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2018年8月9日

◎イトカワ母天体、46億年前形成=微粒子から初特定―大阪大など

 2010年に探査機「はやぶさ」が持ち帰った小惑星「イトカワ」の微粒子の精密分析から、イトカワの母体となった天体(母天体)が、太陽系誕生当時の約46億年前に形成され、約15億年前に他の小惑星との衝突で破壊されたことを、大阪大などの研究チームが突き止めた。論文は、英科学誌サイエンティフィック・リポーツ電子版に掲載された。
 イトカワは主に岩石でできた「S型」に分類される小惑星。成分が似た隕石(いんせき)の年代測定結果から、母天体は太陽系誕生間もない時期にできたと推定されていたが、回収された微粒子から生成年代が特定されたのは初めて。小惑星の成り立ちや歴史の解明につながると期待される。
 大阪大の寺田健太郎教授らの研究チームは、微粒子に含まれる「リン酸塩鉱物」に着目。ウランと鉛の放射性同位元素を使った年代測定の結果、この鉱物が約46億年前、イトカワの母天体形成時にその内部で生成されたことが分かった。
 さらに、約15億年前には、母天体と他の小惑星が衝突した可能性が高いことも判明。ばらばらになった母天体の破片はその後時間をかけて集積し、岩石の寄せ集めのような現在のイトカワの姿になったと考えられるという。

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