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【小説の「読み方」を指導する】初任から24年間国語教師として教壇に立ち、その後行政職や管理職となって、授業をする立場を離れることとなった。しかしこの機会に、授業をする中で気づいていながら、忙しさにかまけてそのままになっていたことを少しばかり書いてみたいと思う。
千葉県立印旛明誠高等学校 校長 浅田 勉
漱石の「こころ」について、Kの意識の深層を中心に徹底してよみ直してみました。第2回は「下・四十一」の「精神的に向上心のないものはばかだ」や、Kの人物像などをめぐって、現代日本語文法に加え、カウンセラーとしての視線から、新しい解釈を提示したいと思います。
北海道深川西高等学校 池田和彦
漱石の「こころ」について、Kの意識の深層を中心に徹底してよみ直してみました。第1回は「下・四十」の「進んでいいか退いていいか」、「四十一」の「理想と現実」などについて、現代日本語文法に加え、カウンセラーとしての視線から、新しい解釈を提示したいと思います。
北海道深川西高等学校 池田和彦
漱石の「こころ」について、Kの意識の深層を中心に徹底してよみ直してみました。第3回は「下・四十二」の「覚悟――覚悟ならないこともない」や、「下・四十三」における深夜の襖開け事件などをめぐって、現代日本語文法に加え、カウンセラーとしての視線から、新しい解釈を提示したいと思います。
北海道深川西高等学校 池田和彦
漱石の「こころ」について、Kの意識の深層を中心に徹底してよみ直してみました。第4回は「下・四十六」に見られるこの下宿の人間関係の変質や、「下・四十七」でのKの「変な顔(最も落ち着いた驚き)」などをめぐって、現代日本語文法に加え、カウンセラーとしての視線から、新しい解釈を提示したいと思います。
北海道深川西高等学校 池田和彦
漱石の「こころ」について、Kの意識の深層を中心に徹底してよみ直してみました。第5回は、自殺に至るまでのKの態度や心理、また「下・四十八」にみられるKの自殺に関しての漱石の計算と誤算などをめぐって、現代日本語文法に加え、カウンセラーとしての視線から、新しい解釈を提示したいと思います。
北海道深川西高等学校 池田和彦
漱石の「こころ」について、Kの意識の深層を中心に徹底してよみ直してみました。第6回は、「下・四十八」でのKの遺書の内容、とくに「薄志弱行でとうてい行く先の望みがない」や「もっと早く死ぬべきだのになぜ今まで生きていたのだろう」などをめぐって、現代日本語文法に加え、カウンセラーとしての視線から、新しい解釈を提示したいと思います。
北海道深川西高等学校 池田和彦
漱石の「こころ」について、Kの意識の深層を中心に徹底してよみ直してみました。第7回は、「下・五十」でのKの埋葬をめぐる問題、「下・五十一」での妻との墓参、そしてKの自殺の原因などをめぐって、現代日本語文法に加え、カウンセラーとしての視線から、新しい解釈を提示したいと思います。
北海道深川西高等学校 池田和彦
漱石の「こころ」について、Kの意識の深層を中心に徹底してよみ直してみました。第8回は、「下・四十三」の「現代人の考え」、および、従来難解とされてきた「明治の精神」(下・五十五~五十六)をめぐって、現代日本語文法に加え、カウンセラーとしての視線から、新しい解釈を提示したいと思います。
北海道深川西高等学校 池田和彦
漱石の「こころ」について、Kの意識の深層を中心に徹底してよみ直してみました。第9回は、「こころ」に続編の余地があるのかという問題をめぐって、シューベルトの未完成交響曲や、ミロのヴィーナスといった芸術作品と比較しながら、現代日本語文法に加え、カウンセラーとしての視線から、新しい解釈を提示したいと思います。
北海道深川西高等学校 池田和彦
夏目漱石の研究論文が巷に溢れる中で、私たち国語教師(高校)が授業実践する場合、参考にすべき研究論文は多々あるが、一方、「深読み」過ぎて、多様な読み取りの許容範囲を逸脱し、違和感さえ抱く論考も、また、多いことを痛感する。ここでは、現場の国語教師のために、今まで遺産として蓄積された「教材論」史をできる限り掘り起こし、これから『こころ』を実践する際の、基本的な指針となるべき豊富な実践記録(『国語研究誌』等)を体系的に整理しながらも、主題に準拠しつつ、追体験を主体とした「新『こころ』試論」をまとめてみたい。これから論究する試論は、次の三点の問題意識から発し、実践記録の新たな「統合・解析」を試みた叙述である。
北海道長沼高等学校 荒木美智雄
私は教員歴30年になりますが、その間生徒から質問されたり教員間で検討したり、また自分自身で得心がいかず考察したことが―何しろ30年もやっているので―かなりあります。専門家の間では結論が出ていても高校現場では知られておらず、また指導書にも記述されていないことが多数あります。あるいは、ここまで話さなければ授業をしたことにならない、というテーマもあります。それらを「QアンドA」形式にまとめてみました。若い先生方の指導のお役に立つことを願って紹介します。
埼玉県立浦和第一女子高等学校 滝本正史
私は教員歴30年になりますが、その間生徒から質問されたり教員間で検討したり、また自分自身で得心がいかず考察したことが―何しろ30年もやっているので―かなりあります。専門家の間では結論が出ていても高校現場では知られておらず、また指導書にも記述されていないことが多数あります。あるいは、ここまで話さなければ授業をしたことにならない、というテーマもあります。それらを「QアンドA」形式にまとめてみました。若い先生方の指導のお役に立つことを願って紹介します。
埼玉県立浦和第一女子高等学校 滝本正史
ニューサポート高校「国語」vol.14 特集:新しい教育課程を見据えた授業実践(2010年秋号)より。夏目漱石の『こころ』を授業で取り上げる際、教科書に抜粋されている以外の部分をどのように扱うかは悩みの種である。
山形県立南陽高等学校教諭 石田修
教科書(「新編現代文」・東京書籍)に掲載されている部分は,恋をめぐる二人の青年の懊悩と,Kの死までである。 Kの背景(人となり),またそこから生じたのであろう,彼の「道」に対する理解を避けて通れない。そこで,現代の高校生らしいもっと自由な発想で,かつ,教科書掲載部分を中心に,「Kの人物像」→「道」→「恋」→「死」という図式を見いだし,まずはそこに焦点をあてた柔軟な読み方の指導を試みる。そして,生徒が互いにより日常に近い,生きた感覚,言葉が表出されるよう,グループ学習および発表という手段をとることにする。
東京都桜華女学院高等学校 水口晶子
[精選現代文 発問例集]7 小説(3) こころ 夏目漱石「精選現代文 (535)」準拠、発問例集授業の中での発問の例として、またテスト問題作成されるときの問題の例としてご利用ください。「テキストダウンロード用」で、テキストデータだけを取り出すことができますので、教材作成のために、自由に加工編集してご活用ください。
東京書籍(株) 国語編集部
[新編国語II 発問例集]11 文学と人生 小説[三] こころ 夏目漱石「新編国語II (591)」準拠、発問例集授業の中での発問の例として、またテスト問題作成されるときの問題の例としてご利用ください。「テキストダウンロード用」で、テキストデータだけを取り出すことができますので、教材作成のために、自由に加工編集してご活用ください。
東京書籍(株) 国語編集部
[精選国語II 発問例集]8 小説(三) こころ 夏目漱石「精選国語II (590)」準拠、発問例集授業の中での発問の例として、またテスト問題作成されるときの問題の例としてご利用ください。「テキストダウンロード用」で、テキストデータだけを取り出すことができますので、教材作成のために、自由に加工編集してご活用ください。
東京書籍(株) 国語編集部
[国語II発問例集]8 小説(3) こころ 夏目漱石「国語II 現代文編(588)」準拠、発問例集授業の中での発問の例として、またテスト問題作成されるときの問題の例としてご利用ください。「テキストダウンロード用」で、テキストデータだけを取り出すことができますので、教材作成のために、自由に加工編集してご活用ください。
東京書籍(株) 国語編集部
学校文法をちょっと乗り越えると、そこには授業の現場で作品のよみに生かせる、興味深い事象がたくさん見つかります。それらの事象を現代文・古典のそれぞれで、どうよみに生かすのか――今回は主語・述語・補語と名詞の格について、現代文は夏目漱石「こころ」、古典は松尾芭蕉の発句(荒海や佐渡に横たふ天の川)の実践事例をご紹介します。
北海道深川西高等学校 池田和彦
『こころ』は多くの教科書で採用されている。採用されているその『こころ』の箇所は、Kが図書館で「先生」に相談を持ちかける「下 四十」前後から、Kが自殺を自室で決行した「下 四十八」までが多い。しかし、その部分だけで授業を展開したなら、漱石が書き込んだ謎は解けないし、意図も解明できない。今回から数回、『こころ』に書き込まれた謎を解きながら、漱石が『こころ』で明示した意図を読み解いていきたい。
千葉県市原望洋高等学校 石川光男
『こころ』は多くの教科書で採用されている。採用されているその『こころ』の箇所は、Kが図書館で「先生」に相談を持ちかける「下 四十」前後から、Kが自殺を自室で決行した「下 四十八」までが多い。しかし、その部分だけで授業を展開したなら、漱石が書き込んだ謎は解けないし、意図も解明できない。数回にわたり、『こころ』に書き込まれた謎を解きながら、漱石が『こころ』で明示した意図を読み解いていきたい。今回は第2回である。
千葉県市原望洋高等学校 石川光男
『こころ』は多くの教科書で採用されている。採用されているその『こころ』の箇所は、Kが図書館で「先生」に相談を持ちかける「下 四十」前後から、Kが自殺を自室で決行した「下 四十八」までが多い。しかし、その部分だけで授業を展開したなら、漱石が書き込んだ謎は解けないし、意図も解明できない。数回にわたり、『こころ』に書き込まれた謎を解きながら、漱石が『こころ』で明示した意図を読み解いていきたい。今回は第3回である。
千葉県市原望洋高等学校 石川光男
『こころ』は多くの教科書で採用されている。採用されているその『こころ』の箇所は、Kが図書館で「先生」に相談を持ちかける「下 四十」前後から、Kが自殺を自室で決行した「下 四十八」までが多い。しかし、その部分だけで授業を展開したなら、漱石が書き込んだ謎は解けないし、意図も解明できない。数回にわたり、『こころ』に書き込まれた謎を解きながら、漱石が『こころ』で明示した意図を読み解いていきたい。今回は第4回である。
千葉県市原望洋高等学校 石川光男
『こころ』は多くの教科書で採用されている。採用されているその『こころ』の箇所は、Kが図書館で「先生」に相談を持ちかける「下 四十」前後から、Kが自殺を自室で決行した「下 四十八」までが多い。しかし、その部分だけで授業を展開したなら、漱石が書き込んだ謎は解けないし、意図も解明できない。数回にわたり、『こころ』に書き込まれた謎を解きながら、漱石が『こころ』で明示した意図を読み解いていきたい。今回は第5回である。
千葉県市原望洋高等学校 石川光男
夏休み・冬休み等の長期休み明けに『こころ』を扱う時、休み前に『こころ』の必読を宿題に課すことがある。その宿題に『こころ』の読書感想文なども考えられるが、回収した後の労力を考えると、もっと簡易に、しかも休み後に始めた『こころ』の授業の進行と共に役立つ資料となるような宿題を課したいと思う。そこで、『こころ』を全部読まなければ解けない設問を「硬軟」織り交ぜて45問作ってみた。
千葉県市原望洋高等学校 石川光男
本篇は、拙論「漱石『こころ』読了確認設問(設問篇)」の私なりの【答】である。【答】の他に、その答を導き出した拠り所となる本文の箇所を、【根拠】として示した。【解説】は答の解説である。【参考】は設問を解く上で、参考・ヒントになりそうな事柄を記述した。ご笑覧頂き、授業で使って頂けたなら書いた労苦も報われると思っています。今回は全三回中の第一回である。
千葉県市原望洋高等学校 石川光男
本篇は、拙論「漱石『こころ』読了確認設問(設問篇)」の私なりの【答】である。【答】の他に、その答を導き出した拠り所となる本文の箇所を、【根拠】として示した。【解説】は答の解説である。【参考】は設問を解く上で、参考・ヒントになりそうな事柄を記述した。ご笑覧頂き、授業で使って頂けたなら書いた労苦も報われると思っています。今回は全三回中の第三回目(最終回)である。
千葉県市原望洋高等学校 石川光男
既に本東書Eネットに書かせて頂いた拙論で、漱石の自筆原稿(『漱石自筆原稿 心』全五巻 岩波書店)の文言を翻刻(ほんこく)して引用し、文庫本との相違からくる漱石の意図を読み取り論述した。本拙論は更に他の箇所を自筆原稿を検討してみた。すると加筆修正した個所から『こころ』読解に係わる漱石の意図が漏れ見えてきた。
元千葉県市原望洋高等学校 石川光男
既に本東書Eネットに書かせて頂いた拙論で、漱石の自筆原稿(『漱石自筆原稿 心』全五巻 岩波書店)の文言を翻刻(ほんこく)して引用し、文庫本との相違からくる漱石の意図を読み取り論述した。更に他の箇所を自筆原稿を検討してみた。すると加筆修正した個所から『こころ』読解に係わる漱石の意図が漏れ見えてきた。本稿はその2回目である。
元千葉県市原望洋高等学校 石川光男
現代文のよみにこそ、日本語文法は必要なのです。生徒が自らの手で、深くよむべき箇所や注意すべき表現を発見するにはどうすればよいのか、指導者はどの表現をどのようによみ解けばいいのか。そのための指針は、学校文法をちょっと修正(拡張)することで生まれます。本稿では、とりわけ文学的文章において有効と考えられる、その指針を紹介します。
北海道深川西高等学校 池田和彦
本校には「人文科」という学科がある。2学年時に課題探究レポートがある。私の担当のAさんがレポートにまとめることにしたのは、標記の、「夏目漱石の作品は、なぜ後世まで読み継がれているのか」である。私は、レポート完成後の11月、私の漱石論を彼女に示そうと思った。私の教員としての根本的姿勢は、生徒に本物を提示し、文化のエッセンスと大人の底力を見せることにある。料理の世界で言えば、まずいものばかり食べていると(食べさせられていると)、それを美味しいものと錯覚してしまう。指導調理人の第一の仕事は、本当に美味しいものを生徒に出し、舌にその味を経験させることにある。以下に示すのは、そのような経緯から述べる私の漱石論である。これが「本当に美味しいもの」、漱石論を通しての文学の本質に迫っているかどうかは、Aさんと読者諸氏の判断にゆだねるしかない。
埼玉県立春日部東高等学校 滝本正史
本篇は、拙論「漱石『こころ』読了確認設問(設問篇)」の私なりの【答】である。【答】の他に、その答を導き出した拠り所となる本文の箇所を、【根拠】として示した。【解説】は答の解説である。【参考】は設問を解く上で、参考・ヒントになりそうな事柄を記述した。ご笑覧頂き、授業で使って頂けたなら書いた労苦も報われると思っています。今回は全三回中の第二回目である。
千葉県市原望洋高等学校 石川光男
この学年は、「自分とは何かを考える」ということを国語総合(現代文)の年間テーマとして設定し、授業に取り組んできた。そして、自分とは他者との関わりの中に存在するものだという気づきに至らしめることができた。その延長線上にこの教材を位置づけ、「私」と他者であるK、遺書を書いている時点での「私」と客体としての過去の私との関わり方を読み取ることに重点を置くこととした。
愛知県立豊橋東高等学校 山本早苗
現代文の定番教材、森鴎外『舞姫』の中に、「<ruby>一隻<rt>いっせき</rt></ruby>の<ruby>眼孔<rt>がんこう</rt></ruby>」という語が出てきます。これはもともとは禅問答に出てくる語で、まだ両目を開いたという境地までいかないが、片目が開き悟りの境地に一歩近づいたことを意味します。本稿では、禅問答について述べたいと思います。
埼玉県立越ヶ谷高等学校 滝本正史
2018~2022年度用教科書「新編現代文B(321)」に対応した内容で,新出漢字を中心にした「漢字5分間テスト問題例」を紹介します。B5判横サイズで,奇数ページが問題,偶数ページが解答の構成になっています。教材プリントとしてご利用ください。
東京書籍(株) TEN管理課
2018~2022年度用教科書「新編現代文B(321)」に対応した内容で,「予習における語句の意味調べ」を紹介します。B5判横サイズで,奇数ページが問題,偶数ページが解答の構成になっています。教材プリントとしてご利用ください。
東京書籍(株) TEN管理課