教科の広場
中学校 新学習指導要領には、「社会的な話題に関して…考えたことや感じたこと、その理由などを、簡単な語句や文を用いて述べ合うことができるようにする」と書かれています。これは、以前の「文法」中心の英語教育からの大きな転換だと言えます。しかし、まだ多くの中学校では、テキストの内容に関して意見を言うという活動は、まだ十分に行われているとは言えないのではないでしょうか。
山口大学教授 高橋俊章
昨年2月のコラムで、次女とその息子(わが孫)がメルボルンに赴任中の夫と合流することになっていると書いた。ところが、昨年は新型コロナウイルスの影響で延期になり、ようやく今年の3月になって許可が出た。問題は、入国直後のホテル隔離である。今回は、ホテル側の対応の一部をご紹介したいと思う。
元愛知教育大学教授 杉浦正好
可算名詞と不可算名詞の区別の話をしますと、すでに知っている、あるいは、すでに学習したことがありますという人がほとんどだと思います。しかし、学習と習得とはまた別次元の話のようです。
外国での失敗談は限りがない。恥をかくと卑屈になりがちだが、語学学習では失敗の数だけ進歩があると言ってもよいかもしれない。今回は英語の「難しさ」を物語るようなエピソードをご紹介したい。
小学校でも中学校でも、英語が好きな児童や生徒ばかりではありません。嫌いとまではいかなくても、英語が楽しいとか英語が好きとまでは感じていない子も少なくありません。そのような場合でも、英語のゲームには、児童や生徒の興味や関心を引きつける魅力があります。
コロナ禍の中で行われた前期の教育実習がほぼ終わり,学生がキャンパスに戻って来ました。中学校で教えた学生の多くが,新しい教科書になってから,取り扱う内容が増えたことに驚いていました。学生たちからいろいろ聞いていて一番気になったのは,英語にカタカナのふりがなをつけている中学校3年生の生徒がいたという話でした。
英語は少々自信があると思ってはいたが,時折とんでもない誤解をすることがある。今回は,英語の聞き間違いにまつわる話をいくつかご紹介したい。
最近観たある小学校での実践では,論理的に英語が話せるようになることを目標とし,他教科とうまく連携を取りながら,外国語の授業が行われていました。今回は,英語で論理的に話す能力を育てるための指導方法について,私見を述べさせていただきます。
春は「別れの季節」というが,「再会の季節」でもある。先日も,数年前の卒業生たちと会う機会があった。そのうちの1人は,外国人客も訪れる店舗を展開している会社に勤務しているが,海外語学研修で訪れたオーストラリアでの経験が役立っているとのことである。ところが,新型コロナウイルスの影響で,昨今海外語学研修が困難な状況となっている。
先日,教員向けの研修会で講話を行った際,会話におけるインタラクション (interaction) の重要性をあらためて感じました。今回特にそう感じたのは,聞き手からの手応えが弱めで,聞き手のニーズがどこにあるのか把握しづらく,話しづらさを感じたためかもしれません。今回は,コミュニケーションにおけるインタラクションの意味について考えてみます。