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2019年4月15日

◎修復続く熊本城=大天守真新しく―熊本地震3年

 熊本地震の前震から14日で3年。地震で大きく損傷した熊本城は、懸命の修復作業が続いている。深く傷つきながら街の中心に凜(りん)とたたずむ姿は、熊本の復旧・復興の象徴だ。県民は自らと重ね合わせ、誇りと希望を託しその復活を見守っている。
 大小二つの天守から成る天守閣は屋根瓦の大半が剥がれ落ち、しゃちほこが落下。下部を囲う石垣も崩れた。長塀は倒れ、やぐらも損壊した。
 現在、天守閣には鉄骨や足場が組まれ、周りを大小複数のクレーンが囲む。大天守は外観がほぼ復旧。瓦はふき替えられ、光沢で光を反射するため、継ぎ目に塗られたしっくいと相まって全体に白っぽく見える。石垣は約800個の積み直しを終えた。外壁の黒い「下見板」も張り替えられ、真新しくよみがえった姿を見せている。
 隣の小天守は、最上部の作業のためほぼ全体が足場で囲われている。石垣は半数が崩落し、解体分も含めて2377個の石を回収。クレーンで一個ずつ運び、石工が積み直し作業を進めている。
 天守閣は、10月には前の広場の規制が解除され、間近で見ることができるようになる。内部を含めた修復完了は21年春ごろの予定だ。
 一方、城全体で石垣が崩れたのは50カ所に上る。一つ一つの石に番号を付けながら回収し、地震前に撮影された写真と照らし、元あった通りに積み上げる。こうした気の遠くなる作業を進めるため、城域内全体の復旧完了は2037年度になる。
 大西一史熊本市長は「熊本城は市民県民の精神的支え。その復旧が自分たちの復興につながる勇気や元気のシンボルであり、大切な存在だ」と話している。

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