2024年4月22日 SNS私的やりとりを懲戒対象に=栃木県教委 栃木県教育委員会は、教職員のわいせつ事案が相次いでいることを受け、懲戒処分の基準を改正し、SNSによる児童生徒との私的なやりとりを処分対象に加えた。5月1日付で施行する。 新基準によると、管理職の許可なく児童生徒とSNSや電子メールで私的にやりとりした場合は戒告とする。このうち内容が不適切で悪質な場合は、停職もしくは減給処分とする。 県教委はこれまでもSNSの私的やりとりを禁じる通知を出してきたが、規定などに明示していなかった。 阿久沢真理教育長は「まずは基準として明確にしていく。実態に即した効果的な運用を考えていきたい」と話し、今後どのような内容が私的と見なされるか、具体的な事例と考え方を市町教委や県立学校に通知する。 県によると、2023年度は4人の教職員がわいせつ事案で懲戒処分を受けており、全員が児童生徒との私的なSNSのやりとりが発端となっていた。