教科書の単元から資料を探すページです。
数学Bの「ベクトル」で,直線のベクトル方程式を扱うが,数学Ⅱでの直線の方程式,つまり座標平面でのx,yを使った方程式に比べ,それは生徒にとってはわかりにくい代物のようである。数学Ⅱでの 「点と直線」 についての展開を見ると,直線の方程式の直前に座標平面上の 「分点」 の座標を扱っているが,これは「直線の方程式」とうまく連結されていない。そこには分点という視座から直線を考えるというスタンスは見受けられない。しかし,「線分の分点と端点の集合が直線になる」,「直線は線分の分点と端点から構成されている」ことが理解できていれば,即座に理解できる。そこで,そのようなわかり方ができる準備を数学Ⅱの「点と直線」で行う指導について考えたい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立高森高等学校教諭 西元教善
三角形という基本的な図形は,算数・数学の格好の思考対象である。それぞれ3つある頂点,辺,角(内角)について,発達段階に応じてさまざまな考察を行い,有益な結果が得られている。面積に限定すれば,基本的には小学校の算数で学習する「底辺×高さ÷2」というのがベースである。高校では,これをどのように発展・進化させているであろうか。三角形の面積という視点から,高校数学を考察してみたい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
定期考査が近づくと、生徒は教科書傍用問題集の問題を解くことに躍起になる。しかし、切羽詰まった生徒は問題をノートに解くのではなく、即座に解答編を読むという行為に及ぶ。私たちの学生時代には解答編など配布されなかった。それはさておき、そんな中、ある女子生徒が解答編を片手に「なぜ=1となるのか」と質問に来た。今回は、その質問をめぐって考えたことを述べたい。※文中の数式は、「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには、「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。会員向け無償ダウンロードはこちら
山口県立徳山高等学校 西元教善