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『大学受験を意識した「新選日本史B」活用例』と題して、「新選日本史B」教科書を使用した授業事例の連載を始める機会に恵まれました。その第1回は、こうした取り組みを始めたきっかけになったある出来事を、その折に感じた自分自身の反省を込めて紹介することにします。
埼玉県秋草学園高等学校 関秀雄
センター試験が終了すると、その設問を授業で取り上げ、いくつかを例示しながら、センター試験に臨む際の参考にさせることが多くなります。2013年「日本史B」センター試験の全てを分析しましたが、その中から、いくつかの設問についての指導実践例を紹介します。 センター試験「日本史B」問題の全てを分析した結果の感想は、本校で使用している教科書「新選日本史B」と、教科書から導き出されることに取り組む授業を合わせた「教科書+授業」により、90点以上は狙えるのではないかということを感じました。
秋草学園高等学校 関秀雄
授業で使用している教科書「新選日本史B」と実際の授業内容が,「センター試験日本史B」にどのように関連しているかについての研究分析を,ここ数年継続してきました。その動機は「新選日本史B」を使用している者として,その良さを実感してきたことにあります。しかし,その良さを感じたと言っても,それが個人的なものに過ぎないものか,客観的な事実を反映してのことなのかについては,それを証明しなければ,あくまで個人的印象に過ぎません。そこで,2013年に「センター入試日本史B」を取り上げて,「新選日本史B」との照合分析を試みたのが最初でした。
多摩大学講師 関秀雄
ニューサポート高校「社会」vol.27(2017年春号)より。出題数,配点は昨年度と同じ。史料を用いた問題(3題)と地図を用いた問題(1題)は昨年より減少したが,写真・図版を用いた問題(4題)と統計表を用いた問題(1題)が増加した。
お茶の水女子大学附属高等学校 玉谷直子
ニューサポート高校「社会」vol.29(2018年春号)より。出題数は例年通りで,大問が6,小問は 36 問。 原始・縄文時代に関する設問は見られず,現代 史は 1960 年代までが出題された。昨年文化史の 出題はやや減ったが,今年は例年並みである。 各分野から万遍なく出題されている。
女子学院中学校・高等学校 金井聖子
「ニューサポート高校「社会」vol.33(2020年春号)特集:センター試験分析・共通テストへの展望」より。大問・小問数,配点の変更はなく,出題範囲も各時代・分野にわたる例年通りの内容であった。昨年出題のなかった写真や図版を活用した問題も復活したが,表・グラフの活用問題は見られなかった。過去問演習を積めば確実に得点できる取り組みやすい問題だった。
國學院大學栃木中学・高等学校 北川嘉則
ニューサポート高校「社会」vol.35(2021年春号)より。初の大学入学共通テストであったが,大問構成や難易度に大きな変化はなかった。しかし,出題形式は思考力・判断力を問うものに大きく舵が切られ,各大問で多様な資史料が扱われた。いずれの大問でもテーマ設定が明確化され,学習活動の場面設定が意識されている。出題形式については,正文選択問題が大幅に減少し,関連事項の組み合わせ問題が倍増した。また,小問数が32題に減少し,それに伴って4点配点の設問が生じたことにも注意が必要だ。
宮城県仙台第一高等学校 千葉 博幸
ニューサポート高校「社会」vol.37(2022年春号)より。共通テスト 2 年目となる今年は、数学の平均点が大幅に下がり受験生に衝撃を与えたが、日本史Bも昨年に比べて10点以上平均点を下げ(52.81 点)、センター試験時代も含めて過去最低点となった。長いリード文(会話文)や数多くの史資料の丁寧な読解を前提とした設問が増えたことも、難化の一因と考えられる。
東京都立調布北高等学校 鳥羽顕司
ニューサポート高校「社会」vol.22(2014年秋号)より。教科書の全頁カラー化,美術作品の利用,拓けてきた可能性について述べる。
東京大学史料編纂所助教 藤原重雄
ニューサポート高校「社会」vol.39(2023年春号)特集:大学入学共通テスト分析、より。分野別では、共通テストの2年間で出題の多かった社会・経済史の割合はやや減少したが、政治史を中心に経済史・外交史・文化史と幅広く出題された。さらに分野横断的な設問も多く総合的な理解が求められた。
栄光学園中学校・高等学校 川越順
教科書「新選日本史B」と実際の授業内容が,「センター試験日本史B」にどのように関連しているかについての分析研究を,ここ数年継続してきました。その結論としては,教科書としての「新選日本史B」の内容は,「センター試験日本史B」で高得点が期待できるものであるというものでした。この教科書は教師が教室で生徒に授業を展開する際には,現場での教師の工夫を導き促すようにした編集の試みを感じて,ある意味控えめな要素を感じますが,それはこの教科書を使用して「日本史」を生徒に伝えようとする教師を尊重しようということが,そこにあるのではと思考しています。
多摩大学客員教授 関秀雄
筆者は2013年以降、東京書籍「新選日本史B」と「センター試験日本史B」の関連を分析してきた結果として、「新選日本史B」の内容だけで十分高得点を取れることを証明してきました。本稿では、2022年「共通テスト日本史B」と「新選日本史B」の関連を詳細に分析します。
多摩大学客員教授 関秀雄
筆者は2013年以降、東京書籍「新選日本史B」と「センター試験日本史B」の関連を分析してきた結果として、「新選日本史B」の内容だけで十分高得点を取れることを証明してきました。では、2021年1月に初めて実施された大学入学共通テストではどうだったか。本稿では、2021年「共通テスト日本史B」との関連を詳細に分析します。
多摩大学客員教授 関秀雄
筆者は2013年以降、東京書籍「新選日本史B」と「センター試験日本史B」の関連を分析してきました。本稿は、2020年「センター試験日本史B」の詳細な分析結果です。本分析が「新選日本史B」への信頼を高め、「新選日本史B」を使う授業の参考となれば幸いです。また生徒の皆さんが、2021年から始まる「大学入学共通テスト」でも「新選日本史B」で万全の対策をとり、自信を持って挑戦することを願ってやみません。
多摩大学客員教授 関秀雄
教科書「新選日本史B」と実際の授業内容が、「センター試験日本史B」にどのように関連しているかについての分析研究を、高校で「日本史」を担当していた2013年から継続してきました。この分析研究が「新選日本史B」教科書への信頼を増し、高校現場で「新選日本史B」教科書を使って授業する際への参考になり、生徒のみなさんが「新選日本史B」教科書を使って授業を受け「日本史B」の実力を高めることへ自信を持って臨むことに役立てれば幸いです。
多摩大学客員教授 関秀雄
教科書「新選日本史B」と実際の授業内容が、「センター試験日本史B」にどのように関連しているかについての分析研究を、実際に高校の教室で日本史を担当している教師の時から、ここ数年継続してきました。どの教科書にしろ、その教科書で学習する生徒の実力を養うことができるかどうかを秘めているかを確かめるのは、その教科書を使う側に立った時に必要な事だと感じています。さらに、その教科書が網羅的でもなく百科事典的でもなく、教室で生徒に日本史を伝える教師の工夫を促すように編集されているかも大切な要素だと感じています。そうした考えに立って、「センター試験日本史B」を材料にした分析研究をしてきました。
多摩大学客員教授 関秀雄
ニューサポート高校「社会」vol.41(2024年春号)「特集:大学入学共通テスト分析」より。大問数や問題数は昨年と同様だったが、受験生にとって難易度は昨年よりも上がったと思われる。その原因の一つは受験生の学習がおろそかになりがちな文化史の知識が求められる問題が昨年度は 2 問程度だったところから 8 問程度と大きく増加したこと。そしてセンター試験から共通テストになって増加した「史料から正確に情報を取得し、日本史の知識を踏まえてそれを解釈して正答を選ぶ問題(いわゆる歴史的思考力を問う問題)」が、数は 11~12 問程度とほとんど変わらなかったものの、史料読み取りの難度(解釈ではなく情報取得のレベル)が上がったことで正答を選びにくくなったことによる。
札幌第一高等学校 秋野遼太郎
ニューサポート高校「社会」vol.31(2019年春号より。新学習指導要領の公示,大学入学共通テストに向けた第 2 回試行調査(プレテスト)を受けて実施された,平成最後のセンター試験であった。 大問数(6 題),小問数(36 題)とも昨年と同じで,大問ごとの配点,設問パターン,難易度もほぼ例年並みであった。
東京都立日野高等学校 武藤正人
ニューサポート高校「社会」vol.36(2021年秋号)より。新教育課程の全面実施を目前にし、高校歴史学習の「変わること」がますます注目されている。各種新設科目、「アクティブ・ラーニング」「カリキュラム・マネジメント」「コンテンツ・ベースからコンピテンシー・ベースへ」といった用語や概念など、まるで新課程がはじまったとたんに教室の風景が一変するような印象さえ受ける。しかし、新学習指導要領(新課程)は現行学習指導要領(現行課程)の「改訂」であり、引き継がれている点も多い。新課程、新科目に向き合う前に、現行課程までの歴史学習を振り返り、「不易」の部分を確認することも必要ではないだろうか。そこで本稿では、筆者による最近の日本史 B 実践を振り返りながら、歴史学習で「変わらないこと」に着目し、新課程、新科目への向き合い方について、課題(懸念)も含めて考察した。
東京都立立川高等学校教諭 武藤正人
ニューサポート高校「社会」vol.28(2017年秋号)より。次期学習指導要領の改訂により,高等学校の地理歴史科・公民科が大きく変更されようとしており,諸資料を活用した学習の充実が求められている。当館としても所蔵する歴史公文書等を効果的に利用に供していく方途について模索していく必要を感じている。本稿では特に「日本史探究」にしぼって筆者の私見を述べたい。
国立公文書館統括公文書専門官室 上席公文書専門官 梅原康嗣
ニューサポート高校「社会」vol.31(2019年春号より。歴史学習における資料の活用や問いの設定は,歴史研究の基礎といえるものである。とはいえ,資料を読んで正確に理解すること,ましてやそれをもとに問いを立てることは簡単ではない。もちろん,教員がサポートするわけだが, 当然ながら問いの設定はできるかぎり生徒が自分自身の力で行えることが望ましい。
聖心女子大学教授・「新選日本史B」編集委員 土田宏成
ニューサポート高校「社会」vol.30(2018年秋号)より。新しい指導要領が発表されました。各処で新 課程への準備が始まっていることでしょう。新 指導要領では,「主体的な学び」や「探究」が 歴史教育のキーワードとなっています。「歴史 的思考力」という言葉もよく耳にします。
北海道大学大学院文学研究科准教授 橋本雄
ニューサポート高校「社会」vol.37(2022年春号)より。2022(令和4)年となり、新学習指導要領(平成30年告示)の全面実施を迎えた。各学校がカリキュラム・マネジメントの視点で教育課程を編成し、実施することになる。学校現場は、引き続き新型コロナウイルス感染症の対応をしつつ、状況に合わせてオンライン授業や対面授業等を組み合わせて実施しているところである。
東京都立武蔵高等学校・附属中学校教諭 峰岸久枝
ニューサポート高校「社会」vol.35(2021年春号)より。昨年(2020年)10月18日に,歴史総合と入試科目の組み合わせ(案)が報道された。この結果,歴史総合を各探究科目の中に内容的に組み入れた,5単位(標準単位設置の場合)通史「講義」では受験対策上無理なことがはっきりした。歴史総合と各探究科目は,目的とする内容と方法論が異なるから違う科目なのであって,同じ近現代史を扱うにしても,扱う視点が異なってこなければならない。つまり「近現代史は先に歴史総合でやるから世界史探究は前近代史(18世紀くらいまで?)」というやり方はできないと思われる。このことを分析するためにも,本年度(2021年1月)から行われる令和3~令和6年度までの4年分の大学入学共通テスト「世界史B・世界史A・日本史B・日本史A」の本試験・追試験問題分析が欠かせないⅰ。この4年分の本試験と追試験の問題を分析して,予備校などの模擬試験は作成され,さらに言うまでもなく,受験の前に新科目の学習が始まるからである。
北海道有朋高等学校[通信制]教諭 吉嶺 茂樹
ニューサポート高校「社会」vol.36(2021年秋号)より。今次学習指導要領で導入された新科目、「日本史探究」「世界史探究」では、「資料」の活用が重視されていることは周知のことに属しよう。そこで言われる「資料」とは、たとえば「日本史探究」の、学習指導要領「内容の取扱い」で、「日記、書簡、自伝、公文書、新聞、統計、写真、地図、映像や音声、生活用品の変遷などの資料」と記されている。つまり、ここで活用されるべき「資料」は、歴史と同時代に作成された文献や遺物を指していると一応は理解できる。ただし、これに続いて、「それらを基に作成された資料」という文言があり、その範囲はあいまいである。
慶應義塾大学教授 松沢裕作
ニューサポート高校「社会」vol.40(2023年秋号)より。2022年4月に実施となった学習指導要領では、地歴科の科目が一新され、高等学校における歴史教育は大きく変化している。「日本史探究」は、「歴史総合」「世界史探究」と比べると、変化は小さいと捉えられている。しかし、元始・古代から順に学習しなくてはならなくなったこと、各時代の冒頭で「時代を通観する問いを立て」、各時代の歴史資料の特徴を学びつつ。「時代を通観する問いに対する仮説を立てる」活動を取り入れることは大きな変化であろう。
お茶の水女子大学附属高等学校教諭 玉谷直子
本研究では、「主体的・対話的で深い学び」を実現するべく、いわゆるアクティブ・ラーニング(以後、ALと称する)型授業を展開しながら、より“深い学び”を追求する授業を提示する。
大阪高等学校 池田靖章
ニューサポート高校「社会」vol.31(2019年春号より。新学習指導要領の告示に伴い,新科目「歴史総合」の内容が公表されてから1 年が経過した。筆者を含め高校教員をはじめとした教育関係者は,昨夏に出された解説も読み込み,来るべき2022 年から始まる「歴史総合」の内容, 教育方法を理解し,授業構想を思案し始めている状況ではないだろうか。
東京学芸大学附属高等学校教諭 加藤将
ニューサポート高校「社会」vol.32(2019年秋号)より。指導と評価の一体化」の重要性が指摘されて久しい。本稿もこの立場に基づき,評価活動は独立せず,教育・学習活動のための評価というスタンスを取る。従って,まずは,新学習指導要領で新たに強調されるようになった歴史教育の特質を提示し,それを踏まえて評価のあり方を検討したい。
広島大学大学院准教授 川口広美
「ニューサポート高校「社会」vol.33(2020年春号)特集:センター試験分析・共通テストへの展望」より。筆者は令和元年9月13日~15日に新潟で開催された日本社会科教育学会第69回全国研究大会において,「資料の読み解きによる多面的・多角的な考察を行う学習」というテーマで公開授業と課題研究発表を行った。念頭にあったのは新学習指導要領の「世界史探究」である。また,新科目「歴史総合」を意識した実践や,新学習指導要領でますます重視される資料活用に取り組んだ実践も,少しずつ積み重ねている。本稿ではこれまで筆者が取り組んできたものを,一部紹介したい。
新潟県立新潟高等学校教諭 鈴木健一
「ニューサポート高校「社会」vol.34(2020年秋号)特集:感染症」より。新型コロナウイルスの拡散防止のため,2020年の春はほぼ全国的に臨時休校の措置がとられた。長いところでは 3 月から 5 月まで 3 か月以上授業が行われず,生徒の学びの場を確保するために,先生方も悩み苦労されたことと推察する。拙稿では,第二波・第三波のウイルス感染も含めた緊急時に対応すべく,将来的な歴史授業について僭越ながら整理したい。
東北学院榴ケ岡高等学校教諭 多々良穣
歴史を応用させる授業をするにはどのような方法を取れば良いのでしょうか。ここでは、解決法の生成を促す目的で歴史を応用させることに焦点を当て、筆者の研究成果をもとに簡単に授業で使える方法を紹介したいと思います。
東京大学大学院情報学環特任助教 池尻良平
ニューサポート高校「社会」vol.32(2019年秋号)より。「歴史総合」の開始を3年後に控えた今年度から,本校では高1の「世界史A」を世界史2人,日本史2人の教員で受け持ち,新科目についての研究と実践を進めている。稿では,「歴史総合」の大項目「B 近代化と私たち」より,「(3)国民国家と明治維新」に関する実践を紹介したい。
市川中学校・高等学校教諭 太田竜一
本校での、歴史総合の実践例と、教師の働き方に関する可能性をご紹介したい。
兵庫県立播磨南高等学校 妙見健太郎
歴史学研究と歴史教育を接続することは、私にとって、また、歴史担当教員諸氏にとって、重要な課題であると発言し続けてきました。ある先生が次のような発言をされました。「歴史というのは3つある。最先端の研究、学会の常識、高校以下の中等教育の歴史、つまり、教科書だ。」 確かに、それぞれが異なった歴史認識を提示し、特に前二者と教科書レベルの歴史は、乖離が大きく、両者の乖離は、ますます開いているのかも知れません。教科書が新しい研究を摂取しにくい原因はさまざまありますが、小稿では、こうした3つの歴史の中で、私たち高校教員の立ち位置、ないしは、私たち高校教員の学びとは何なのか、改めて整理してみたいと思います。
京都学園高等学校 齋藤忠和
ニューサポート高校「社会」vol.26(2016年秋号)より。2015年8月の「論点整理」をふまえて2016年7月まで審議が行われた中教審教育課程部会の「社会・地理歴史・公民ワーキンググループ」および「高等学校の地歴・公民科科目の在り方に関する特別チーム」において、高校の新課程(地理歴史科・公民科)の新科目案が示された。それについて解説する。
東京書籍(株) 社会編集部
本データは,最新の地図情報のもとに、高画質・高品質で作成しています。教材プリント作成やワークシート作成などで,自由に加工・編集してご利用いただけます。最新「世界と日本の白地図」は,(1)<世界全図>編,(2)<世界:大陸,州規模>編,(3)<世界:国規模>編,(4)<日本:周辺,地方別>編,(5)<日本:都道府県>編の5編で構成され,全256図あります。(2021年11月版)
東京書籍(株) 社会編集部
「教育情報誌『NEW Shakalka』第3号の発刊に寄せて」 高校の新教育課程の実施まで、残すところ1年余りとなりました。年明け早々に第1回となる大学入学共通テストの実施が予定されておりますが、つい先日には、新課程における同テストの教科・科目の検討案も報じられたところです。 また現在はコロナ禍によって生活のあらゆる場面で新たなスタイルが求められており、学校教育は今まさに、様々な面で「歴史の転換点」を迎えていると言えます。 今号の「教えて! シャカイカ先生」でも「18歳市民力」について言及しておりますが、これからの社会を担う高校生の充実した学びのために、私どもも教科書を通して少しでも寄与していきたく存じます。
東京書籍(株) 社会編集部
「教育情報誌『NEW Shakalka』第2号の発刊に寄せて」2022年度からの新課程実施に向けた取り組みがますます本格化するはずだった今年度ですが、新型コロナウイルス感染症の影響で全国的に臨時休校の措置が取られるなど、学校現場は未曾有の事態に追い込まれています。しかし歴史を紐解けば、人類はこれまでにも幾度となく同じような苦難と向き合い、その先に現在の社会を築いてきました。山積する課題に取り組むため、地理歴史科・公民科の学習は、今後さらに重要性を増していくに違いありません。新しいʻ社会科ʼの学びを、これからの時代を担う高校生たちとどのように展開していくか。今起きている事態を見つめつつ、共に考えていければと存じます。
東京書籍(株) 社会編集部
「教育情報誌『NEW Shakalka』の発刊に寄せて」2022年度から実施される新学習指導要領下で,三つの必履修科目が新設される地理歴史科・公民科は,今まさに大きな変革に直面していると言えます。科目構成の再編だけでなく,学習と指導の方法という中身の部分においても,「主体的・ 対話的で深い学び」の実現など,大きな転換が求められます。この新しい冊子は,新課程に関する情報を「短く」「見やすく」「読みやすく」お伝えし,先生方の日々のお授業と数年先に向けたご準備に資することを目指して編集いたしました。高校生たちの数年先数十年先の人生の実りを願いつつ,これからの地理歴史科・公民科のあり方を,共に考えていければと存じます。
東京書籍(株) 社会編集部
「2014年センター試験日本史B」を、日ごろ行っている授業内容に関連させながら、新課程として使用する教科書がどのように対応しているかについて、新課程用「新選日本史B」内容と照合・分析してみました。
秋草学園高等学校教諭 関秀雄
「2015年センター試験日本史B」を、日ごろ行っている授業内容に関連させながら、教科書がどのように対応しているかについて、「新選日本史B」内容と照合・分析してみました。
秋草学園高等学校教諭 関秀雄
生徒用プリント6ページと、解答2ページで構成した授業プリントなどで利用できるワークシートです。「キーワード]高校・中学校・歴史・地理・自習プリント・日本史の重要語句・できごと・人物名・人名などの表記・ひらがな・漢字・全600項目
群馬県明和県央高等学校 石坂雅志
生徒用プリント2ページと、解答2ページで構成した授業プリントなどで利用できるワークシートです。「キーワード]高校・中学校・歴史・地理・自習プリント・日本地図
群馬県明和県央高等学校 石坂雅志
生徒用プリント1ページと解答1ページで構成。海外からの影響・日本史の中心者・人物・文化などを中心にして、原始時代から江戸時代までの歴史の大きな流れを学習する目的で年表を作成する。
群馬県明和県央高等学校 石坂雅志
歴史の転換点にある現代において,時代の転換を見通す目をいかに子どもたちにつけることができるのか。そのような歴史教育はいかにして可能になるのだろうか。以下では,そのような問題意識の下,同じく時代の転換点にあった戦前において,同じような問題意識を持っていた羽仁五郎の歴史教育論から学び直してみることにしよう。
東京大学准教授 小国喜弘