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2024年4月16日

県立高入試で長期欠席者枠=山梨県教委

 山梨県教育委員会は、2024年度に実施する県立高校入試から、不登校などの長期欠席者を対象に、調査書を用いない新たな選抜方法を導入する。学力検査を主体とすることで、調査書の評価が低く、入試で不利になりがちな長期欠席者の選択肢を広げる狙い。
 新たな選抜方法は、一般入試に当たる後期募集で導入。一般選抜は、5教科の学力検査と中学校が作成する調査書を同等に評価し、合否を判定するが、長期欠席者向けの特別選抜は、学力検査と個人面接で合格者を決める。学力検査には、一般選抜を参考とした最低点を設ける予定。
 不登校や病気、家族の介護などで長期にわたり欠席した中学3年生のうち、在学する中学校が特別選抜による出願を認めた者が対象。保健室やフリースクールへの登校によって出席扱いになっている生徒も出願できる。募集人数は、各学校2〜4人程度を想定しており、一般選抜を含めた募集定員の全体数は変更しない。
 県内で22年度に不登校などを理由に年間30日以上欠席した中学3年生は約450人。調査書の評価が低くなることで、志望校を諦めるケースがあるといい、支援団体から受験機会の拡大を求める意見が出ていた。降籏友宏教育長は「長期欠席する生徒が高校生活に向けて、新たな気持ちでスタートする後押しができる制度にしたい」としている。

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