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【物理アイデアカード】 原子核・ 生徒実験・科学史。(1)全部のサイコロを一度に机の上に投げ,赤く塗った面が上になったものを崩壊したものとしてわきによける。(2)物理の単位には,その関連分野の研究に業績を上げた人名を用いているものが多い。たとえば,力の単位のニュートン,エネルギーの単位のジュール,電流の強さの単位のアンペア(アンペール),磁束の単位のウエーバーなど。広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会 物理班作成「理科アイデアカード・物理編第Ⅲ集」より。
広島県高等学校教育研究会理科部会物化部「理科アイデアカード」編集委員会
ニューサポート高校「理科」vol.35(2021年春号)より。晴れている日の夜に空を見上げれば私たちは星を見ることができますし,日中であっても太陽や月を見ることができます。それはもう立派な天体観測であり,つまりは天文学です。私たちが天体を見ることができるのは目で見ることのできる光である可視光のおかげです。現在の天文学では可視光以外の波長の光,電波や赤外線,紫外線やX線も使ってさまざまな天体の観測を行い,さまざまな成果を得ていますが,近年では光以外の手段で新しい時代の宇宙観測が行われようとしているのです。
higgstan.com 秋本 祐希
福島第一原発事故の発生から早いもので10年の歳月が流れました。放射線を扱う分野にいながら,こうした大事故が起こることを想定もできず,無意識のうちに安全神話を自身の信条としてしまっていた反省から,福島第一原発事故後は,汚染の現状をお伝えできるよう現地の汚染調査を丹念に続けています。本稿では,放射線の特性や厄介なところ,東京オリンピックとの関連についてお話しいたします。
東京大学 大学院総合文化研究科助教 小豆川 勝見
東書ニューサポート高校理科№4(1997年5月発行)より。「宇宙線ミュオンで火山体内部を見る-環境放射線による地殻断層のイメージング-」。わが国には火山がいたるところにあり,その活動が活発になるたびに,噴火活動の本質は何か,より正確な予知ができるか,といった問いかけがなされている。もし新しい方法で火山体内部の状態を直接的にとらえることができれば,火山の噴火活動現象のより深い理解に貢献することができるはずである。
加速器研究機構・理化学研究所 永嶺謙忠
放射線に関する理解を深めるためにどのようにして授業で取り扱っていけばよいのか,20世紀の実験原子物理学の扉を開いたラザフォードを題材にして,学習指導案の例を紹介している。また生徒への配布資料も掲載している。
北海道札幌清田高等学校教諭 鶴岡森昭
二酸化炭素の排出量から,エネルギー源としての原子力発電について放射線や経済性,立地,安全性などを観点とした学習を試み,簡易放射線測定器「はかるくん」を使用した自然放射線の学習を行う。炭素の循環とエネルギー問題についての指導実践事例。
東京都立三田高等学校 岩倉三好
近年,大気中の二酸化炭素濃度の増加による地球温暖化が問題となっている。エネルギーと環境が注目されている。多重バリアに守られた地球,多圏地球の姿についての学習や自然放射線の学習を通して,エネルギーと環境を考えさせた。
東京都立南葛飾高等学校 岩倉三好
サミュエル ルーベン (Samuel Ruben)アメリカ,1913-1943科学者人物誌―生物1930年代後半から1940年代初頭にかけて,物理学,化学,生物学が一体となって光輝を放っていた時代があった。異なる分野の研究者間の密接な協力が行われ,一人の研究者が原子核物理学での発見や技術開発と同時に,その生物学への応用に力を注いでいる,ということもあった。この物理学,化学,生物学の新しい展開の中心であったカリフォルニア大学バークレー校で活躍していた研究者のうち,最も輝かしい若手の一人が,サミュエル・ルーベン(Samuel Ruben)であった。
東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司
ニューサポート高校「理科」vol.36(2021年秋号)より。福島第一原発事故の発生から早いもので10年の歳月が流れました。私はひょんなことから放射線の独特な面白さに魅かれて放射線を扱う分野に飛び込んだのですが、よもやこんな大事故が起こるとはまったく予想していませんでした。原子炉はどんなトラブルが起きても壊れない、仮にどこか壊れても保安設備が冗長に組まれている、チェルノブイリ原発事故のようには決してならない―。そう思い込んでいたのです。「安全神話」を無意識のうちに自分の信条にしていました。その反省から、福島第一原発事故後は、ほんの少しでも汚染の現状をお伝えできるように、特に汚染の厳しい帰還困難区域を中心に2011年4月から現地の汚染調査を続けています。
東京大学大学院総合文化研究科助教 小豆川勝見
小柴昌俊(物理学者)東京書籍作成Koshiba Masatoshi日本,1926-科学者人物誌―物理東京書籍2002年11月作成小柴は,愛知県豊橋市に生まれ,1951年東京大学理学部を卒業した。1953年からアメリカのロチェスター大学大学院に学び,1955年に博士号を取得した。その後シカゴ大学を経て,1958年に東京大学原子核研究所助教授,1970年に東京大学理学部教授となった。1987年に定年退官し,以後1997年まで東海大学理学部教授を務めた。
東京大学大学院総合文化研究科講師 岡本拓司
湯川秀樹(物理学者)東京書籍作成Yukawa Hideki日本,1907-1981科学者人物誌―物理東京書籍2003年2月作成湯川は1907年,東京に生まれた。秀樹の誕生後すぐに地質学者・地理学者であった父,小川琢治が京都帝国大学教授に就任すると,一家は京都へ移り住んだ。小川家は学者一家として著名であり,父のほかにも,兄の貝塚茂樹,弟の小川環樹の名はよく知られている。幼時には祖父から漢籍の素読の手ほどきを受けるという家庭環境であった。京都府立一中,第三高等学校,京都帝国大学という京都の学生のエリートコースを進んだ彼の級友には,後に学者になったものも多い。後に,湯川に次いでノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎は,一中時代は湯川の1年上級であったが,高等学校からは同学年となった。湯川が京大理学部に入学した時には,父の小川琢治は理学部長の職にあった。
東京大学大学院総合文化研究科講師 岡本拓司
東書教育シリーズ「自然に対する興味・関心を誘う『科学読み物』」2000年発行より。私たちは物質がすべて原子からできていることを知っている。その原子は原子核と電子とからなり,原子核のまわりを電子が回っているというモデルで表すことができる。
東京書籍(株) 理科編集部