2024年3月28日 地方創生の加速を=文化庁京都移転1年―盛山文科相 文化庁の京都移転から1年を迎えた27日、盛山正仁文科相はオンラインで訓示を行った。盛山氏は「京都から文化芸術による地方創生を加速するとともに、京都から日本文化を海外に積極的に発信する取り組みを進めてほしい」と述べた。 盛山氏は能登半島地震で被害を受けた文化財の復興や官民連携で文化財を活用した経済の活性化なども指示。東京と京都の2拠点体制に関し「京都はリモートでの対応など東京では考えられない苦労がある。業務の改善に省全体でバックアップする」と話した。 訓示を受けてあいさつした都倉俊一長官は「食文化や文化観光の推進など、地方創生の取り組みを全国に展開する」と強調。「(2025年に京都で開催する国際音楽祭)『アジア版グラミー賞』の創設など、文化芸術のグローバル展開を官民で協力して一段と高いレベルで進める」と語った。