教科の広場
教職に就く前後から今日まで、先輩教師をはじめ多くの方々から、いろいろな教えをいただきました。それらは教師としての大きな財産となっているはずです。教職活動にどのように生かしていますか? 今回は、若い教師の皆さんに10の心構えをお話ししたいと思います。
千葉県元船橋市立船橋中学校校長・元千葉県立衛生短期大学教授 岩﨑永夫
平成30年1月に奈良県のホームページ内の教育委員会事務局、教職員課に「初任者指導教員候補者名簿(人材バンク)の登録について」というトピックスが掲載された。本文には、「奈良県の公立小中学校において、管理職として退職された方及び教諭として定年退職・勧奨退職をされた方を対象に初任者指導教員候補者を募ります。」というものであった。今までの経験をもう一度整理し見直し新しい時代に合った教育の指針を提示できればと考える。(PDFファイルは作成経緯とチェックシートの記入例です。Excelファイルはチェックシートです。)
奈良県 初任者研修指導教員 白濱毅
読書の楽しさや大切さを生徒に指導するのは教師の役割ですが、その立場にある教師自身の読書状況はどうでしょうか。次に紹介するのは、ある新任校長の<生徒の朝読書>をきっかけとした経験談です。
元船橋市立船橋中学校長・元千葉県立衛生短期大学教授 岩﨑永夫
私の教職生活のスタートは小学校で、中学校に異動するまでの2年間にA先生からいただいた教えが、その後の教職生活の大きな支えとなりました。この方との出会いがなければ、その後の私は違った道を歩んでいたかもしれません。偶然にも先生は、私の母校で過去に私の姉の授業を担当しており、着任当初から親しみをもって接してくださいました。その先生とのかかわりの一端を述べます。
叱ることは難しく、簡単ではありません。叱るのではなく、怒ってしまうことがあります。感情的に怒ってしまっては、効果は期待できず、反発につながります。生徒を理解してよい方向へ導くために叱るのであり、叱り方が大切です。愛情のある叱り方でありたいものです。
教室は生徒の活動の場であるとともに、生徒の心の居場所になっている必要があります。そこで成長していくのです。それを基礎に、教室環境づくりの視点を示しますので、担任する教室の現状を分析してみてください。
授業における教師の服装は様々です。「その場」に適した服装を心掛け、生徒に向き合っているということだと思います。読者諸氏は中学校の教師で、原則として自身の専門教科を担当しています。ならば、指導内容や方法に合った服装であってしかるべきと考えます。
(インタビュー動画)第3回は,教師をめざす学生を対象として,学習指導要領について確認すること,新学習指導要領改訂のポイント,各教科の改訂,「特別の教科 道徳」改訂のポイント,教員採用選考試験における論文・面接の対策などについて紹介いたします。
武蔵野大学教育学部講師 橋本由愛子
生徒との信頼関係なくして教育活動は成立しません。それ故に、教師には自らの「生産性」(専門性)、「人間性」を高める不断の努力が求められます。自己研鑽は当然として、様々な研修活動を大切にしたいですね。
あなたは生徒が好きですか?学校教育は子供と教師を中心に、人間どうしの関わりによって展開されます。それを支えるのは、「子供が好き」を原点とする飽く無き情熱です。それゆえに教育活動は、子供の活動をまずは肯定的にみとることの継続となります。もちろん、失敗への指導や叱咤激励もありますが、それもまた「子供が好き」だからこそです。