「(高校数学Ⅰ・A)課題学習指導実践記録集(2014年度版)」東京書籍2014年8月より。数学Ⅰの「データの分析」の単元について、理解を深めるための課題学習を実施した。データの分析の中で扱う「データの相関」をテーマとし、身の回りで相関の強そうな2つの項目を決めて実際にデータを集め、相関係数を求め、結果を考察する活動を行った。グループ学習という形式をとり、データ収集前の段階で結果の予想をさせた。また、データ収集後にクラス内で結果の発表をする時間を設定し、結果(相関係数)について、どのような要因が考えられるのかも議論させた。実際に身の回りの「生のデータ」を集めて考察することと、予想と結果発表の段階でグループ内で「議論」させる活動をさせることで、相関係数の数値が持つ意味の理解を深めることを狙いとした。
京都府立莵道高等学校