教科の広場
小中学校の道徳に関する最新教科情報をまとめた情報誌です。今号はさまざまな指導法について5つの事例をご紹介しています。
東京書籍(株) 道徳編集部
本研究委員会では、「子ども自ら気付き、深め、高める『特別の教科 道徳』の授業」の3年目として、「特別の教科 道徳」における評価について研究を進めることにした。『学習指導要領 第3章 特別の教科 道徳』には、道徳科の評価について、「児童(生徒)の学習状況や道徳性に係る成長の様子を継続的に把握し、指導に生かすよう努める必要がある。ただし、数値などによる評価は行わないものとする。」と示されている。道徳科の評価は、道徳科の授業における子どもの学習状況や道徳性に係わる成長の様子を適切に把握して評価することであり、そのためには、道徳科における指導と評価を一体化して考えることが重要であるとしている。本報告書には、道徳科における「指導と評価の一体化」を確実に進めるためのPDCAサイクルの確立、「特別の教科 道徳」における「指導と評価の一体化」を効果的に行うための工夫、実践事例(小学校2事例、中学校2事例)などを掲載している。(東研研究報告 No.362)
東京教育研究所
GIGAスクール構想により、1人1台端末と高速ネットワークが学校に整備された。2020年からの2年間は、いかに端末に慣れるか、授業にどう取り入れるのか、などが話題の中心であった。しかし今後は、これらの環境を活用して、いかに学習者中心の学びを作っていくかが重要となる。一方で、学習者主体の学びは教師のこれまでの授業観を変容させる必要もあり、難しさが伴うことが指摘されている。また、デジタル教科書やクラウドツールなど、新たな学習リソースが活用できるなかでこれらを取り入れた学びをどのようにデザインしていけばよいのかについての知見は十分ではない。そこで、我々は、研究者と現場教員とで研究チームを組織し、これまでの授業の課題点を洗い出し、その課題点に対する改善策を具体的な授業デザインの形で提案することとした(6事例)。また、実践を通じた評価を行い、授業デザインの有効性を示すことを試みた。(東研研究報告 No.363)
小学校道徳科で学ぶ内容項目22をイラストとともに解説! 内容項目ごと、低学年・中学年・高学年の発達の段階で気をつけたいこととは? に関するページです。
〇AtoZ道徳学習会 この学習会は、道徳科の授業を中心にして学び合う学習会です。すばらしい授業実践や理論を学ぶだけでなく、自分たちで実際に授業づくりをしていく学習会です。 実際に授業づくりをする中で苦労したり困ったりする内容を一緒に悩み、解決をする方向を探し出していく学習会です。毎月開催し、一回の学習会で一つの教材を勉強します。参加者が創る学びの会です。 無料で出入り自由、オンラインと対面のハイブリッド型学習会です。全国から多くの参加をいただいています。会員制を用いておりませんので、どなたでも自由に参加できます。 一緒に考えることで、明日からの道徳授業を「がんばろう!」という気持ちにさせてくれます。地道な学びを実現し、多くの先生方や学生と子供たちの未来を考えます。 さあ、学びの世界に一歩踏み出してみませんか。
山田貞二(岐阜聖徳学園大学)
去る2021年、道徳科における問題解決的な学習に向けて、東京書籍小学校道徳教科書に準拠した学年別・単元別授業展開案をまとめ、公開させていただきました。今回は、令和6年度版『新編 新しい道徳』刊行を見すえ、当教科書に完全準拠した学年別・単元別授業展開案を公開させていただきます。先生方の実際の授業にお役立ていただければ幸いです。
元横浜市立小学校校長 粂 由利子
今年度の本研究委員会は、「子供自ら気付き、深め、高める 『特別の教科 道徳』の授業」研究の2年目として、『令和の日本型学校教育』(答申)に示された「個別最適な学び」と「協働的な学び」を観点として、道徳科における個に応じた指導の充実に向けた「個別最適な学び」および多面的・多角的な語り合いを活発にする「協働的な学び」とは何かを明らかにするとともに、道徳科における「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な実現を目指した指導方法についての研究を進め、道徳科授業の質的改善をさらに深めることにした。また、「個別最適な学び」と「協働的な学び」の一体的な実現に向けて、授業支援アプリなどを積極的に活用した授業実践を行い、ICTの効果的な活用についても取り組むことにした。(東研研究報告 No.354)
小中学校の道徳に関する最新教科情報をまとめた情報誌です。今号は道徳教材の人気投票結果を「D-1グランプリ」でご紹介しています。また、人気投票で上位に入った教材の実践事例もご紹介しています。
本誌は、東京教育研究所 東北分室の教育情報誌で、地域の教育実践などをご紹介します。今回は、2021年1月号、2022年1月号、および2022年5月号に続き、「ICT 利活用」というテーマの第四弾です。最初に、広島文化学園大学教授の渡邉満先生に「令和の『日本型学校教育』で求められる道徳教育の学び」と題し、これからの道徳教育で求められるものについて綴っていただきました。加えて、小学校実践事例として、宮城県加美郡加美町立宮崎小学校 教諭 佐々木伶奈先生からタブレット端末を活用した小学校道徳の授業実践を紹介していただきました。
東京教育研究所 東北分室
4年道徳「お母さんのせいきゅう書」単元の板書例をご紹介します。先生方のご指導の参考になれば幸いです。
福岡県 小学校教諭