教科の広場
年月
本稿では、6年理科「生物と環境」単元の実践記録3をご紹介する。
富山県公立小学校 福田慎一郎
「かがくのおと」にはふたつの意味をこめています。大学で科学にたずさわりながら記すノートでもあり、論文を書く澄んだ音、研究者たちと議論する熱い音、大学生たちに講義する静かな音、こうした現場の音でもあります。 2022年6月27日 第161回 「水溶液中でタンパク質を安定化する」を公開しました。
筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎
教科書では、x3の係数が正である3次関数f(x)の増減区間が等号つき不等号(≦)で表されている。数学Ⅲまで学習する生徒なら「平均値の定理」から納得のいく証明ができるが、そうでない生徒にとっては釈然としないままである。そこで、その理由について生徒にとって納得のいく説明を試みたい。※文中の数式は、「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには、「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら
山口県立徳山高等学校 西元教善
定義域に文字が含まれる2次関数の最小値を考えると、その関数は定義域と軸の位置で放物線と直線に場合分けされる。このとき、この直線が放物線の接線になっているように思われるが、実際はどうなのか。大学入試問題を題材として考察してみたい。
仙台城南高等学校 鎌田凪平
本稿では、4年算数「角の大きさ」単元の指導案をご紹介する。
本文より、「誰もが知っているシンプルな言葉が、人の心を打つ。それはまさに、私が留学したアメリカの大学や大学院で、学んだことだった。大学院では英米文学科のCreative Writing Programで、プロの作家や編集者に小説や詩の執筆を学んだ。そこでも、口を酸っぱくして、こう言われた。Don’t use big words. 難しい言葉を使うな。大学の英語のスピーチやエッセイの授業で、そしてのちに、新聞記者として現場でも、同じことを学んだ。その原点は、日本の中学英語だ。」著者が長年過ごしたニューヨーク時代の経験をもとに、シリーズで珠玉のエッセイをお届けします。
エッセイスト 岡田光世
AI機械翻訳の精度が急速に高まっているとよく言われます。特に優れているのはDeepLで、某大学の入試の英文和訳問題と和文英訳問題のどちらも、模範解答にかなり近いレベルで翻訳してくれます。どうやらその便利さに大学生も気づいたらしく、英文を読む授業や英作文をする授業で活用しているようです。
山口大学教授 高橋俊章
6月。「衣替え」の季節の到来で、中学生の制服もまぶしい白のシャツ姿となる一方、むしむし・じめじめした梅雨本番を迎えます。そんな雨の日にも楽しい場所――図書室や保健室、給食室に思いをはせます。
元静岡県御殿場市教育長 勝又將雄
私は以前、本Eネットの掲載原稿で「人間は物語無しには生きられない生き物だ」と述べたが、それは戦争という状況でも変わらない。いや、むしろ戦争という生命と国家の存亡がかかった時こそ、物語による意味づけなしに人は行動することができない。一方、現在のロシアによるウクライナ侵攻で苛烈な情報戦が続いているように、戦争における言葉のもつ力の大きさは明白である。今回は戦争と文学―言葉の力について取り上げたい。
埼玉県立越ヶ谷高等学校 滝本正史
東京書籍『数学ⅡStandard』の2章「図形と方程式」で、「2つの円の交点を通る円」を参考として扱っているが、「2つの円の交点を通るすべて・・・の円」の方程式は扱っていない。本稿ではこれを公式として使えるよう、一般的な形での証明と「2つの円の交点を通るすべての円」を表す方程式について考察する。※文中の数式は、「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには、「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら