教科の広場
本連載では、初任者の先生や20代の若き先生と一緒に、授業づくりのポイントを考えています。今月は、若い先生方からよく寄せられる「教材研究はどうすればよいのか」という質問にお答えしたいと思います。現在、新型コロナウイルス感染症対応のための休校措置で、授業を行うことができていない学校も多くあると思います。しかし、教材研究の効率的な方法を身につけることは、今後必ず役に立ちます。一緒に考えていきましょう。
岩手県八幡平市立松野小学校校長 齋藤卓也
新しい小学校学習指導要領が4月から全面実施となります。移行期間中から「主体的・対話的で深い学び」、「カリキュラムマネジメント」、「地域に開かれた教育課程」などいくつかの視点がキーワードとして示されています。このことをどのようにとらえ、子供たちの指導に活かそうと考えていますか。研究授業の立案、実施、省察を通して学習指導要領の理念を探ってみるのもおもしろいですよ。
元台東区立台東育英小学校校長・元東京学芸大学教職大学院特命教授 露木昌仙
教育は本当に奥が深い。迷ったり行き詰まったりする経験は誰もが持つ。そんな時どうするか。教育から離れて物事を見てみると活路を見出すきっかけになることがある。
元台東区立上野小学校校長・元埼玉大学非常勤講師 成田秀和
言葉(文字)で表された主人公の「こころ」を読み取ることは容易ではない。読み取った「こころ」を言葉を通して伝え合うことはもっと難しい。もし、主人公の心の動きが可視化できたら・・・。
本稿では、教材研究のポイント 総合的な学習の時間について述べる。
弘前大学非常勤講師・前青森県弘前市立福村小学校校長 齋藤治
この国語辞典活用の事例は以前に少しふれたことがありますが、難語問題という視点から改めて述べてみます。
元埼玉大学非常勤講師・元東京都台東区立上野小学校長 成田秀和
社会科学の手法を授業に取り入れた実践がある。KJ法はその一例である。
長い夏休み。余裕があったら一つでいいから自作教材に取り組んでみてほしい。それは2学期の指導への自信につながる。 (ご自分の専門とする教科、あるいは取り組みたい教科を中心に検討してみてください。前にも書きましたが、ヒントは「地域」です。地域は教材の宝庫、自転車で一回りしてきたら「これは使えそうだ」とひらめくものがきっとあると思います。)
本稿では、教材研究のポイント 生活科について述べる。
前青森県弘前市立福村小学校校長 齋藤治
前月号では、フリートーキングを中心にしたグループの話し合い指導について述べた。今回はもう少しテクニカルな指導法について触れてみたい。