教科書の単元から資料を探すページです。
ニューサポート高校数学Vol.6(2006年秋号)より。タイトルをご覧になって,いったい何のことか不思議に思われた方も多いことだろう。「横に切る」という表現が,皆さんに奇異な感じを与えたかもしれない。もっと適切な言葉もあるだろうが,高校数学の各単元を横に並べて広く見るという観点から,敢えてこの表現にさせていただいた。
九州数学シンクタンクグループ
x>0で定義される関数f(x)が増加関数で,f(xy)=f(x)+f(y),f(3)=2を満たすとき,方程式f(4)の解を求めさせる問題が出題されたことがある。このように具体的に関数が表されていない方程式に対してどのような方策で答えていくか,このようなタイプの問題に慣れていない生徒は戸惑うことがある。単に,このような問いに答えられるだけでなく,いわば抽象的な性質で定義された関数の問題に対応できるようにもっと掘り下げて考察させると数学的な理解力が養成されると思い,多角的に考察してみることにした。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
ニューサポート高校「数学」vol.25(2016年春号)より。本シリーズ第7回です。今回は数学Ⅲにおける導関数についてと,上底面と下底面が平行でない角柱の体積について,それぞれの考察を深めます。
九州数学シンクタンクグループ
ニューサポート高校「数学」vol.40(2023年秋号)「特集:大学入試と思考のプロセス」より。今回は、今年度の入試問題の中から合否を分けたと思われる問題を3題選び、【思考のプロセス】をもとに分析してみたいと思います。
NEWACTION編集委員会
ニューサポート高校「数学」vol.40(2023年秋号)「特集:大学入試と思考のプロセス」より。今年の入試問題の中から、(予備校講師という立場から見て)興味深い問題・授業で使いたい問題を紹介します。
代々木ゼミナール数学科講師 大山壇
ニューサポート高校「数学」vol.40(2023年秋号)「特集:大学入試と思考のプロセス」より。本稿では、2013年度から通常授業で実施している「反転授業」の実践を軸に、生徒が学びの主体となって数学に取り組んでいく姿をお伝えできればと思う。
広尾学園中学校・高等学校医進・サイエンスコース教諭 堀内陽介
「解法は1通りではない」-数学の別解づくりを考えよう-稲永善数―平成15年4月作成より。ある大学の入試部長と懇談していた。「先生,受験生の平均点がいつも 60 点くらいで,レベルが高い生徒が集まるのですね」「そんなことはないよ,問題によって,極端に平均点が下がることがあるのです。大学としては,その様な平均点を公表するわけにはいかないので,各問題毎に,点数配分を換えるのです」「では,易しい問題が点数が高くなる場合もあるのですね」「その通りです。一般に基本的な問題がしっかりできることが大切です。」と。ある問題に対して,「どのように考えたか」を,点数として評価した方が重要であることは議論の余地はない。その意味で「マークシート」だけのセンターテストなどは,受験生の学力評価としては,実にお粗末な試験形式である。
稲永善数
『ニューサポート高校「数学」vol.34(2020年秋号)特集:「解説する授業」から「考えさせる授業」へ』より。新型コロナ禍である。私の学校でも2月の終りに休校に突入して,そのまま卒業式・年度末を迎え,6月の末になってようやく対面授業が再開されたところである。これを書いているのは7月の初め。緊急事態宣言が解除され,国内の多くの地域で流行が落ち着いている一方,東京では一度落ち着いたかに見えた感染が拡大に転じた様子で,先の状況が全く読めない。
開成中学・高等学校教諭 井手健宏
現役高校生が短期間で難関レベルの大学入試に対応できる学力を身につけるために構想中の学習内容の章構成を示し,その中の3項目について具体的な内容を紹介している。
埼玉県浦和高等学校教諭 石橋信夫
拙稿『y=e-xのグラフについて ~ Tosho関数・図形作成エディタの活用 ~ 』では,Tosho関数・図形作成エディタを活用して,y=e-xのグラフを考察した。そのまとめの中で,「この関数については,x軸と囲まれる部分の面積やy=e-x,y=-e-xで囲まれる部分の面積を問われることがあるので,グラフの特性を把握しておく必要があるであろう。」ということを述べたので,これについて考察してみたい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
拙稿『関数y=e-xcosxに関する一考察~2曲線y=e-x,y=-e-xとy軸で囲まれる図形の面積を1:3に分ける曲線 ~』では,関数 y=e-xcosxが2曲線y=e-x,y=-e-xとy軸で囲まれる図形の面積を1:3に分ける曲線であることを考察した。当然の流れではあるが,関数y=e-xsinxではどうなるのかということが気に掛かった。y=e-xsinxのグラフがy=e-xcosxのそれと異なることは,y=sinxのグラフと y=cosxのグラフの違いから明らかであるが,そのことが分割比にどのように反映されているのかについて考察した。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
「ニューサポート高校「数学」vol.33(2020年春号)特集:新教育課程に向けたポイント整理」より。新学習指導要領が実施される2022年度まであと2年となりました。平素の教科指導や生徒指導などをはじめ,大学入試改革の混迷や学校における働き方改革などの直近の課題を前にして,数年後の様子を想像する時間を見つけることは難しいことと想像しています。本稿では,それでも足音の近づく新教育課程に向けて,各学校において検討が必要になると予想されるポイントをまとめました。本稿が,先生方の計画立案の下準備となれば幸いです。
東京書籍高校数学編集部
「ニューサポート高校「数学」vol.33(2020年春号)特集:新教育課程に向けたポイント整理」より。高校までの学習内容は,学問を学ぶ基礎の部分を教えているが,基礎の部分も十分に魅力がありそれ自体とても面白い。しかし,大多数の生徒は数学を専門とせず,大人になって数学を意識する事も少ないであろう。「この数学はこんな所に使われている」とか「この話を発展(または一般化)させるとこのようになる」という話を授業のネタとして話していると思うが,教師個人の情報収集力や授業力に拠る部分が大きい。そこで今回高校数学を題材に,こんな展開もあるという話を伝えたいと思った。
沖縄尚学高等学校教諭 大西宣昭
東京書籍が発行する高校数学の問題集「ニューグローバル」シリーズ,「センター攻略Pick Up 120」の使用実践集です。また,数学編集部がセンター試験における「データの分析」の出題内容を分析し,センター試験対策の方法についてご提案します。
東京書籍(株)数学編集部
東京書籍が発行する高校数学の問題集「ニューアクション」シリーズ,「ニューグローバル」シリーズの使用実践集です。また,書き込み式の入試対策問題集として,新刊「コンプリートノー ト」シリーズを発行いたします。編集部から,「コンプリートノート 整数問題」の活用方法を特長を交えながらご紹介いたします。
東京書籍(株)数学編集部
数学Ⅲでは数学Ⅱの微分法(3次式まで,和・差,定数倍の導関数)を拡張し,三角関数や指数関数を始めとしたいろいろな関数の導関数や関数の積・商の導関数の公式を扱う。それを使って,4段の増減+凹凸表を作成し,グラフをより正確に描くことができるようになるが,関数が多様になったため,その積や商で作られる関数のグラフは多くの場合には「概形」しか描けない。また,デフォルメといったら言い過ぎかもしれないが,縦横の比率を変えないとグラフの特徴が明示できないこともある。 本稿では,そのようなことを踏まえて,y =e-xcosxを例にとって考察したい。※文中の数式は,「Tosho数式エディタ」で作成されています。ワード文書で数式を正しく表示するためには,「Tosho数式エディタ」が導入されていることが必要です。無償ダウンロードはこちら→無償ダウンロードのご案内
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
教材研究を進めていると,生徒にいかに分かりやすく伝えるか,または,いかに印象に残すことができるか,更には,素材の理解をどれだけ深められるか,という教材のツボとも言うべきポイントによく出会う。しかし,実際の準備の時間不足やその時の仕事の過多を言い訳に,その理想を実現できないことが多い。今年度は,あまり過剰な準備をせずに,授業の中にスムーズに実験的な要素を取り込みたいと当初から考えており,自分の理想的な展開ができた教材をいくつか得ることができたので,写真や実際のプリントなどを提示しながら報告したい。
鹿児島県立鹿児島中央高等学校 堂薗幸夫
数学が「わかる」ことをわかるという『メタ理解』を研究し,生徒への還元として,日々「わかる」授業を心がけ,スーパーサイエンスハイスクールや課題研究などでは「グループ学習」という学習形態で「わかる」感動を味わえる実践を行いました。また,日々の授業で気付いたこと,生徒から受けた質問,教科書の記述や問題集の解説を数学学習における『理解』を通じて考察しました。さらには,このような指導ができたらという希望も込めた提言や,高校数学を超えた内容も扱い,このようなことに生徒が興味・関心をもってくれればという発展的な内容も考察しました。2014年10月03日 数Ⅲ第4章第2節「いろいろな関数の導関数」に資料を追加しました。
山口県立岩国高等学校教諭 西元教善
東京書籍が発行する高校数学の教科書,問題集,参考書の使用実践集です。新課程になって3年間の指導事例を,全国の現場から寄稿していただきました。
東京書籍(株)数学編集部
平成28年度用中学校「新編新しい数学」教科書内容解説資料より。本資料の各見開きで紹介した紙面は,東京書籍の教科書から抜粋したもので,これらを通して「どの学年で」「どんな内容を」「どのように学んでいるか」が概観できるようになっております。児童,生徒のつまずきを分析する資料として,また,児童,生徒が学習内容のつながりやひろがりを実感できる活動を設定する際に活用いただけます。
東京書籍(株) 数学編集部
「数学Ⅲ Standard」(数Ⅲ 702)令和5~8(2023-2026)年度用教科書の、年間指導計画例です。教材ごとに学習指導要領との対応、学習目標、学習活動例、評価規準例などを表にまとめました。
東京書籍(株) 数学編集部
「数学Ⅲ Standard」(数Ⅲ 702)令和5~8(2023-2026)年度用教科書の、 観点別評価規準例です。教材ごと、観点別に表にまとめました。
東京書籍(株) 数学編集部
ニューサポート高校「数学」vol.40(2023年秋号)「特集:大学入試と思考のプロセス」より。今年度4月から文系の学部1、2年生向けに微積分の講義を担当している。内容は高校の数学Ⅲの微積分で、関数の極限から始めて、三角関数・指数関数・対数関数の微分、合成関数の微分、・・・といった具合である。文系向けに微積分を教えるのは今回初めてで、思いのほか新鮮な気持ちで講義に臨んでいる。これまで理系向けにしか微積分を教えたことがなく、そこでは数学Ⅲを既知として教え始めるため、数学Ⅲ自体をどう教えるべきかについて、まじめに考えたことがなかった。
東京大学大学院数理科学研究科・教授 木田良才