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現在,地球規模でオゾン層の破壊,地球温暖化,土壌劣化,水質汚濁などの環境問題が起こっている。その原因は,大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済活動によるものであるといえる。わたしたちの現在の生活は,エネルギー資源や木材,農作物などの各種の資源の利用によって成り立っている。しかし,この資源には限りがあり,今のままの生活を続けていては,次の世代の子どもたちにこの地球環境を引き継いでいくことができなくなってしまう。それを防ぐには,今の生活スタイルを見直し,ひとりひとりが省資源・省エネルギーを心がけ,環境を大切にする生活をしようとすることが必要である。
愛知県知多地方技術・家庭科研究部会(家庭研究部)
東書教育シリーズ「まずはここから!技術による問題解決」(2019年11月)より。本実践は,歯車の回転力や回転速度の技術を,社会からの要求や経済性に着目して最適化する学習活動となる。2年生以上でのグループ活動を想定している。この題材は,ただモデルを作成するだけではない。ポイントは,「走行スピード」「パワー」「本体価格」「環境性能」の4項目を提示する点である。この4項目は,①測定方法,②点数換算式,③点数による性能の目安がそれぞれ設定されている。生徒は調査結果から各項目の目標点を設定し,作成したモデルを測定方法に沿って測定,各項目で何点獲得できたのかを確認しながら,モデルを組み替えて理想の自動車モデルに近づけていく。
東京学芸大学附属国際中等教育学校 馬田大輔
中学校家庭科において取り扱う「暮らし」は,学習者にとっての極身近な日常生活を意味する。その切り口は多種多様であり,様々な観点で「暮らし」を捉えることが可能である。本実践においては,「環境」を「電気エネルギー資源の有効活用」とい視点で取り上げたいと考えている。
三重県三重大学教育学部附属中学校 吉岡良江
家庭分野は、よりよい生活をめざした主体的な生活者を育成することを目標としています。その実現のためには、実社会や実生活における課題に気づき、解決に向けて問い続ける姿勢が求められます。そこで本稿では、SDGsを題材として、今後に向けて自分たちにできることを考え、自身の生き方に活かそうとする実践の事例をご紹介します。
熊本大学教育学部附属中学校 上國料由己子