教科の広場
新型コロナが流行する状況の中、今年も本校には10名ほどの教育実習生がやってきました。私は、毎年のように実習生を担当してきましたが、実習生の指導に当たりながら、さまざまな思いを抱いてきました。本稿では、教育実習生を受け入れる現場の教員として、そして、歴史を教える教員として、これまで感じてきた課題を整理しつつ、教育実習はどうあるべきかを考えてみたいと思います。
京都学園高等学校 齋藤忠和
COVID-19の拡がりは地理的に一様ではない。メディアが繰り返し報道しているように、国による感染者・死者数の差は大きく、また日本国内でも、感染拡大が顕著な大都市圏とそれ以外のように、地域差が顕著にみられる。こういった地域差の要因には未解明の部分も大きい。しかしいずれにしても、広い意味での環境(人口が密集する都市環境など)が影響していることは間違いない。人類と感染症の戦いには、媒介動物の生息域から不衛生な都市環境に至るまで、常にその舞台となる地理(環境)が存在した。この意味で COVID19 は、疾病や健康が地理的な問題であることを改めて浮き彫りにしたものといえる。
東北大学大学院環境科学研究科 准教授 埴淵 知哉
2013年4月から千葉日報の地域面で開始した連載「おもしろ半島ちば ちばの地理再発見」は、280回を数えています(2020年3月末)。千葉県の地理的特色を、中学生にも読んでもらえるような平易な書き方で紹介している点が人気です。自然や歴史、産業や社会、生活や文化など様々な角度から地元の地理を描き出しています。執筆者は、県内で教壇に立つ小中高大の教員です。千葉の地理に精通した執筆者達が、各地域の地理的トピックスを紹介しています。2017年11月に刊行された第1巻では連載の1-120回を収録しました。第2巻ではそれに続く121-140回を書籍化しました。地元県を知る平易な読み物として、学校における地域学習の素材として、さらには「まちあるき」のテーマを探すための1冊として、気楽にお手元に置いていただける内容です。
千葉地理学会
漏澤園は、徽宗の崇寧3年(1104)各地に設けられた、貧しく埋葬できない者を収容する公共墓地です。その存在は古くから知られていましたが、なかなか具体像を知ることができませんでした。本稿では、漏澤園とは何か、そして漏澤園が広く整備された徽宗の時代とはどのような時代かについて、簡単にご紹介したいと思います。
先日、『教育の最前線に立つ博士人材』というパンフレットを目にしました。ちょっと気になって、文部科学省のホームページを閲覧したところ、博士人材の積極的な活用を「検討」するよう事務連絡が出され、科学技術振興機構が作成したパンフレットが配布されているようでした。このパンフレットを読んで、共感する部分もありましたが、一方で違和感も覚えました。そこで、文系の博士(文学・論文博士)であり、高等学校の教員である筆者の視点から、中等教育現場での博士の活用について私見を述べたいと思います。
このコラムは、東日本大震災支援の全国事務局に携わった筆者が、実際に活動した団体や、被災者自身によるグループの今を取り上げてきた。最終回の本稿は、筆者自身について紹介する。
オフィス・ケーンオカサカ代表 岡坂建
このコラムは、東日本大震災支援の全国事務局に携わった筆者が、実際に活動した団体や、被災者自身によるグループの今を取り上げる。今回は、「災害と関連のない」環境活動一筋でやってきたひとりの活動者を紹介する。
このコラムは、東日本大震災支援の全国事務局に携わった筆者が、実際に活動した団体や、被災者自身によるグループの今を取り上げる。さて、今回は被災後の住まいまだ残る仮設住宅と高齢化の進む災害公営住宅について宮城県を現場にする、ひとりの活動者に話をきく。
このコラムは、東日本大震災支援の全国事務局に携わった筆者が、実際に活動した団体や、被災者自身によるグループの今を取り上げる。さて、今回は大船渡市の風物詩をささえる、ひとりの住民に話をきく。
このコラムは、東日本大震災支援の全国事務局に携わった筆者が、実際に活動した団体や、被災者自身によるグループの今を取り上げる。今回は、各地をまわりつづけて活動を支援している、ひとりのネットワーカーに話を聞く。