教科書の単元から資料を探すページです。
ルドルフ カール ウィルヒョウ (Rudolph Carl Virchow)ポーランド,1821-1902科学者人物誌―生物ルドルフ・ウィルヒョウはバルト海沿岸のシフェルバイン(現ポーランド・スウィドウィン)という小さな町で,農家の子として生まれた。主にベルリンを舞台に医学,人類学,政治にわたる広い範囲で活動したが,とりわけその名は近代病理学の建設者として医学・生物学史に刻み込まれている。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
シュトラスブルガー(生物学者)Eduard Adolf Strasburgerドイツ,1844-1912科学者人物誌―生物ドイツの植物学者。当時ロシア領だったワルシャワにドイツ系商人の長男として生まれる。1862年にパリのソルボンヌで2年間学び,ボン大学で植物学の研究を行い,顕微鏡を使う技術を習得した。そして,イェナ大学のナタナエル・プリンクスハイム(Nathanael Pringsheim)と親交を結び,その助手としてイェナ大学に行った。そこでエルンスト・ヘッケルに影響を受け,進化論者となった。1866年にイェナ大学で哲学博士号を取得,1869年プリンクスハイムの退官によってイェナ大学の員外教授となり,1871年には正教授となった。1881年にはボン大学の正教授となり,ポペルスドルフ城にあった植物学研究所で植物細胞学の研究を続け,1912年に亡くなるまでその職に留まった。1891年から1892年にかけてボン大学の総長にもなった。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
「2012年度用高校理科教師用指導資料付属のDVD-ROM 動画サンプル集」より。スイゼンジノリを観察した動画です。
東京書籍(株) 理科編集部
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)私がグランドに行った時、こんな質問がありました。「先生、このワカメみたいなの何ですか。」先生方からも尋ねられました。答を先に書きます。この物体はイシクラゲといい、原核生物の一種で、藍(ラン)藻類のネンジュモ属というグループにも分類される生物です。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
「2012年度用高校理科教師用指導資料付属のDVD-ROM 動画サンプル集」より。ヒトの口腔内上皮細胞を観察した動画です。
東京書籍(株) 理科編集部
「2012年度用高校理科教師用指導資料付属のDVD-ROM 動画サンプル集」より。タマネギの細胞を観察した動画です。
東京書籍(株) 理科編集部
「2012年度用高校理科教師用指導資料付属のDVD-ROM 動画サンプル集」より。アジサイの葉を利用した,光合成で有機物ができることを観察した動画です。
東京書籍(株) 理科編集部
「2012年度用高校理科教師用指導資料付属のDVD-ROM 動画サンプル集」より。カナダモの葉を利用した,光合成で有機物ができることを観察した動画です。
東京書籍(株) 理科編集部
マティアス ヤコブ シュライデン(Matthias Jakob Schleiden)ドイツ,1804-1881科学者人物誌―生物マティアス・ヤコブ・シュライデンは1804年4月北ドイツの都ハンブルクで生まれた。父は医師で家庭環境は恵まれていた。大学で法律学を学び,ハンブルクで弁護士を開業したが,この職業は彼に適していなかった。そのいきさつは定かでないが,このころ彼は自らの命を断とうとしたことがあったといわれている。まもなく弁護士を辞め,ゲッチンゲン大学に進んで医学を学び再起をはかった。1833年,29歳のとき医師の資格を得た。しかし彼は医師にならなかった。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
テオドール シュワン (Theodor Schwann)ドイツ,1810-1882科学者人物誌―生物シュワンは西ドイツ,ライン川をはさんだデュッセルドルフの対岸の町ノイスに,書籍商の子として生まれた。敬虔なカトリックの信者として成長し,一時は聖職に就くことを志したが,教師の影響で医学に転じ,ベルリン大学で生理学を学んだ。1834年,24歳で卒業とともに,当時のドイツ医学界で絶大な影響力をもっていたヨハネス・ミュラーの解剖の助手として採用され,活発な研究生活に進むことができた。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
身近な魚の採集から飼育,展示方法を,クラブ活動を通して活動した事例です。学校の文化祭に展示する手作りの水族館の,作り方,苦労した点など,最近の都市化による環境汚染,生徒の唖然とされる行動などが記録されています。
愛媛県 新田高等学校 丹下一彦
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)トウジュロ(唐棕櫚)の花が咲きました。正門入ってすぐ右(西)に直立する3本の木がそれです。花とは言っても、色鮮やかなそれではありません。クリーム色の房が花(の集合体)です。これを肉穂花序と言います。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)この頃の季節から、中庭の芝生の上では昼休み、談笑が見られるようになります。クラスメートと弁当やパンをほおばりながらの語らいのひとときは、さぞ楽しいことでしょう。というわけで、今回はそんな場所を提供するシバ(芝)についての話です。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)たぬマッチと植物の話を続けます。今度はアブラナ科のマメグンバイナズナ。小さな軍配形の実を付けたナズナという名前の草です。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)きのう赤塚先生が職員室にこの花を飾りました。かすかに紫色の、ジャガイモの花に似た地味な花です。葉裏にはトゲがあってうっかり触れるとチクッと痛い草で、保健室前の花壇で花を付けています。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)左の写真は、正門の国旗掲揚塔台近くで撮ったものです。名前をノボロギク(野ぼろ菊)という、明治期の初めに渡来したヨーロッパ産のキク科の帰化植物です。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)花壇の雑草エノコログサが玄関に活けられています。エノコログサとは狗(え)(犬)の子の草の意味で、穂を、イヌの尻尾が立つ様に見立てたようです。本県ではネコジャラシと言った方が通りが良いかも知れません。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)写真はヒルガオ科のマルバルコウソウ(丸葉縷紅草)という花です。校庭西の鉄棒に絡みついて咲いていました。直径2センチくらいのトランペットを小さくしたような姿、あるいは細身の小さなアサガオといった格好の花です。熱帯アメリカ原産で江戸時代に園芸品として渡来した植物です。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)学校をキンモクセイ(金木犀)の香が包んでいます。芳香の源は職員室前の中庭に1本、会議室前に4本、正門入ったロータリーに1本、そして校庭の東と南の隅に数本ずつあります。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)正門を入って右、自転車置き場と植込み塀の間に、葉に触れるとチクリと痛い常緑の亜高木があります。先週初めころから純白の花をつけ、上品な香りを放っています。名はヒイラギモクセイ(柊木犀)。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)本校にはこんな光景もあります。先週の7日は立冬でしたが、クロカンコースの唐沢山はこれからが紅葉の季節。その錦秋のさきがけのようなドウダンツツジが自然公園にありました。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)写真の赤い実はカラスウリ(烏瓜)の果実で、11月30日に自然公園から校舎を望んでシャッターを押したものです。カラスウリはスイカやキュウリの仲間で、ウリ科の雌雄異株のつる性草本です。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)職員室前の花壇でダリア界の王と言われる皇帝ダリアが花をつけました。花は上品で淡いムラサキがかったピンクです。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)校庭の北西端に、写真の花が咲いています。名はアカバナユウゲショウ。漢字で「赤花夕化粧」と書く、南アメリカ原産のマツヨイグサの仲間の帰化植物(アカバナ科)です。明治時代にアメリカ合衆国から持ち込まれました。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)先日、体育館南のビワの木の写真を撮りました。実は鈴なりの最盛期は過ぎましたが、まだ5、6個付いていました。ひとつ食してみました。やや酸っぱかったものの美味しかったです。初夏の味でした。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)タデ科の多年草のミズヒキという草が、会議室窓下の植え込みに咲いています。ただしその花は大変小さく、肉眼では目を凝らさないと良くは見えないほどです。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)土曜日の午後、学校裏の水田あぜ道でヒガンバナ(彼岸花、曼珠沙華)を撮りました。目の覚めるような朱が背景の緑に映えていました。秋彼岸頃咲くため、昔から人々の注目を集めていました。その証拠が呼び名(里呼び名と言います)に残ります。その数、数百以上を数えます。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)先週の土曜日(5/29)、市内で環境問題についての論文の表彰式と講演会がありました。主催は国際ソロプチミスト佐野という団体。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
現在、地球上には学名が付けられているものだけでも150万種、まだ発見されていないものを含めると1億種以上の生物が生息していると考えられています。今回はセキツイ動物の分類と進化についてお話します。
筑波大学教員免許更新講習講師 鈴木伸男
「生物の教員なら,まず実験をしろ。」と,教育実習の時に指導教官から言われたことが,私の生物教員としての取り組みの一番太い柱となっている。それ以来,できるだけ多くの実験を授業の中に取り入れることを心掛け,実物に触れることによって知識をより確かなものにするというだけでなく,生物(いきもの)を好きになってもらえればという思いで今日まで教員をしてきた。その実験の多くは,宮城県の理科研究会生物部会と,その中の教材生物ワークショップで教えて頂いたものであった。数々の試行錯誤の中で私が出会った物の中から,ここでは,生物教育学会等でも発表したものであるが,「ゾウリムシの簡単な培養方法・・・カロリーメイト培養液」と「顕微鏡観察の入門教材として最適な植物・・・トラデスカンチア」を紹介したい。
宮城県富谷高等学校 猪狩嗣元
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)先日2日午後、社会福祉棟科前で撮ったイヌタデ(犬蓼)です。風で穂が揺れましたがどうにか撮れました。私の花写真の取り方のひとつに「虫のためにある花は虫の視点で撮る」主義というのがあります。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)落語に三題噺(さんだいばなし)という話のまとめ方があります。高座の話し手が客から三つのお題を出してもらい、それらを即興で一つの筋書きにまとめます。というわけで今号は「ツワブキ(写真)」、「森鴎外」、「こう薬」をお題とした三題噺仕立にしました。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)ケヤキは日本の代表的広葉樹の一つで、見てのとおりの大木になります。扇を半分開いたような樹形で遠くからも目立つので、目立つ木という意味の「けやけき」木から「ケヤキ」となったそうです。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)もし「キクの花は何色ですか」と聞かれたら何色を思い浮かべますか。たぶん多くの人は黄色と白色が多いのではないでしょうか。写真を見てください。このキクは花(集合花)の中心こそ黄色(筒状花)ですが、周囲の舌状花と言われる部分は紫色です。そういうところから名前がノコンギク(野紺菊) となりました。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)学校西の道路の両脇にアブラナ科のムラサキハナナ(紫花菜,別名ハナダイコン、ショカツサイほか)が咲いています。写真は道路から校庭に入り込んで咲く花を、唐沢山をバックに3月31日に撮ったものです。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)今月始め、体育教官室の前で撮ったスイセンの写真です。スイセンは紀元前から鑑賞用に栽培されている花で、品種もさまざまあり、その数10,000を超えるそうです。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)新学年おめでとう。田沼高校はいま満開の桜に飾られています。桜木は皆さんに向かって「新学年おめでとう」と言わんばかりに花を咲かせています。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)いまヤブランが満開です。場所は自然公園。もっとも、自然公園と言っても多くの生徒にとっては馴染みのうすい場所かも知れません。敷地の南の外れで、草だらけでしかも雨の降った後は水たまりができて、……そんな場所ですから。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
(栃木県立田沼高等学校の植物写真)入学式と始業式で校歌を歌いました。田沼高校の皆さん、「万葉(まんにょう)の」という歌い出しで始まる校歌に誇りを持って下さい。このような歌詞の校歌を持つ高校は、そうは無かろうと思います。
栃木県立田沼高等学校 川島基巳
ロバート フック (Robert Hooke),英国,1635-1703,科学者人物誌―生物。フックは生物学では細胞の発見者として著名である。そして弾性に関するフックの法則の発見者として物理学でもよく知られている。彼が生きた時代はヨーロッパに近代的な自然科学が定着し始めた時代で,まだ物理学・化学・生物学・地学などが分化する以前であったため,一人の人物が天文の研究から物理・化学・生物など,何でも手がけた時代だったのである。その中でもフックはとくに幅広く,いろいろな研究に手を下し,それなりに価値ある成果をあげた人として,目立った存在である。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。B5判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]フック,細胞壁,ミトコンドリア,中心体,葉緑体,細胞質基質,核
東京書籍(株) 理科編集部
水溶液中の物質は,温度が上がるほど拡散が速くなる。細胞内にあるタンパク質やRNAなども,体温が一定に保たれる恒温動物でない限りは外界の温度の影響を受け,拡散速度が変化するだろう。そのため,細胞内にある物質の拡散速度が一定になるよう何らかの仕組みがあると考えられてきた。12月10日号のCell誌にこのViscoadaptation(粘度適応)のメカニズムについて報告されているので,研究の周辺を含めて紹介したい(1)。生命現象と物理学との接点にある発見はいつもワクワクする。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
原核生物よりも大きなゲノムを持ったウイルスが発見されて15年。ミミウイルスと名づけられた巨大ウイルスは,従来のウイルスの定義に当てはまらない複雑な仕組みを持っている。今回は,この分野を牽引するフランス・エクスマルセイユ大学のディディエ・ラウール教授らの研究を中心に巨大ウイルスの姿を整理し,生きものとの関係を考えてみたい。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎