教科の広場
本誌は、東京書籍が発行する情報誌「教室の窓」の北海道版です。テーマに沿って、小中学校の現場の先生方から実践事例をご紹介いただきました。今回は、はじめに「これからの防災・減災教育を考える」と題し、北海道教育大学岩見沢校環境教育学研究室教授 能條歩先生から、石巻市立大川小学校の事例・研究やSDGsの考え方などをもとに防災・減災教育について大変詳しくまとめていただきました。また、各地の教育委員会、小学校、中学校からは、それぞれの防災・減災教育に関する最新の取り組みや実践事例をご紹介いただきました。
東京書籍(株) 北海道支社
文部科学省では、公立小学校、中学校及び高等学校等における英語教育の状況について調査の結果を公表しています。平成29年3月に小学校及び中学校、平成30年3月に高等学校の新学習指導要領が告示されました。また平成30年6月に、「第3期教育振興基本計画」が閣議決定されました。こうした背景の中、英語教育改善のための具体的な施策の状況について調査し、今後の国の施策の検討に資するとともに、各教育委員会における英語教育の充実や改善に役立てることを目的としています。
文部科学省
教員免許更新制に係る規定の削除に伴う免許状の取扱いについて、内容が公表されています。
「教育公務員特例法及び教育職員免許法の一部を改正する法律案」が成立しました。本法律では、公立の小学校等の校長及び教員の任命権者等による研修等に関する記録の作成並びに資質の向上に関する指導及び助言等に関する規定を整備し、普通免許状及び特別免許状の更新制を発展的に解消するものです。
「グローバル社会で活躍できる資質・能力の育成」( 石井 卓之 東京教育研究所 主任研究員/帝京大学大学院 准教授) 、文部科学省情報、地方教育行政情報、その他の教育情報、教育キーワードなどをコンパクトにまとめてあります。
東京教育研究所
本誌は、東京教育研究所の小学校・中学校の学校経営に関する最新の教育事情をまとめた情報誌です。今回のテーマは「日本一の学校づくり」第6回です。小学校、中学校の実践事例を中心にまとめました。学校の教育理念に基づいて「個別最適な学びと協働的な学び」を実現する実践、新興住宅街にある学校という実態の下、児童を核にした保護者・地域のコミュニティづくりを続けている実践、学校グランドデザインを策定し、学校経営方針の具現化に向けた着実な教育を行う実践、令和の教育スタイルを大切に考え、学校の課題に正対した取り組みを行う実践など、さまざまな工夫と実践を紹介します。
本委員会では「子供自らが道徳的価値に気付き、子供自らが道徳的価値についての理解を深め、本委員会では、2017年度から「小中一貫教育の現状と課題」を研究テーマに掲げ、先進校の実践を調査研究し、主に特色ある教育課程の編成や小中一貫校の学校運営について研究を進め5年目である。今年度は、昨年度の全国の義務教育学校108校にアンケート調査した結果をもとに、各義務教育学校の抱える課題等について議論した。令和4年度から小学校の高学年に教科担任制を導入する文科省方針を踏まえ、先行的に教科担任制を進めている小中一貫教育校を調査し、効果的な教科担任制の導入等について研究を進めた。5校の実践事例を取り上げている。(東研研究報告 No.341)
コロナ禍の影響で教育界のデジタル化は一気に進んだ。「学びの多様化」に向けた学びの質の大転換期であるといっても過言ではない。本委員会では、国や自治体の教育動向を踏まえ、2020年代を通じて実現すべき「令和の日本型学校教育」の充実に向けて、実践的研究を深めることにした。GIGAスクール構想をはじめ、オンライン授業、デジタル教科書の活用、外国人児童生徒、夜間学級など、話題となっている教育課題について研究を推進した。本報告書が各学校の研究や各種研修会等で活用されることを願っている。(東研研究報告 No.338)
「デジタル教科書は教育を変える原動力」( 小寺 正樹 東京教育研究所 主任研究員) 、文部科学省情報、地方教育行政情報、その他の教育情報、教育キーワードなどをコンパクトにまとめてあります。
私は2019年4月、公募で大阪府寝屋川市 香里ヌヴェール学院中学校・高等学校の校長職に就任した。当時34歳での着任は全国的にも珍しく、前例のあまりないことであった。さて、2022年度から実施される「総合的な探究の時間」は「生きる力」をより強く主におき、正解のない時代に生きる子どもたちに必要な力の育成を求めている。本稿では、私が校長として取り組んきた総合的な探究の内容の一例を紹介する。
香里ヌヴェール学院中学校・高等学校 校長 池田靖章