教科書の単元から資料を探すページです。
小学校社会3・4学年用「副読本作成の手引き(新版 平成14年度対応)」より。災害については,火災・風水害・地震などの中から選択して取り上げることになっているが,どの地域でも扱いやすい火災を取り上げて単元構成した。その他の消防の仕事として救急・救助を取り上げ,風水害・地震についても気づかせるようにしていきたい。
東京書籍(株) 社会科編集部
公民的資質の基礎を養っていく社会科学習で大切なポイントは,見学や話を聞いて学んだことを自分の中で問い返し,「自分は何ができるか」を考え,地域に暮らす一員として,その役割を果たそうと努力していくことである。本実践では,児童が消防署や消防団の活動の様子を学習するなかで,火事を防ぐために,また被害を最小限に食い止めるために自分に何ができるかを考えさせた。そして,自分なりにできることを考えて発表し合い,それを日常生活の中で生かしていこうとする意欲を育てていくことをねらいとした。
山形県鶴岡市立温海小学校教諭 今井亨
本稿は,小学校社会4年「くらしを守る」単元の実践事例の報告である。筆者の勤務する小学校では,過去に校舎が全焼したことがあり,その資料を提示することで,他人事ではなく,自分ごととしてとらえさせた学習を展開している。くらしの安心・安全を守るための“公助,共助,自助”それぞれの役割をつかませ,地域社会の一員という自覚を持ち,これまで学んだことを生かし,自助」=「自分たちができること」について考えることが本単元における社会に参画する力の基礎となるととらえている。
石川県金沢市立弥生小学校 荒木佳子
「小学校社会科指導の基礎研究②~グラフを読み取る指導の工夫~」(東研2012年3月)より。本小単元は,地域社会における災害及び事故の防止について関心を持ち,見学したり,資料を活用したりして調べてまとめ,人々の安全なくらしを守るための関係機関の働きとそこに従事している人々や地域の人々の工夫や努力を考えるようにし,適切に表現することがねらいである。ねらいを達成するために,社会的事象を自分事としてとらえられるよう,地域の数値をグラフ化し,活用する。
東京教育研究所
言語力を育てる社会科授業の7回目として,言語活動充実の4つの特徴の[4]「身近な地域の観察・調査などを行う学習において,的確に記述し解釈を加えて報告すること」の具体的方法を,『あたらしい社会3・4下』「火事からくらしを守る」の授業例で紹介する。
明治学院大学心理学部教育発達学科准教授 長谷川康男
「社会科における防災教育の進め方」(2013年10月発行)より。昨年度はすべての小単元において防災との関連づけを試みたが,その中から「災害からくらしを守る」の実践例を紹介する。
東京書籍(株) 社会編集部
「主体的・対話的で深い学び」を実現する アクティブ・ラーニングの視点 ~小学校における実践のポイント~(東研 特別課題シリーズ 60)(2017年3月)より。1 社会科におけるアクティブ・ラーニング、2 第4学年「火事からくらしを守る」の実践、3 本実践の意義、について述べる。
東京教育研究所
【東書教育シリーズ】「教科書を活用した主体的・対話的で深い学びの実現~アクティブ・ラーニングの具体化~(2)」(2017年6月)より。 本小単元は,学習指導要領3・4年(4)ア・イをも とに設定した。教科書では,3・4年(下)p.4-p.19「火 事からくらしを守る」にあたる。この小単元は地域 の消防署や,身近な消防設備などの見学や調査活動 が充実している単元である。 学習の始まりにはっきりとした問いをもたせるこ とで,見学・調査活動が主体的なものになると考え,「なぜ早く到着するのか。」という疑問をもたせる計 画にした。見学・調査活動で得た知識は,個別の知 識ではなく,市内全域に広がりをもっていることを 明らかにすることで,市民全体の生活を守っている ことに気づかせたいと考えた。
東京書籍(株) 社会科編集部
副読本作成の手引き(小学校 社会 第3・第4学年用)[2018年11月作成]より。本単元は,消防署などの関係機関が,地域の安全を守るために,相互に連携して緊急 時に対処する体制をとっていることや,地域の人々と協力して火災の防止に努めている ことを理解できるようにすることをねらいとしている。
東京書籍(株) 社会編集部