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0°と90°は論外として,1°から89°までの1°きざみの角の三角比の値は,正弦の30°,余弦の60°,正接の45°を除けばすべて無理数である。 つまり,0°のときの(正弦,余弦,正接)=(0.0000,1.0000,0.0000),30°のときの正弦0.5000,45°のときの正接1.0000,60°のときの余弦0.5000,90°のときの(正弦,余弦)=(1.0000,0.0000)の8個以外はすべて真の値は無理数であり,表中の値は近似値である。 本稿は,三角比の表にある近似値の真の値を考察するものである。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
現行の指導要領では、三角比を1年生で学び、数学IIを履修した2年生が三角関数を学ぶことになっている。しかし、現場からは、1年生で360°までの値を教えた方がよいのではないか、あるいは、弧度法は、3年になってからでもよいのではないか。数学Aの平面図形領域との融合問題が、センター試験には出題されるのに、教科書にはそれがまったく扱われていない。など、多くの疑問•問題点が上がっている。今年の1年生からの新指導要領では、数学Aの平面図形は、必修ではなくなったので生徒への指導は、さらに難しくなったと言ってよいだろう。根本的には、指導要領を大きく変更してもらうしかないが、現場での工夫で生徒に少しでも理解が深まるように努力することも大切ではないか?そんな思いから、これまでにやってきた三角比•三角関数の実践を紹介したい。
埼玉県立豊岡高等学校 五十嵐英男