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連載コラム「かがくのおと」第139回 新型コロナの相分離生物学

  • 理科
  • エッセイ
公開日:2020年08月17日
連載コラム「かがくのおと」第139回 新型コロナの相分離生物学

新型コロナ感染症のため,これまで経験したことのない日々が続いている。最近では「コロナ禍」という用語が広く使われはじめたように,大学での日々も,感染症そのものよりもむしろその対策による影響が大きい。私たちの行動が制限されたことで地球全体の二酸化炭素の排出量が17%も減少し,10年かかるとされていた削減量の大目標をあっという間に達成したのは皮肉な話である。コロナ禍のなかでもウイルスの研究はものすごい勢いで進んでおり,論文データベースサイトのPubMedに登録されているだけでも約4万本の論文がすでに報告されているようだ。今回は相分離生物学から見えてきた新型コロナウイルスのメカニズムについて整理してみたい。

筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

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