三角形の内接円の半径rを,面積Sから求めるように,四面体の内接球の半径r’を体積Vから求めることがある。また,四面体のある面を底面と見たときの高さhを体積Vと底面積Sから求めることもある。本稿では,生徒にやらせておきたい問題として,1辺の長さが1である立方体を底面の対角線と上面の頂点を通る平面で切ったときにできる,小さい方の四面体について,その切り口を底面としたときの高さ,切り口の内接円の半径,内接球の半径を扱う。
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山口県立岩国高等学校教諭 西元教善