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2018年10月10日

◎大学生、不安と期待交錯=「実感湧かない」の声も―就活ルール廃止

 経団連が就職・採用活動のルール廃止を正式に決めた9日、大学構内では影響を受ける学生らから「準備をした上で取り組みたい」「早く決まった方が楽」など、不安と期待が入り交じる声が聞かれた。
 明治大1年の山本みきさん(19)は「社会人になるための準備をした上で、4年生の9月末までに決まるくらいの日程がいいのでは」と就活日程の前倒しに反対の立場。同大1年の松本優決さん(20)も「自分ではどうにもできないので、諦めるしかない。ただ、資格を取った上で就職活動に力を入れたい。4年生の夏・秋に活動開始でもいいくらい」と遅い日程を希望する。
 一方、上智大2年の新開裕菜さん(20)は「早く採用が決まった方が気持ち的に楽。優秀な学生にとってはいいのかも」と活動の前倒しを希望。明治大1年の橋爪杏奈さん(19)も「卒業旅行を楽しみたいので、日程は今よりも早めてほしい。5月までに面接を終えて内定を出すようにしてほしい」と語った。
 上智大1年の久保開彦さん(19)は実感が湧かない様子ながらも「就職活動時期が自由になった方が選択の幅が広がるのでは」。同2年の大関あかりさん(19)は「1年生からずっと就活のことばかり考えているのは大変。3、4年になってやりたいことが変わるかもしれない」と不安を口にした。
 立教大キャリアセンター部長の佐々木宏教授(経営学)は「(就活開始までの)3年間は人生の根幹を形成する大切な時期。就活の早期化を懸念している」と話す。「学業が十分できなくなれば、学生のためにも社会のためにもならない。学生と日本の将来を考えた適切な対応を考えてほしい」と注文を付けた。

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