教科の広場
本委員会では、昨年度「育成する資質・能力を明確にした国語科授業づくり ─児童に学びの実感をもたせるために─」をテーマにして研究に取り組んだ。今年度は「学びの実感をもたせる国語科授業づくり」を研究主題に、「個別最適な学びと協働的な学びの実現を目指して」を副主題に設定し、令和3年中教審答申の内容を踏まえ、昨年度の成果を基にさらに研究を深めていくこととした。また、「読むこと」に加えて昨年度取り上げなかった「話すこと・聞くこと」、「書くこと」にも研究領域を広げることとした。さらに、1人1台のタブレット端末が整備されたことを受けて、その有効活用を図ることとした。
東京教育研究所
本誌は、東京書籍(株)四国支社の教育情報誌で、地域の教育実践などをご紹介します。今回は、学習者用デジタル教科書・教材の小学校各教科での活用アイディアをご紹介します。はじめに、「学習者用デジタル教科書がほんとうの学習者を育てる」というテーマで、中川斉史(徳島県上板町立高志小学校校長)先生から巻頭言をいただきました。各教科では、学習者用デジタル教科書のコンテンツを使った実践や活用方法を、それぞれ簡潔にまとめていただきました。
東京書籍(株) 四国支社
小・中学校の国語に取り組む先生のための機関誌「ひろがれ国語」を全国版にリニューアルしました。 2022年冬号の特集は「多層指導モデルMIMによる特別支援教育」です。 [特集] 多層指導モデルMIMによる特別支援教育 p. 2 読むことを通して学びを楽しみ学びから自身を得る p. 4 多層指導モデルMIMを用いた「読みの学習」 p. 6 多層指導モデルMIMを用いた「読み」から「書き」へ 小学校実践 p. 8 子ども心を惹きつける作品「風切るつばさ」を読む p.10「町の幸福論」から学ぶ説明の極意 p.12 生き生きと思いや考えを伝え合う児童の育成 中学校実践 p.14 コロナ禍でのグループ学習による主体的な学習を目指して p.16 二回書かせることで、互いに学び、上達を実感させる批評文の学習 p.18 「考えの形成」につながる主体的な読みへの支援 コラム p.20 ことばにまつわるエトセトラ
東京書籍(株)国語編集部
「読むこと」単元の評価に役立つ事例集です。各学年の物語教材を題材に、「おおむね満足できる(B)」と評価できる具体的な状況を、児童の発言やノートなどの形で例示しました。
仙台発「新しい国語」役立つ評価事例集 編集委員会
各学年の代表的な物語教材・説明文教材を題材に、「おおむね満足できる(B)」と評価できる具体的な状況を、児童の発言やノートなどの形で例示しました。評価のポイントや、「努力を要する」状況への支援策なども分かりやすく示しています。(「新しい国語」役立つ評価事例集 編集委員会)
東京書籍(株) 国語編集部
書写指導の基本をQ&A形式で解説し、好評を博したブックレットの改訂版。R2本での水書指導やQRコンテンツについても触れています。
東京書籍(株) 書写編集部
国語科においては,指導内容について,これまでの3領域1事項の枠組みから,三つの柱による整理へと捉え直すとともに,育成する資質・能力を明確にすることが求められている。しかしながら,これまでの実践の中には,単元を通して,あるいは1単位時間の授業の中で育成すべき資質・能力が明確に捉えられていない状況が散見される。これは,学ぶ対象である「国語」が,ほとんどの児童にとって,自然習得されてきた母語であることに起因するものと考える。そこで,なんとなく読み,書き,聞き,話すことによって学習活動が行われ,学びの手ごたえを実感することが少なかったのではないか。つまり,児童にとって「学習内容」が具体的にイメージできないことが多いということだ。言い換えると,教師が児童に「学習内容」を意識させることができていないということである。その原因として,教師が「指導内容」を明確に捉えていないこともあるのではないか。国語科の指導において新学習指導要領で求められる主体的,対話的で深い学びを実現するためには,上記の課題を解決することが必要と考え,本研究主題を設定した。(東研研究報告 No.333)
「弘法筆を選ばず」ということわざがあります。書の達人でもあった弘法大師は、どんな筆であっても立派に書いたと言われますが、一方で、弘法大師は書体によって筆を使い分け、よい筆を求めたとされます。では、上手な用具の選び方のコツをご紹介しましょう。
元 香川県三木町立平井小学校 小比賀昭治
学習指導要領で各学年に配当されている常用漢字について,「新しい国語」における初出箇所を一覧にした資料です。
今、小学校国語科「読むこと」は、学習過程論喪失の状態にあると言える。現況、問題点についてこれから、数回にわけて、述べていきたいと思う。本稿は6回目である。
岩手県 八幡平市立松野小学校 校長 齋藤卓也