東書Eネット

東書Eネット

連載コラム「かがくのおと」第121回 研究チームの人数は多い方がいい?

  • 理科
  • エッセイ
公開日:2019年02月21日
連載コラム「かがくのおと」第121回 研究チームの人数は多い方がいい?

現代の科学は参画する研究者の数が多くなる傾向がある。それでは,研究の規模は研究の質にどのような影響を及ぼすのだろうか? 2月号ネイチャー誌に興味深い論文が報告されていたので紹介したい(1)。要約すると,大きな研究チームは旬の話題を発展させたものが多く,それだけ注目が集まりやすい。一方,小さな研究チームのテーマは革新的な成果につながりやすいのだという。つまり,大型の予算が必要になる大規模なテーマも,ひとりで試しにやってみるようなテーマも,いずれも科学の発展には不可欠なのである。

筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

資料ファイル

  • html

    html

    htm/15.4KB

非会員の方は公開から一年を超えた資料は閲覧出来ません。会員登録をすると、全期間の資料を閲覧できます。

戻る

関連する単元のリンク

おすすめの資料