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いかにして地球環境を保全し,資源・エネルギー問題を根本的に解決し,低炭素社会を実現するかが,人類の課題である。そのためには,従来の化石燃料に頼らず,自然エネルギーの導入が緊急のテーマである。ここでは,中学校技術・家庭科,家庭分野の「衣服の選択」と「衣服の手入れ」を例にして,衣生活におけるグリーン材料・エネルギーの開発動向について紹介している。
信州大学准教授 福田 典子
学習指導要領の家庭科では、生活の営みへの見方・考え方を働かせて学習すること、消費生活・環境の学習では、「持続可能な社会の構築」を主な視点として家族・家庭生活や衣食住生活との関連をはかり取り扱うよう示されています。本稿では、消費環境教育に直結するSDGs12「つくる責任 つかう責任」の内容を改めて確認し、消費環境教育の授業づくりで重視したいポイントや、教材化のヒントとなるような素材もご紹介します。
福岡教育大学 家政教育研究ユニット 教授 貴志倫子
東研研究報告No.241(特別課題シリーズ25)「中学校技術・家庭科のカリキュラムづくり~問題解決能力の育成をめざして~」東京教育研究所2012年5月発行より。題材名 2学年「よりよい衣生活・住生活をめざそう」(全24時間)を例に紹介。
東京教育研究所
現在,地球規模でオゾン層の破壊,地球温暖化,土壌劣化,水質汚濁などの環境問題が起こっている。その原因は,大量生産・大量消費・大量廃棄型の社会経済活動によるものであるといえる。わたしたちの現在の生活は,エネルギー資源や木材,農作物などの各種の資源の利用によって成り立っている。しかし,この資源には限りがあり,今のままの生活を続けていては,次の世代の子どもたちにこの地球環境を引き継いでいくことができなくなってしまう。それを防ぐには,今の生活スタイルを見直し,ひとりひとりが省資源・省エネルギーを心がけ,環境を大切にする生活をしようとすることが必要である。
愛知県知多地方技術・家庭科研究部会(家庭研究部)