教科書の単元から資料を探すページです。
【物理アイデアカード】 速度と加速度・教育情報・生徒実験・力と運動・落下運動・運動・音・その他・相対速度・身近な話題・科学とパズル・演示実験。(1)視聴覚施設が整っていれば,写真撮影のように現像焼き付けがいらず,簡単にその場でストロボ画像を見せることができる。(2)超音波センサーで刻々の変位を測定することによって,速度や加速度を簡単に調べることができる。また,コンピューターを利用すると即座にグラフ化できるので単振動などの運動分析に適していると考えられる。(3)電車では後部運転席にスピード・メータのついているものがある。それを実測することにより,v-tグラフを書き,発進,停車時の加速度など電車の運動を調べることができるまたいろいろな交通機関の運動を調べてみる。(4)速度計算をしないでv-tグラフが描け,速さの意味の理解につながる。(5)針金で作った斜面を転がる滑車の運動から,等加速度直線運動の関係式が成り立つことを確かめる。ダイナミックかつ歴史的な実験なので興味深い。(6)天気の良い日には,時には屋外でダイナミックに実験を行うのも楽しい。実際に行われている例のなかで,ストップウォッチを使うものを挙げてみた。(7)行きと帰りの時間差・・・成田からホノルルまで,ジェット機で飛ぶと6時間20分ほどかかる。だが,逆向きに飛ぶときは8時間50分かかる。(時差のことは考えに入れない。)なぜ,こんなに違いがでるのか?(8)日本からハワイまで,行きは6時間20分,帰りは8時間50分(同じ距離なのに,こんなに時間の差が)。(8)気球に乗っている人は,いつも無風(地上では強風でも,気球は無風)(9)なぞなぞ1~2(10)鉛直に落ちる雨を電車から見るとどう見えるか。OHPを利用して分かりやす再現する。広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会 物理班作成「理科アイデアカード・物理編第Ⅲ集」より。
広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会
「2012年度用高校理科教師用指導資料付属のDVD-ROM 動画サンプル集」より。辛み成分が体の動作に与える影響を通して交感神経のはたらきを調べる動画です。
東京書籍(株) 理科編集部
エアトラック(滑走台)は,滑走体と空気を噴き出す小穴が空いた直線状の台で構成されています。滑走体は,台との間にできた薄い空気の膜に乗って少ない抵抗で運動するため,傾斜させた滑走台上に滑走体を置いて静かに放すと,摩擦力の影響を受けることなく等加速度速直線運動を始めます。
東京書籍(株) 理科編集部
エアトラック(滑走台)は,滑走体と空気を噴き出す小穴が空いた直線状の台で構成されています。滑走体は,台との間にできた薄い空気の膜に乗って少ない抵抗で運動するため,傾斜させた滑走台上に滑走体を置いて運動させると,摩擦力の影響を受けることなく等加速度速直線運動をします。この映像は,斜面上方に初速度を与えたときの運動のようすを撮影したものです。
東京書籍(株) 理科編集部
アトウッドが考案した実験で,定滑車とおもりを使った簡単な装置で重力加速度の大きさを測定する実験の映像です。「アトウッドの実験装置」というと,単に2つのおもりが定滑車を介してつるされている装置をイメージしがちですが,原理的には映像のように,等加速度運動と等速度運動を組み合わせて,簡単な計測によって重力加速度を求られるようにした巧みな手法が取られています。
東京書籍(株) 理科編集部
物体を鉛直投射運動(鉛直投げ上げ)させると最高点では速度が0になります。したがって,最高点に達した後の運動は自由落下と全く同じ運動をします。
東京書籍(株) 理科編集部
映像は,慣性で運動している運搬台車上に乗っている人が,スポンジ球を真上に発射させたようすです。水平方向に等速度運動している球に,鉛直方向にも速度を与えると,水平方向の等速度運動と鉛直投射とが合成された運動,つまり斜方投射運動と同じ運動が起こります。
東京書籍(株) 理科編集部
映像は,物体を水平投射すると同時に,もう1つの物体を自由落下させたときのようすを撮影したものです。一定の時間が経過するごとの物体の位置をストロボ写真風に加工しているので,水平投射された物体の鉛直方向の運動が,自由落下と同じであることを映像で確認できます。
東京書籍(株) 理科編集部
映像は,斜方投射された物体が放物線を描いて運動するようすを撮影したものです。一定の時間が経過するごとの物体の位置をストロボ写真風に加工しているので,斜方投射された物体の水平方向の運動が等速直線運動であること,鉛直方向の運動が鉛直投げ上げと同様の運動であることがわかります。
東京書籍(株) 理科編集部
標的を目がけて球を打ち出すと同時に標的が自由落下をするとき,果たして球は標的に命中するでしょうか?初速度が異なるため,2つの球は全く違う軌跡を描いて運動しますが,加速度は両者に共通ですから,2つの球を線分で結ぶと,線分は常に初速度に対して平行です。映像では,一方の球からに対するもう一方の球の運動が,等速直線運動になることを確認するための実験映像です。2つの球は,初速度が違っても必ず衝突するということも確認できます。
東京書籍(株) 理科編集部
【物理アイデアカード】 落下運動・生徒実験・運動・音・その他・演示実験。(1)普通教室で,座ったまま,簡単に行える。自由落下の興味づけに利用できる。(2)次の工夫によって,ほとんどの生徒が g =9.75~9.80〔m/s2〕の値を出している。(3)天気の良い日には,時には屋外でダイナミックに実験を行うのも楽しい。実際に行われている例のなかで,ストップウォッチを使うものを挙げてみた。(4)自由落下における,落下時間と時間の関係を確かめる。(5)投げ上げ,水平投射,斜方投射が,等速直線運動と自由落下の組み合わせから成り立っているということを,分かりやすく演示する。(6)身近な材料で簡単に作れる。定量的な実験ができる。(7)斜面上に放物運動の軌跡を美しく描ける。また,ゆっくりとした放物運動を観察できる。このことから,斜面で放物運動が再現できるのは何故かを考え,落下運動の特徴を理解する。(8)斜面を利用することにより,ゆっくりとした運動が観察できる。また,空中衝突に比べて命中精度が高い。(9)教室の前から狙って,教室の後ろの天井からつるした標的を当てるというダイナミックな実験によって,生徒に感動を与えながら,落下の法則を学習する。広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会 物理班作成「理科アイデアカード・物理編第Ⅲ集」より。
広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会
エアトラック(滑走台)は,滑走体と空気を噴き出す小穴が空いた直線状の台で構成されています。滑走体は,台との間にできた薄い空気の膜に乗って少ない抵抗で運動するため,水平に置いた台上に滑走体を置いて初速度を与えると等速速直線運動をします。
東京書籍(株) 理科編集部
机の上でドライアイスを滑らすと,ドライアイスと机の間にはほとんど摩擦力がはたらかないため,等速直線運動をすることがわかります。
東京書籍(株) 理科編集部
映像は,物体が自由落下するようすを撮影したもので,一定の時間が経過するごとの物体の位置をストロボ写真風に加工しています。ガリレオ・ガリレイが見出したとされる落体の法則の検証をしてみましょう。
東京書籍(株) 理科編集部
アルミニウムカップを空気中で落下させたときのようすを示しました。①1枚のとき②2枚を重ねたとき③3枚を重ねたとき④1枚を丸めたものと2枚重ねたものの比較
東京書籍(株) 理科編集部
【物理アイデアカード】 力と運動・教育情報・道具の工夫・工作・その他・教育情報。(1)砂の代わりに油粘土を用いて,丈夫で使いやすい砂袋をつくる。また,落下させても金属の分銅のように床を傷める心配がない。(2)リード線をつくるとき,みの虫クリップ,矢形チップなどを容易に固定してハンダ付けができる。(3)バナナ・チップ,ミノムシなどあらゆる型のリード線をかけることができる。広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会 物理班作成「理科アイデアカード・物理編第Ⅲ集」より。
広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会
2年生から履修の始まる物理の内容「運動と表し方」の中の「速度・加速度」は,数学Ⅱの最終章で履修する微分と積分,数学Ⅲの第2章で履修する微分,数学Bの第2章で履修するベクトルと内容が重複する。先にこれらの数学的内容を学習していれば理解しやすいだろうが,先に物理で履修するようになるためその内容の理解に苦しんでいる生徒がいる。本稿では,物理の最初で扱う「物体の運動」について数学的な解説(数学の教科書の記述に準じた)を試み,物理と数学の理解の相乗効果を計る考察をしたい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立高森高等学校教諭 西元教善
拙稿『物理と数学⑴~理解の相乗効果をねらって~』では物理の最初で扱う「物体の運動」について数学的な解説(数学の教科書の記述に準じた)を試み,物理と数学の理解の相乗効果を図る考察を行った。 本稿では,物理の大学入試問題を数学の問題として解答し,理解の相乗効果を狙いたい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立高森高等学校教諭 西元教善
「物理Ⅰ 5分間テスト」物理 Ⅰ教科書(平成19[2007]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。
東京書籍(株) 理科編集部
「物理Ⅰ 5分間テスト」物理 Ⅰ教科書(平成19[2007]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。
東京書籍(株) 理科編集部
「物理Ⅰ 5分間テスト」物理 Ⅰ教科書(平成19[2007]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。
東京書籍(株) 理科編集部
「新編物理Ⅰ 5分間テスト」新編物理 Ⅰ教科書(平成15[2003]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。
東京書籍(株) 理科編集部
「新編物理Ⅰ 5分間テスト」新編物理 Ⅰ教科書(平成15[2003]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。
東京書籍(株) 理科編集部
「新編物理Ⅰ 5分間テスト」新編物理 Ⅰ教科書(平成15[2003]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。
東京書籍(株) 理科編集部
「新編物理Ⅰ 5分間テスト」新編物理 Ⅰ教科書(平成15[2003]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。
東京書籍(株) 理科編集部
「新編物理Ⅰ 5分間テスト」新編物理 Ⅰ教科書(平成15[2003]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できます。
東京書籍(株) 理科編集部
「物理 I Aミニテスト」物理IA教科書(平成11[1999]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの10分程度を,前の時間の復習として利用できます。[キーワード]相対速度
東京書籍(株) 理科編集部
「物理 I Aミニテスト」物理IA教科書(平成11[1999]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの10分程度を,前の時間の復習として利用できます。[キーワード]メートル毎秒 ・平均加速度
東京書籍(株) 理科編集部
「物理 I Aミニテスト」物理IA教科書(平成11[1999]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの10分程度を,前の時間の復習として利用できます。[キーワード]等加速度運動・等速直線運動
東京書籍(株) 理科編集部
「物理 I Aミニテスト」物理IA教科書(平成11[1999]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの10分程度を,前の時間の復習として利用できます。[キーワード]等速直線運動・静止・等加速度運動
東京書籍(株) 理科編集部
「物理 I Aミニテスト」物理IA教科書(平成11[1999]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの10分程度を,前の時間の復習として利用できます。[キーワード]重力加速度・空気の抵抗
東京書籍(株) 理科編集部
「物理 I Aミニテスト」物理IA教科書(平成11[1999]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの10分程度を,前の時間の復習として利用できます。[キーワード]重力・放物線・水平投射・自由落下・等速直線運動
東京書籍(株) 理科編集部
「物理 I Aミニテスト」物理IA教科書(平成11[1999]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの10分程度を,前の時間の復習として利用できます。[キーワード]自由落下・等速度運動
東京書籍(株) 理科編集部
「物理 I Aミニテスト」物理IA教科書(平成11[1999]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの10分程度を,前の時間の復習として利用できます。[キーワード]秒速・時速
東京書籍(株) 理科編集部
「物理 I Aミニテスト」物理IA教科書(平成11[1999]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの10分程度を,前の時間の復習として利用できます。[キーワード]グラフ・車の移動距離・時間の関係
東京書籍(株) 理科編集部
「物理 I Aミニテスト」物理IA教科書(平成11[1999]年度版)に準拠より。A4判横,1ページで,左半分テスト,右半分に解答の構成になっています。授業の始めの10分程度を,前の時間の復習として利用できます。[キーワード]速さ・距離
東京書籍(株) 理科編集部
「物理基礎 授業プリント 2020年度版」(2021年2月)より。扱う単元:●物体の運動(2),・加速度 ,・等加速度直線運動,・投射運動,● いろいろな力, ・力とはなにか,・重力,質量,重さ,・代表的なはたらく力の紹介。第2回は,加速度,等加速度直線運動,投射運動,さらに,力の導入を扱った。等加速度直線運動の演習問題などで,一般的には多くの時間を割くのだが,なにせ,全部で8時間しかないので,各公式を使う問題を1題ずつとした。
愛知県立旭陵高等学校教諭 松野聖史
このプリントでは,数学での表記方法を座標軸で行うことを自然な流れでつかめるように工夫した。後のことを考えて,符号つきで位置を答えるよう徹底。この符号というのが,ベクトル概念に結びつく準備であるからだ。後半,座標軸のとり方を紹介。プリントどおりに座標軸をとる必要はないかもしれないが,自分の経験からこのような座標軸のとり方がベストだと断言できるので,生徒たちに紹介することにした。教師用には軸をボールの下に接するようにかいであるが,場所はどこでもいいことを付け加えておく。また,指導要領にしたがって,一次元運動のみを今後扱うので,ここでそれも述べておく。最後に,速さの定義。小中学校で,“ハ・ジ・キ”とかいう受験テクニックで犯された頭を再構成するのが目的。このあと,NHK 教育の「大科学実験」の第 01 回目「音の速さを見てみよう」を見せた。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
速さの計算を元に,単位へとつなげる展開とした。速さにはいろいろな単位があるが,単位変換ができることは物理学の本質ではないので割愛。基本的に[m/s]のみを以降も使用する。そのための理由として,国際単位系について紹介。通常“MKSA”とならべるのだが,覚えやすいように入れ替えて,“MASK”とした。変身ポーズなどやって見せると,生徒に好評であった。ここあたりから,用語をきちんと説明できるようにすることも意識した(言語活動の充実につながる展開)。具体的には,「速さとは?」ときかれたら,「単位時間あたりに進む距離」と答えられるようにすること。生徒には復唱させ,5回ほど英語の時間みたいな展開とした。後半,有効数字の説明。かなりごまかしているが,まぁ,これでいいだろうという妥協の範囲内での紹介となっているのでお叱りを受けそうだが。またここで,桁数の見分け方は,右から数字を数えるように指導している。小数の有効数字の見つけ方に悩まないからである。“≒”の記号は日本しか使わないので,“≅”をお勧めする。最後に,文字式での表記。ここらあたりから,高校らしくなってくる。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
ここからは,ベクトルの概念が登場する。いろいろ考えたのだが,数学でベクトルを学んでいないし,一次元運動なら,文字の上に矢印を書くような表記は必要ないのでは? と思って,そのようなベクトル表記は避けた。そのかわり,ベクトル表記は符号に担ってもらい,“+”も“-”も略さないでかくように指導した。後半,速度の合成(動いているものに乗った場合)と,相対速度(視点の移動を伴う速度表記)も扱った。ベクトルが符号付数字であるから,合成はさほど難なく受け入れられる。相対速度は,Bから見たAという場合の一般的な求め方の式に符号付きで代入して求めよと指導。絵にかけないので,そのほうが機械的に答えが出るのでお勧めである。結果の意味は後から考えるようにさせたい。また,“vA←B”という教科書とは違う表記であるが,いかにも“Bから目線がAを見ている”という感じがするので,僕はお気に入りで採用している。このあと,NHK 教育の「大科学実験」の第 05 回目「高速で止まるボール!?」を見せた。けっこう,生徒は集中してみていたと思う。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
プリント01~04までの内容確認用のプリント。特に,1の用語等の説明ができるようにすることを強調。考査前の勉強用としても利用してもらいという願いを持って,配布のみをした。どれだけの生徒が取り組んでくれたかはわからない。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
いよいよこのプリントから高校の物理がはじまるぞ,という意気込みで取り組ませるのがいい。まずは,“速度”のおさらいをする。実は,定義をしっかりと日本語で書くのはここがはじめてとなる。定義式は“速さ”のものと同じなのだが,向きを考える(符号付きで値を代入する)ことで,同じ式が“速度の定義式”となること,および,“単位時間あたりの位置の変化”という表現を印象に残してから,“加速度”の話へと入るような展開をした。“加速度の定義”や“加速度の定義式”は,たいへん“速度”とよく似ていることを示すために,板書では並べてかくと効果的だと思われる。また,生徒たちにとっては,加速度の[m/s2]という単位は大変なじめないらしく,納得してもらうために次元解析風の“単位の計算”を入れた。例題では,軸のとり方の復習をかねて生徒に軸の正をかかせ,加速度を2重矢印で軸の正の向きを正としてかき込むように徹底する。矢印の形を変えることがわかりやすい図の作成につながると考えるからだ。この例題ではあえて負の加速度になるようにしたのは,その後の説明にあるように,「加速度の向きは見た目では判別できない」ということを強調したかったから。問題の(2)では斜面を扱うが,一次元運動なら同じ考え方であることを理解させたかったからである。2題とも生徒に自分で絵をかく時間を与え,自分で絵をかくクセをつけることが大切だとひたすら主張した。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
いろいろ考えた挙句,運動のグラフ表記についてはここで扱うことに落ち着いた。しかも,“v-tグラフ”のみと限定した。進学校物理選択者対象では,“a-tグラフ”や“x-tグラフ”も当然一緒に扱うのだが,本質は“v-tグラフ”にあると考え,ひとつに絞ったのであるがいかがか。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
ここでは,いきなり“等加速度直線運動の三公式”を紹介するという展開方法をとった。v-tグラフから導出したりする方法も一般的だろうが,天下り式で紹介した。生徒たちにとっては,この三公式を覚えるのがなかなか大変であるらしく,嫌がるのだが,覚えてもらわなくては問題演習へ進めないので覚えさせるためにいろいろ作戦を練った。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
公式を「書いて覚える」ためのプリント。プリント07とプリント08の間に1時間かけて取り組んだ(取り組ませた)プリントである。このプリントの目的としては,ここまでに登場した定義式,公式などの復習,暗記を助け,確実に覚えてもらうことである。方法は,口に出して手を動かす,まさに勉強の仕方を教えるような1時間。ただ,1時間書いた(書かせた)後には,ヘロヘロになった。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
“等加速度直線運動の三公式”の問題演習のプリントである。とにかく色々なパターンの問題になるように問題を選択し,数値計算も厄介にならないように工夫した1枚である。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
プリント05~08までの内容確認用のプリント。用語等の説明ができるようにすることを強調。考査前の勉強用としても利用してもらいという願いを持って項目を羅列してある。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
物体を落下させる場合も,所詮“等加速度直線運動の三公式”の問題演習に過ぎないということを最終的にわかってもらうような展開とした。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
物体を落下させる場合と同様,鉛直投げ下ろし運動も,鉛直投げ上げ運動も,所詮“等加速度直線運動の三公式”の問題演習に過ぎないということをはじめから強調。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
本来,プリント10のあとに問題演習として扱いたくて昨年度作った問題プリントなのだが,授業時間の関係と,生徒の学力の関係で断念したものである。なので,プリント10bと中途半端な番号にして公開させていただく。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
プリント09~10(10b)までの内容確認用のプリント。用語等の説明では,理解しておかねばならない項目を羅列した。
愛知県立瀬戸窯業高等学校教諭 松野聖史
「物理基礎 授業プリント 2020年度版」(2021年2月)より。扱う単元:物体の運動(1),・オリエンテーション,・基本単位系や有効数字等の準備事項,・速さと速度。第1回は,物理学に興味をもってもらうために,オリエンテーションとして,物理学の魅力をまず伝えた。世界共通語であることと,数式の上でのタイムマシンであることを伝えることで,目を輝かせて興味をもった生徒さんも多くいた。準備では,まずは単位の話から。MKSA単位は,僕は以前から並び替えて,MASKとし「ブツーリ戦隊マスクマン(←松野造語)」として紹介しているが,この紹介方法はかなり印象に残るようで,本校の生徒さんも例外ではなかったようだ。時速から秒速の変換を,一発で変換できる「サムワール変換(松野造語)」も好評だった。有効数字については,今後も必要な知識になるため,問題も用意して,様々なケースを扱った。
愛知県立旭陵高等学校教諭 松野聖史