教科の広場
本誌は、東京書籍が発行する情報誌「教室の窓」の北海道版です。テーマに沿って、高等学校の現場の先生方から実践事例などをご紹介いただきました。 今回は「SDGs×よりよい社会をめざして」と題し、高等学校の授業実践例を5つ取り上げました。 まずは巻頭言で、北海道教育大学名誉教授の大津和子先生から「SDGs×よりよい社会をめざして」についてご執筆いただき、今回取り上げた5つの授業実践を紹介していただきました。そして、各実践例には、本編とは別に詳細な学習指導(活動)案や実際のご授業で使われた自作資料などを[関連資料]として添付しました。
東京書籍(株) 北海道支社
総合的な探究の時間でよく言われるのは「課題設定が難しい」ということです。確かに、高校生にとって「自分が興味あることや明らかにしたいこと」を見つけるのは簡単なことではありません。筆者が勤務する立命館宇治中学校・高等学校では、2018年度より探究を核としたカリキュラムを実施しており、「マイテーマ」の設定をテーマとしたカリキュラムの構築を行ってきました。本稿でその取り組みについて詳しくご紹介します。
立命館宇治中学校・高等学校 酒井淳平
本誌は、東京書籍が発行する情報誌「教室の窓」の北海道版です。テーマに沿って、高等学校の現場の先生方から実践事例などをご紹介いただきました。今回は「人種・人権×SDGs」と題し、高等学校の授業実践例を四つ取り上げました。まずは巻頭言で、北海道教育大学名誉教授の大津和子先生から「『人種』概念の理解を深めるために」についてご執筆いただき、今回取り上げた四つの授業実践を紹介していただきました。そして、各実践例には、本編とは別に詳細な学習指導(活動)案や実際のご授業で使われた自作資料などを[関連資料]として添付しました。(2022年4月号)
大阪高等学校で探究(研究)活動を続けてきた5年間を振り返ると、先生方や財団等、実に多くの方々からご支援をいただくことができた。全国の学校教育機関でも、新学習指導要領の施行を見すえたさまざまな教育実践が行われていると思うが、本稿では環境DNAを利用した実践事例を軸に、5年間における探究(研究)活動の歩みをご紹介したい。一つの実践例として参考にしていただけたら幸いである。
学校法人大阪学園 大阪高等学校 谷脇鉄平
【産官学連携プロジェクト 実践レポート】本校では、「総合的な探究の時間」の実施に向けてさまざまな取り組みを行ってきた。本稿の実践もその取り組みの1つであり、本校と東京農業大学の連携をもとに、同大学生物産業学部が拠点とするオホーツク地域を対象に、産官学連携プロジェクトの一環として同大学と共同で開発した、中・高校生のための教育プログラムである。実践の内容と方法を本稿で詳しくご報告したい。
学校法人大阪学園 大阪高等学校 竿さお下した 央ひさし
本校では、課題解決型学習(探究)を実践する前に、世界を敏感に捉える身体を作ることに力を入れています。自己の在り方・生き方を考えることで、他者や社会の課題に共感する態度が育まれ、解決へのモチベーションが高まります。そこで今回は、本校の総合的な探究の時間で年度当初に必ず行っている、生徒たちの「身体作り」としての「マインドセット」と「スキル」の実践事例をご紹介します。
追手門学院中・高等学校 池谷陽平たいそん
【英語実践事例シリーズ No.2】学習指導要領の改訂により、2022年度から高等学校の「総合的な学習の時間」は、「総合的な探究の時間」に変更される。しかし、具体的にどのように生徒と関わり、探究学習を支援していったらよいか頭を悩ませている先生方も少なくないのではないだろうか。そこで本稿では、2021年度に筆者の勤務校の高校2年生で実施した、英語の探究学習の事例の一部をご報告したい。
西武学園文理高等学校 土屋進一
私は2019年4月、公募で大阪府寝屋川市 香里ヌヴェール学院中学校・高等学校の校長職に就任した。当時34歳での着任は全国的にも珍しく、前例のあまりないことであった。さて、2022年度から実施される「総合的な探究の時間」は「生きる力」をより強く主におき、正解のない時代に生きる子どもたちに必要な力の育成を求めている。本稿では、私が校長として取り組んきた総合的な探究の内容の一例を紹介する。
香里ヌヴェール学院中学校・高等学校 校長 池田靖章
2014年3月に、『高校建設時の地盤調査サンプルを用いての地質柱状図作成』とのタイトルでこの東書Eネットに投稿し、掲載された。今回は、サンプル管の中に残されている堆積物そのものを用いて硫黄含有量の分析を行い、堆積環境を推定することを試みた。
兵庫県立尼崎小田高等学校教諭 田中俊雄
学校全体が取り組む「スーパーグローバルハイスクール事業」を通して行う組織的な授業の展開例を紹介する。
京都府立嵯峨野高等学校 Y.S.