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既に小学校でプログラミングが必修化され、2022年から高校でもプログラミングが必修となり、新たに情報Ⅱも設けられるが、使用する言語やコーディング環境など具体的な授業方法は示されていない。本校では、Code School Finlandのプログラミング教材を使った授業を通して、今求められるプログラミング教育の授業方法とシラバスを具体化する模索を行っている。その実践記録を本稿でご紹介したい。
十文字中学・高等学校 黒田雅幸
本誌は,東京書籍が発行する高校情報科の教育情報誌です。今回は,「次期学習指導要領」をテーマに特集を組みました。情報科学習指導要領改訂の方向,および中学校「技術」分野における情報教育を中学新学習指導要領でどう扱うか,などを詳しく紹介します。
東京書籍(株) 情報編集部
本誌は,東京書籍が発行する高校情報科の教育情報誌です。今回は,「プログラミング教育」をテーマに特集を組みました。中学校のプログラミング教育の現状,高校情報科でオンラインプログラミング学習環境Bit Arrow(ビットアロー)を使った実践例,小学校でのプログラミング教育などを詳しく紹介します。
東京書籍(株) 情報編集部
本誌は,東京書籍が発行する高校情報科の教育情報誌です。今回は,「新しい時代の情報教育に向けて」をテーマに特集を組みました。新学習指導要領で,小中高一貫したプログラミング教育の充実が求められています。そこで,小・中・高等学校で,プログラミングの授業の実践経験がある4人の先生方に「小・中・高等学校の授業現場から見るプログラミング教育の未来」を主題に座談会を行い記事としてまとめました。また,大学入学共通テストに新学習指導要領の「情報Ⅰ」を追加することが閣議決定され,どのように実施するか検討段階に入っています。その経緯と現況を報告します。
東京書籍(株) 情報編集部
ニューサポート高校「情報」vol.18(2021年春号)より。学習指導要領解説情報編の第1章総説「第3節情報教育の中での共通教科情報科の位置付け」には,「6中学校技術・家庭科技術分野等との関係」という項目が設けられ,「共通教科情報科の指導を行うためには,これらの中学校技術・家庭科技術分野の改善内容を十分踏まえることが重要である」と指摘されています。そこで,本稿では,情報Ⅰを指導する際の参考となるよう,技術分野内容「D情報の技術」の概要等について紹介します。
文部科学省初等中等教育局視学官 上野 耕史
新学習指導要領から情報科の科目として「情報Ⅰ」が必履修科目となる。その中でも、プログラミング教育を行うことが求められている。翻って多くの高等学校が現在、必履修科目として「社会と情報」、「情報の科学」のどちらかを選べばよいという現状の中、多くの高校が「社会と情報」を選んでいる。この中にはプログラミング教育が必ずしも求められているわけではない。多くの学校が「社会と情報」の科目を履修させている中で、どのようにプログラミングを教えたらいいかといったことについて悩むことになるのではないかと思う。本校も「社会と情報」を履修させている高校ではあるものの、年間の授業の中でプログラミングに関する教育を行っているためその実践事例を紹介する。
大阪府 関西創価高等学校 辻誠一
ニューサポート高校「社会」vol.35(2021年春号)より。COVID-19パンデミックで,これまでノーマルだったことがそうでなくなり,新しい枠組みに対応できる力,そして,できなくなったことではなく,今できることは何かを考えるようなメンタリティが改めて問われています。大学教育も遠隔・オンラインと対面指導のハイブリッド化が一気に促進され,さらに決められた時間に授業を受けるという学び方だけではなく,オンデマンドで提供される学習材を用いて,自ら計画的に時間設定して学ぶこととの組み合わせが可能となる学び方が一層拡充されるでしょう。そのような変化の中で,将来教員として活躍する人を養成する大学が,どんな力を入学試験で求めるのかについて考えたいと思います。
兵庫教育大学理事・副学長 吉水 裕也
ニューサポート高校「情報」vol.18(2021年春号)より。15歳は日本では高校1年生に相当する年齢だが,その15歳を対象にした国際学力調査であるOECD/PISA2018で,日本の読解力は15位とランキングを下げ,ニュースにもなった。読解力の重要性が叫ばれて久しいが,それを裏付けるような結果であった。しかし,その内容を調べると,驚くべきことに気がつく。たとえば,ラパヌイ島(イースター島)に調査に出かけた大学教授のブログを読んで回答する大問の中に,「次の文章は事実ですか,それとも意見ですか」という問いがある。誰が考えても,極めて簡単な問題である。これに高校生が正解できないことは,どう考えても信じられない。
一般社団法人 ICT CONNECT21会長 東京工業大学名誉教授 赤堀 侃司