教科の広場
筆者は,「阪神・淡路大震災」(以下,阪神大震災という)をきっかけに,防災の視点から学校教育のあり方を考え直す必要性を感じ,研究に着手しました。
北海道教育大学 教授 佐々木 貴子
文部科学省では、このたび、公立学校施設の校舎等の耐震改修状況及び非構造部材の耐震点検及び耐震対策の状況の平成27年度調査結果(平成27年4月1日現在)を取りまとめましたので、公表いたします。また、今回の調査結果を踏まえ、本日、文部科学大臣から、校舎等の耐震化が遅れている地方公共団体に対し、耐震化の加速に関する書簡を発出しましたので、あわせてお知らせいたします。
文部科学省
本書は,「三・一一を忘れない」という立場から,被災後,岩手県山田町立山田南小学校が,地域社会との関わりの中でどのような歩みをしてきたかを,インタビューにより跡付けることから始めた。地震・津波災害への取り組みとして,南海・東海地震や大都会の直下型地震に備える三例を取り上げたのは,同じ災害でも状況や被害の様子は地域によって大きく異なり,適切な対応が求められるからである。このことは,台風・洪水,火山の噴火などによる自然災害,各種の人災についても同様であろう。(あとがきより)
東京教育研究所
本稿では、災害時における適切な避難経路を思考・判断する力を育成することを目的とした授業の実践を紹介する。来年度から実施される高等学校新学習指導要領「地理A」には、「自然環境と防災」という中項目が設定され、地形図やハザードマップなどの主題図の読図を通し、日常生活と結びついた地理的技能を身につけさせるとともに、生徒の防災意識を高めることが求められている。そのため、地形図の読み取り方や、地形とそこで起こりうる災害について学習した上で、地図を用いて災害時の避難をシミュレーションさせるDIG(Disaster Imagination Game:災害想像ゲーム)を行い、生徒の判断力の育成や防災意識の向上を図った。
東京都立鷺宮高等学校 佐藤京子
海外修学旅行における安全確保の徹底については,平成17年6月30日付け17初国教第40号(別添参照)により通知しましたが,今般の海外情勢を踏まえ,通知します。
読んでおきたいこの一冊(Webページ)[『緊急地震速報』] 1 緊急地震速報とは 2 緊急地震速報の学校での活用について 3 地震に対するこれからの防災教育 4 まとめ
NTTコミュニケーションズ アプリケーション&コンテンツサービス部 芝崎 尚子
この資料は,5月6日に発生した竜巻についての解説資料です。竜巻に関する用語と竜巻注意情報についての解説もあわせて掲載していますので,ご指導にご活用いただければ幸いです。
気象庁 三浦郁夫
第一章 座談会「学校が守る命 ―三月十一日の教師たち]第二章 論説「今、必要な防災リテラシー」―学校防災に関する課題整理第三章 地震や津波に備える防災学習や防災訓練第四章 学校も地域の一員 ―地域防災との連携の強化― 第五章 教科等の指導の中での「防災学習」例
安全教育の目標は、日常生活に潜む危険を予測し,安全に配慮して行動するとともに、危険な環境を改善したり安全活動に進んで参加協力したりできるようにすることである。この目標を実現するためには、安全教育の二つの側面である安全学習と安全指導の相互の関連を図りながら、意図的・計画的に実践していく必要がある。
岐阜大学教職大学院 山本譲
ニューサポート高校「社会」vol.16(2011年秋号)より。本年度の小学校に始まり,中学校,高校と校種ごとに順次実施される新学習指導要領では,奇しくも災害や防災に関わる学習の充実が図られている。特に高等学校地理歴史科では,「地理A」に学習内容の中項目として「自然環境と防災」が新たに設定されることとなった。
埼玉県立浦和第一女子高等学校教諭・新高等地図編集委員 浅川俊夫