教科書の単元から資料を探すページです。
本単元は,初めて自分が生まれる以前のものにふれる単元であり,歴史教育の第一歩とも言える。また,ただ単に昔の道具調べに終わることなく,人々の生活の変化や願いをとらえていくことをねらいとした単元でもある。電気などライフラインの発達により,何事も便利で簡単に行える生活を送っていること。このクラスの児童9人中,8人が祖父母と同居しており,昔のくらしを調べていくにあたり,聞き取り調査も比較的容易に行うことができるのではないかということ。以上のような子どもたちの実態から,実際に昔の道具を使っていた人への聞き取りや体験を取り入れた単元構成をすることが有効ではないかと考え,本単元を設定した。
秋田県由利郡鳥海町立直根小学校教諭 大須賀修
東研研究報告No.221 特別課題シリーズ11より。 4年生社会科「古い道具と昔のくらし」~レッツ タイムトラベル!~ (本文より)「子どもに寄り添い,その子の本気を引き出したい。」という教師の本気の願いからこの単元を構想した。「子どもの見取りとは?」「見取りを生かした柔軟な単元の進め方とは?」。教師が本気で悩みながら,試行錯誤の挑戦の中,次第に子どもが本気になるポイントが見えてきた。
東京教育研究所
小学校社会-教室の窓Vol.8 東京書籍2006年9月作成より。最近の授業は,とかく,児童の主体性,楽しさを追い求めた体験活動や調べ活動を重視しすぎて,それらの活動から何を理解させたいのか,何を発見させたいのかが見えなくなる傾向がある。そこで,本単元「きょう土に伝わる願い」では,活動あって内容なしにならないよう,分かる授業をめざして,学習活動(いかに学ぶか)と学習内容(何を学ぶか)の一体化を図る授業プランを組み立てることにした。
埼玉県さいたま市立土合小学校教諭 船津充生
「小学校社会科 地域教材を用いた活動事例」(2015年6月)より。本単元では,学校を含めた地域のくらしの様子にかかわること,そして地域の人々が受け継いできた様々な文化財やその由来等を中心に取り上げていく。過去の生活における人々の知恵や工夫,生活の変化に気付いたり,その時代の人々の願いを考えたりするとともに,地域の変化や地域社会の発展を願ってきた人々の生き方に触れさせていきたいと考える。
青森市立沖館小学校 石田達
「新学習指導要領とこれからの小学校社会科(新学習指導要領に向けて)」(2017年11月)より。本小単元は,新課程の第3学年の最後に位置付け られている新設の単元である。本単元の実践例にお いて,新学習指導要領でいう「主体的・対話的で深 い学び」を通して,「公民としての資質・能力」の 基礎をどのように育んでいくかについて提言をし たい。なお,本単元で取り扱う具体的な市は,筆者 が実際に取材を行った「福岡市」を想定している。
福岡教育大学講師 坂井清隆
副読本作成の手引き(小学校 社会 第3・第4学年用)[2018年11月作成]より。本単元は,市や人々の生活の様子が,時間の経過に伴い,移りかわってきたことを理 解することをねらいとしている。交通や公共施設,土地利用や人口,生活の道具などの 時期によるちがいに着目して,聞き取り調査をしたり地図などの資料で調べたりして, 年表などにまとめ,市や人々の生活の様子をとらえ,それらの変化を考えることができ るようにする。
東京書籍(株) 社会編集部
(教室の窓)社会版・機関誌 社会科・地図 NEWSLETTER 第8号[2019年10月]より。新しい学習指導要領では,今まで3・4年一緒に示されていた目標や内容が学年ごとに示されるようになった。そのことにより,3年生で学ぶべき内容が明確になった。
筑波大学附属小学校教諭 梅澤 真一