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新任先生Q&A(中学校)

新任先生Q&A「ちょっと困ったんだけど...」若手教員の皆さんから寄せられた、そのな困りごとにお答えします。

学級経営案について、どのように作成したらよいのでしょうか。

(小学校中学年担任・1年目)

学年や教務、指導教員の先生方に指導をいただきながら、まずは作成してみることです。

学級経営案は担任として「どんな学級にしたいか」、「どんな児童生徒に成長させたいか」という願いや思いを実現するための計画案です。児童生徒一人一人のよさを認め、担任との人間関係を深めていくようにしていくことが大事です。
 学級経営案については、各学校独自の形式があると思いますが、次のことに気をつけて作成しましょう。

  • 学校の教育目標、学年目標、学級目標……だんだん学級目標になるに従い、目標が具体的になるとよいでしょう。
  • 学級の実態について……学級の雰囲気や指導上留意する児童生徒について、課題を明らかにしておくことも肝心です。
  • 学習指導について……教科・領域、行事に関することを取り上げ、そういった活動を通して児童生徒のよさを伸ばすための指導や支援の在り方や学級目標を実現するための具体的な取り組みなども記入しておくとよいでしょう。
  • 生徒指導について……各学校で生徒指導の全体計画や年間指導計画が作成されていますが、それとタイアップして学級において児童生徒が充実した学校生活が送れるように指導や支援のポイントを記入しましょう。児童生徒にとって、落ち着ける学級の環境づくりが大切です。
  • 教室経営……掲示計画、係分担など教室環境を整えることが生徒指導上も重要になります。放課後等に各学級巡りも参考になるでしょう。
  • 家庭との連携……保護者会や家庭訪問などで学級担任としての考えや取り組みを理解していただき、児童生徒の家庭からの情報も受け止め、互いに協力体制が組めるようにまとめてみましょう。

初めて作成するのはたいへんなことと思いますが、学年や教務、指導教員の先生方に指導をいただきながら、まずは作成してみることです。1学期が終了したとき反省をしながら修正をして、2学期に臨んでみましょう。児童生徒は、担任の先生が一番の頼りです。常に聞く姿勢を持って、機敏に対応することを心がけていきましょう。信頼される先生になることを期待しています。

(回答者:東京教育研究所 主任研究員)