進め、フィッシング詐欺のメールに警戒するよう呼びかける方針という。モバイル・ガーディアンは管理者用アカウントを全面封鎖するなど、追加のセキュリティー措置を講じた。
 21日付の地元紙ストレーツ・タイムズ(A1面)によると、被害を受けた学校の数は国内の小中学校全体の3分の1に上る。教育省は2020年11月、端末管理サービスをモバイル・ガーディアンに委託した。
 モバイル・ガーディアンは英国のソフトウエア企業で、米国や南アフリカにも拠点がある。同紙への声明で、調査の結果、管理者用アカウントを使ったシステムへの不正アクセスが判明したと説明。「当該アカウントを即座に停止し、不正アクセスを受けた可能性のあるデータを特定するため検証を実施した」と述べた。
 被害を受けた保護者に送られた案内文によると、流出した情報には児童・生徒の学校名なども含まれていたという。

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