教科の広場
キャリア教育のこれまでの流れと課題について記しています。
東京書籍株式会社 DX開発本部 企画開発チーム 清遠 和弘
この学習会は、道徳科の授業を中心にして学び合う学習会(AtoZ道徳授業学習会)です。すばらしい授業実践や理論を学ぶだけでなく、自分たちで実際に授業づくりをしていく学習会です。実際に授業づくりをする中で苦労したり困ったりする内容を一緒に悩み、解決をする方向を探し出していく学習会です。毎月開催し、一回の学習会で一つの教材を勉強します。参加者が創る学びの会です。2024年7月、開催レポート「第53回テーマ:低学年道徳」、「第54回テーマ:ICT活用と道徳授業」を公開しました。
東京書籍「新しい道徳」編集委員 山田 貞二
ソーシャルスキルとして、「コグトレと道徳」、「アンコンシャスバイアス」、「アンガーマネジメント」、「リフレーミング」についてご紹介します。
東京書籍(株) 道徳編集部
事例アニメーションで、「発表会のスライドを作るときに」、「SNSいじめ」、「すぐに返事しないと」を紹介します。NHK for Schoolもリンクで紹介しています。
「映像を活用した道徳授業実践集」(2024年4月)より。情報社会のモラル&リテラシー動画の紹介。アニメーション教材を活用した授業は、読み物教材の授業と同じ流れで行うことができます。また、情報サービスの誤った使い方によって、問題に発展する前の場面でアニメーションを停止し、生徒に問い作りをさせる「質問作り(QFT)」という活動を通して、探究的な学習に取り組ませることもできます。
金城学院大学教授 長谷川元洋
「特別の教科 道徳」における問題解決的な学習に向けて、東京書籍『新編 新しい道徳』(令和7年度版)の教材を生かした学習指導案(ねらいと学習指導過程)を公開させていただくことになりました。先生方の授業の一助になれば幸いです。
元横浜市立中学校校長 飛田仁,元横浜市立中学校校長 齋藤孝
「映像を活用した道徳授業実践集」(2024年4月)より。葛藤場面について話し合い、「自分ごととして考える」。本時では、揺さぶりの問いを適宜行うことで、課題を自分ごととして捉え、教材や仲間と対話しながら考えを深めていくことができるようにしました。また、揺さぶりの問いだけでなく、より深く考えるための資料として、映像や写真も活用しています。1回目の問いでは避難所にペットを「連れていく」と判断する生徒が多いと考えたため、避難所の様子が分かる映像を活用し、連れていった後のことまで考えて判断できるようにしました。
静岡県小山町立北郷中学校教諭 渡邉はるか
「映像を活用した道徳授業実践集」(2024年4月)より。実際の映像から伝わる雰囲気を見ることで、感情移入しながら、自分ごととして考える。今回の授業では、「注文をまちがえる料理店」というインパクトのある教材名から生徒の興味を誘い、より考えを深める一助として実際のレストランやイベントの様子の映像を使用しました。実際の映像から伝わる雰囲気を見ることで、生徒も感情移入しやすく、自分ごととして考えられている様子が、ポートフォリオからも伺うことができました。授業に向けて事前のアンケートを行う際に、認知症についてどの程度知っているのか生徒たちに聞いたところ、詳しく理解している生徒は多くありませんでした。身近に認知症を患うかたがいない環境下では、苦しさやつらさの部分が見えづらくなっていることもあるため、展開...
千葉県船橋市立坪井中学校教諭 横山史子
「映像を活用した道徳授業実践集」(2024年4月)より。映像で、戦争の悲惨さに対する説得力をもたせる。私が平和学習や本時の教材で授業をする際、歴史から学ぶことの大切さを頭では分かっていても、説得力に欠けることを痛感することがありました。それを補う手立ての一つが、効果的な映像の活用です。この授業は平和学習の後に行いました。映像の役割は前時(平和学習)と本時をつなげるだけでなく、戦争の悲惨さに対する説得力をもたせる役割もあります。また、短いですが強烈な印象を残す内容なので、授業に対する生徒の意識を高めることができます。この意識を本時の教材につなげることが教師の役割となります。
福岡県福岡市立志賀中学校教諭 松元直史
「映像を活用した道徳授業実践集」(2024年4月)より。最後まで温かく見守っている両親の姿を通して、子供に対する親の深い愛情について考えさせる。授業は中学3年生を対象に実施しました。この時期の生徒は、自立心が芽生え、自分の判断や意思で生きていこうとする気持ちが高まります。そのため、家族に支えられている意識が薄く、干渉してほしくないと、反抗的な態度をとってしまうこともあります。本時で扱う「家族のはなし」は、鉄拳さんのパラパラ漫画です。主人公の男の子が進路選択で多くの課題を抱える中、最後まで温かく見守っている両親の姿を通して、子供に対する親の深い愛情について考えさせることができます。視聴するだけで心を大きく動かされる、力のある作品です。また、進路選択の時期を迎えた生徒にとって、男の子の姿から自己...
敬愛大学客員教授 林輝彦