幼い頃、祖母と夕食の買い物に行くと、よく夕立にあった。なじみの店でおしゃべりしながら雨宿り。雨がやむと、買い物袋を提げて家路につく。夕暮れの町は雨にぬれ、きらきらして涼やかだった...
2026年8月29日
大地を切るような亀裂が入った田んぼに、強い日が照りつける。水路が寸断され、ひび割れた地面から伸びた稲は枯れ始めている。遠くに地震で壊れた高速道路を修復する重機の音が聞こえる▼先日...
2026年8月28日
この数年、親の入院や手術などの手続きを何度もした。書類の「親族」に○を付け、本人との続き柄を書く。そのたびに考えた。「親族」がいない人はどうするのか。既婚でも、子どもがいても、年...
2026年8月27日
ベトナム戦争や沖縄などの取材で知られる報道写真家・石川文洋さんが亡くなった。改めて著作を見て、文字に残した記録の多さに圧倒された。写真家という枠を超えた、時代の記録者だった▼ベト...
2026年8月26日
先日、羽田空港から出張に出ようとしたら、混雑のため早めに空港へ、と通知が来た。羽田の年間の旅客者数は約9160万人、発着数は約49万回にのぼる。2、3分に1本離着陸するという、世...
2026年8月25日
8月が過ぎようとしている。今日から2学期の子もいるだろうし、夏休みの最後の週をどう過ごすか楽しみにしている子もいるだろう。みんな宿題は終わっただろうか▼夏休みの宿題で「目の敵」に...
2026年8月24日
強い雨を表す言葉に「銀箭(ぎんせん)」がある。雨脚を鋭く光る銀の矢に見立てたものだ。ここ最近の豪雨は、そんな繊細な表現では間に合いそうもない。千葉県を襲った13日の豪雨を車載カメ...
2026年8月23日
先週のことだ。東京・六本木の街を歩いていた。いきなり降りだした大粒の雨に打たれ、駆け込んだビルで、星野道夫の写真展が開かれていた。没後30年とある。ああ、もう、そんなに長い歳月が...
2026年8月22日
蚊に刺される。かゆい。足首も、ふくらはぎも、あれ、いつの間にやられたか。ぷくっとした赤いところをたたく。ポリポリとかく。それでも収まらなくて、つめで十字に痕をつける。毎夏のことと...
2026年8月21日
小学生のころは算数や理科が好きだった。でも「ずっと仕事を続けていきたいなら、何か資格がないと厳しいよ」と両親に言われ、大学は法学部に進み、司法試験を受けたそうだ。国際刑事裁判所(...
2026年8月20日