教科書の単元から資料を探すページです。
入試対策をしていると,その単元を授業で教えていた時にもっと入試に役立つようなことをしっかり教えておけばよかったと反省することがある。特に「データと分析」については,30数年間数学の教員をしているが,初めて教えている内容なので,どうしても他分野に比べると指導が手薄であったと,入試対策時には思ってしまう。しかし,生徒の気合も入るこの時期ならば効率よく,しっかりと吸収してもらえるのではないかと思う。 さまざまな問題(マーク式模試,入試対策用のマーク式問題等)から教えられることは多い。と同時に指導の至らなさを痛感し,今後に活かすためにもセンター試験前に教えておきたいことをまとめてみた。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
ニューサポート高校「数学」vol.20(2014年春号)より。新しい内容である「データの分析」についても,その指導を経験された方が多くなりましたが,その経験談をここに掲載します。これから初めて指導される方などの参考にしていただければ幸いです。
福島県立梁川高等学校 齋藤賢一郎
「(高校数学Ⅰ・A)課題学習指導実践記録集(2014年度版)」東京書籍2014年8月より。数学Ⅰの「データの分析」の単元について、理解を深めるための課題学習を実施した。データの分析の中で扱う「データの相関」をテーマとし、身の回りで相関の強そうな2つの項目を決めて実際にデータを集め、相関係数を求め、結果を考察する活動を行った。グループ学習という形式をとり、データ収集前の段階で結果の予想をさせた。また、データ収集後にクラス内で結果の発表をする時間を設定し、結果(相関係数)について、どのような要因が考えられるのかも議論させた。実際に身の回りの「生のデータ」を集めて考察することと、予想と結果発表の段階でグループ内で「議論」させる活動をさせることで、相関係数の数値が持つ意味の理解を深めることを狙いとした。
京都府立莵道高等学校
平成24年度から数Ⅰに入ってくる「データの分析」について、教える際に意識すべきことと流れ図を示し、その内容を詳述して指導方法の一案を示している。
埼玉県立浦和東高等学校教諭 石橋信夫
平成24-27(2012-2015)年度用中学校「新しい数学」に対応。本書は,新設された「資料の活用」領域のご指導にあたって,背景としておさえておきたい統計学の基礎について,具体例を交えてわかりやすくまとめたものです。小・中・高のつながりにも配慮して書かれていますので,学校で学ぶ統計の内容を概観することができます。
東京書籍(株) 数学編集部
令和4年度から高等学校で実施される学習指導要領において,統計教育の重要性が指摘されている。本稿では,商業科生徒が数学的根拠にもとづき意思決定を行うプロセスを,統計データを用いて学習した実践事例をご紹介する。
北海道網走桂陽高等学校 阿部卓朗
従来の授業では、数学Ⅰ「データの分析」の用語理解や、分散・標準偏差・相関係数などの解法はカバーできても、その応用を教えることは難しい。が、大学ではデータ分析の機会が多く、その深い理解が求められる。そこで筆者は、実際に生徒自身がデータを収集・分析し、レポートの形でプレゼンテーションすることで、その手法を理解し結果の考察を行う機会をつくった。データ分析を、使える知識として生徒に定着させたいからである。
大阪青凌中学校・高等学校 綿野勝文
「(高校数学Ⅰ・A)課題学習指導実践記録集」東京書籍2013年7月より。陸上十種競技における日本人選手50傑のデータを用い,任意の二種目を選んで,散布図を作り,その傾向を調べ,相関係数を求める。
愛知県立五条高等学校教諭 是澤 佑
平成27年1月に行われる大学入試センター試験は,初めての新課程対応となります。本稿では,センター試験における「データの分析」の出題内容を分析し,センター試験対策の方法についてご提案します。
東京書籍(株)数学編集部
ニューサポート高校「数学」vol.20(2014年春号)より。2013年11月に大学入試センターより平成27(2015)年度からのセンター試験(新課程対応)の試作問題が公表されました。ここでは数学Ⅰ「データの分析」の内容を紹介します。
東京書籍高校数学編集部
数学Iの「データの分析」と数学Aの「図形の性質」のワークシートです。表やグラフがすでに記載してありますので,空欄部分を埋めれば,弊社発行の教科書の内容を一通り学習することができます。印刷して生徒に配り,教科書と併用してお使いください。・「データの分析」はワークシートとともに使うと効果的な授業用プレゼンテーションを用意しました。
東京書籍(株) 数学編集部