教科書の単元から資料を探すページです。
三角比の正弦定理と余弦定理は、生徒には定着しにくく、ストレスのある単元である。その理由は、その必然性の不足であろう。ざっくり言えば、考えてもいなかった数学的知識が、突然上意下達式に伝えられることにある。そこで、教科書とは違う形での導入を提案する。
埼玉県立豊岡高等学校 五十嵐英男
「(高校数学Ⅰ・A)課題学習指導実践記録集」東京書籍2013年7月より。三角形の相似比を用いる実際の例を生徒に示すことによって,学習への動機付けや相似比からsin,cos,tan で考えることの大切さ,数学史の話への展開等,様々な使用が想定できるものとして用意した。
新潟県立新津南高等学校 吉田勉
「(高校数学Ⅰ・A)課題学習指導実践記録集(2014年度版)」東京書籍2014年8月より。数学Ⅰの「三角比」の分野で,「角を2等分する線分の長さを様々な方法で求める」授業を実施した。グループ分けは直前の考査の成績で行い,グループ間の能力をなるべく均等にした。「数学学習に関わる目的意識を持った主体的な活動」を目標とし,「自らの考えを表現し,根拠を明らかにして説明をしたり,議論すること」を生徒に実践させたいと思い,授業を実践した。
青森県立三沢高等学校 西塚洋平
「(高校数学Ⅰ・A)課題学習指導実践記録集」東京書籍2013年7月より。学園祭の参加型展示企画で,多くのクラスが輪投げに取り組んでいたことから「輪投げ」を題材として課題を設定することにした。「輪の数や棒の数を変化させるなどの工夫をして,場合の数に関する問題を生徒が作成し,その作成した問題と解法や作成背景等について発表する」という授業を行った。
岡山県岡山操山高等学校
「高等学校数学実践事例集」より。この資料は,高校数学の教科書で取り扱う内容に関して,いろいろな角度から解説をしたものです。それらは (1)導入例,(2)教えていく中で参考になる先生方へのコメント,(3)外国の教科書での扱い,(4)中学校の復習,(5)発展的内容,(6)専門の立場からの解説,(7)表記に関して,(8)教科書で扱っている内容の背景 など,先生方が授業されるときに参考になる内容を集めたものです。各内容は1ページにまとまっています。必要な部分を利用していただければと思います。
東京書籍(株) 数学編集部