教科の広場
【令和5年11月号】学校におけるあらゆる場面を通じて、全ての児童生徒のよさや可能性を引き出し、よりよい成長・発達を促す「積極的な生徒指導」の充実を図ることは、時代の要請でもあるのです。皆さんには、ぜひ「積極的な生徒指導」に果敢に取り組んでほしいと思います。
教育スポーツアカデミー 吉村昌彦
学級担任が生徒に話をしない日はないでしょう。伝達・確認さらには褒めたり叱ったり、限られた時間の中で様々な話をしているはずです。でも、毎日をこのようなルーティンな話だけで終わらせてはいませんか?
元船橋市立船橋中学校長・元千葉県立衛生短期大学教授 岩﨑永夫
学級だよりの発行は学級担任に課せられた義務ではありません。しかし、保護者や生徒と学級担任との間に“こころの架け橋”が築かれ、学級経営を展開するうえで大きな効果があると、その発行を自身に課している多くの教師がいます。一方では、「そんな時間があれば、生徒との話し合いや活動に時間を割きたい。また、教材研究もはかどる」という方もおられます。
朝食を摂らずに登校する、給食では、好きなものだけを食べる、スナック菓子やカップ麺、市販弁当等で夕食を済ませるなど、生徒の食の乱れが話題になることがあります。食生活と健康状態や学力の関係が取り沙汰されたりしていますが、食育を推進すべき役割を担う教師自身の食生活はどうでしょうか。一度振り返ってみたいものです。
〈語れない教師〉が散見されるとの言葉をよく耳にする。学級担任の語りかけが、子供にとって人生の支えになるなど大きな力になることもある。教師、特に学級担任の語りかけは、子供たちの指導にあたって重要な要素となる。ぜひこの研究冊子の話材を参考に、先生に多くのことを語ってほしいと思っている。東研・特別課題シリーズ61 (No.287)
東京教育研究所
本冊子は,通常の学級で特別支援教育を推進していくことに焦点を当て,子供への直接的な指導・支援,保護者とのかかわり,校内の連携や関係機関等とのかかわりについて,典型的な事例を通してその対応を紹介しています。また,特別支援教育の基本的な事項や昨今の動向などにも触れています。事例を中心に構成していますが,「これならできるかもしれない」「ちょっと試してみようか」と感じていただけるような取り組みを挙げてみました。(東研研究報告 No. 282)
文部科学省は、いじめや自殺防止、インクルーシブ教育システムの構築や障害者理解を普及啓発することを目的として、映画『聲の形』(9月17日(土曜日)公開、配給:松竹株式会社)とタイアップを行います。本企画の一環として、松竹株式会社の協力により、施策の啓発メッセージ「勇気をもって 心の声を伝えよう」を掲載したポスターを作成し、全国の小学校、中学校、義務教育学校、高等学校、中等教育学校、及び特別支援学校に配布するほか、映画「聲の形」×文部科学省特設サイトを本日公開します。
文部科学省
「いじめ防止対策推進法」が平成25年9月に施行されました。本冊子はこの「いじめ問題」に加え,昨今話題になっている「体罰問題」も合わせて,現職の中学校長先生の意見を聴取しながら編集した冊子です。いじめ問題解決のためのプロセスを把握するチェック表や実践事例もぜひご高覧ください。
文部科学省では、危機発生時における学校等の適切な対策を講じる際の基礎資料を得るため、平成24年5月に「非常災害時の子どもの心のケアに関する調査」を実施し、健康観察や心のケアの進め方、メンタルヘルスの基礎知識について解説した教職員用の指導参考資料を作成しました。教職員による健康観察の必要性、危機発生時の健康観察のポイント、学校における心のケアの基本や健康相談のポイント等を具体的に示し、日常から心のケアを進めていくための方策等について理解が深められるよう構成しました。
東研研究報告 No. 246 特別課題シリーズ28,2013年3月発行。本研究は,全国の研究成果物を分析することで見えてきた「生徒指導に外せない視点」を21事例に分けて解説しています。また,東書Eネット(TEN)会員の教員(1,057名)からのTENを用いたアンケートで,「生徒指導」や「教員生活」の悩みを集計したものを掲載しています。巻末には,実践事例の中にある教育キーワードをまとめた索引を掲載しました。ぜひご一読ください。