教科の広場
「C」から始める教育のPDCA 今回のCAPのテーマは,「相対度数」 2021年度から中学校で施行される新学習指導要領では,現行の「資料の活用」領域が「データの活用」領域となり,統計的に問題解決する力を養うことの重要性がますます高まります。その中で,複数の資料を比較する場面や,統計的確率を理解する場面で重要になる「相対度数」について,現行の学習指導要領での結果を踏まえて考察していきます。
東京書籍(株)数学編集部
昨年度の東研研究報告書(No.312)では「主体的・対話的で深い学び」を実現する算数・数学の授業改善に向け,まず深い学びの姿を明らかにし,それを促す「主体的・対話的」で効果的な指導を探ってきた。その際,「事象を数理的に捉えて,算数(数学)の問題を見いだし,問題を自立的,協働的に解決する過程を遂行する」数学的活動を通して取り組む必要があると考え,学習内容を統合的・発展的に考え,それを基にした創造的な学びこそ「深い学び」であると実践してきた。本研究は,新学習指導要領の実施に向け,指導と評価の一体化により「深い学び」を実現する授業改善を考えることにした。中でも,現場で大きな課題となっている「主体的に学習に取り組む態度」に焦点をあて,この評価を生かした授業改善を研究テーマに設定した。(東研研究報告 No.322)
東京教育研究所
「主体的・対話的で深い学び」とは具体的にどのようなものか,今お使いの教科書の題材を使った授業アイディア例を通して,先生方とともに考えてみたいと思います。Vol.1では「見方・考え方」を働かせた深い学びの授業づくりについて,「発問」と「振り返り」に焦点を当てて作成しました。先生方の教材研究やこれからの授業づくりにご活用いただければ幸いです。
東京書籍(株) 数学編集部
「主体的・対話的で深い学び」とは具体的にどのようなものか,今お使いの教科書の題材を使った授業アイディア例を通して,先生方とともに考えてみたいと思います。Vol.2では「数学の問題発見・解決の過程」を意識した「数学的活動」に焦点を当てて作成しました。先生方の教材研究やこれからの授業づくりにご活用いただければ幸いです。
「主体的・対話的で深い学び」とは具体的にどのようなものか,今お使いの教科書の題材を使った授業アイディア例を通して,先生方とともに考えてみたいと思います。Vol.3では「ICT」を活用した深い学びに焦点を当て,無料の弊社デジタルコンテンツを例にして作成しました。先生方の教材研究やこれからの授業づくりにご活用いただければ幸いです。
「深い学び」は,「1 単位時間の授業の中ですべてが実現されるものではない。」とされる。今後,単元などの内容や時間のまとまりの中での「深い学び」の姿を明らかにするとともに,単元を通した指導のあり方についての研究が必要となる。また,「深い学び」と考える教材の価値や本質とは何か,児童生徒の実態や興味・関心とをどのようにつなぎ指導するか,児童生徒が「深い学び」を実感できる評価はどのようにしたらよいかなどの研究が求められる。本冊子が「深い学び」の姿や指導のあり方についての研究の契機となり,各校等での研究の一助となれば幸いである。(東研研究報告No.312)
本校は中高一貫の私立の男女共学校である。本校に入学してくる生徒に共通する特徴として、計算力もあり、定型問題に強いが、少し見方を変えられると途端に対応できなくなる等、本質的な理解に至っていない者が多い。これを改善すべく、思考を促すような発問を投げ掛け、議論を重ねることで理解を深めることを目標とした授業を展開するよう心掛けている。中学2年の3学期より高校内容の数学を指導している。今回は中学3年における数学Aの『場合の数、確率』の授業実践に関して紹介したい。
高槻中学校・高等学校 竪勇也
高校入試の出題傾向から考える 次期学習指導要領では,「数学的な見方・考え方」を働かせ,「数学的活動」を通して,「数学的に考える資質・能力」を育成することが求められています。 Vol.1では,最近の高校入試で問われている「思考力・判断力・表現力」に焦点をあてて,それらの力をいかにして育んでいくかについて考えます。
東京書籍(株)中学数学編集部
来年度から始まる移行措置に向けて,その概要と指導のポイントを掲載しました。特に指導のポイントでは,新規に追加される「四分位範囲と箱ひげ図」等について,具体的な題材を交えて解説しております。移行期の指導計画の作成や教材研究にお役立ていただければ幸いです。
本研究では「主体的・対話的で深い学び」を実現する算数・数学の授業改善を主題に設定し,特に「深い学び」の姿を明らかにし,その変容を求める指導の在り方について考察した。本冊子では算数4事例,数学3事例を取り上げている。各校等での研究の一助になれば幸いである。