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2018年6月13日

◎地村さん、中学校で講演=拉致当時「これで死ぬんだ」―福井

 福井県小浜市などは12日、小中学生ら若い世代に拉致問題への理解を深めてもらう「拉致問題啓発講座」を市立小浜中学校で開いた。講座では同市の拉致被害者、地村保志さんが北朝鮮の工作員に拉致された状況や自身の体験を語り、「拉致問題を記憶にとどめ、どうか解決に向かって進展するようお手伝いいただきたい」と呼び掛けた。
 啓発講座は小浜市、市教育委員会、北朝鮮に拉致された日本人を救う福井の会が主催。拉致問題の風化に危機感を抱く地村さんの思いを受け、市内の全公立小中学校を対象に2018年度から始めた。市総務課は同年度中に全ての学校で実施したい考えだ。
 12日は1回目の講座で、中学1年生125人が参加した。地村さんは1978年7月7日、妻の富貴恵さんと七夕の星空を見ようと小浜公園の展望台を訪れたところ、北朝鮮の工作員4人に手錠をされて袋に入れられたと説明。公園下の浜からボートなどを乗り継いで本船の工作船に連れて行かれたが、当時は富貴恵さんを狙った暴行事件だと思っていたため、「男には用はないので、船を移されるたびに『海に放り込まれるんだな。これで死ぬんだな』という思いがした」と語った。
 講演後の質疑応答で地村さんは「早く日朝間で拉致問題の協議が始まってほしい」と強調。帰国できていない被害者について問われると「皆さんは60歳を超えているか、60を迎えようとしていて健康状態が心配だ。高齢化が進む中、生存している方が早く帰国できるように努めてほしい」と訴えた。

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