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ニューサポート高校「数学」vol.12 特集:【新連載】“ドキッ”とする生徒からの質問集(2009年秋号)より。21世紀は地球温暖化の世紀である。人類活動によって放出された二酸化炭素等の温室効果のため,いまから100年後には,気温が1.1~6.4℃上昇し,海水準が18~59センチメートル上昇すると予測されている。
東京大学准教授 田近英一
ストロマトライト、撮影年月:1993年8月、撮影者:北多摩高校 大桐、撮影場所:西オーストラリア ハメリンプール シャーク湾。ストロマトライトは光合成を行える原始的な藻類の堆積層の総称で、先カンブリア時代から存在しています。大繁栄したのは4億7000万~16億5000万年前で、活発な光合成を行うことで大気中に酸素を放出しました。このとき作られた酸素の一部が紫外線の働きでオゾン層を形成し、地上に強い紫外線が入り込むことを防ぐようになり、古生代の中頃に動植物が陸上に進出し、生物界に大きな転機をもたらしました。
東京都立北多摩高等学校 大桐
ニューサポート高校「数学」vol.12 特集:【新連載】“ドキッ”とする生徒からの質問集(2009年秋号)より。生徒に聞くと,生物Ⅰの分野の中で最も苦手な分野は発生であるという。「発生」から「遺伝」へのスムースな意識の繋がりが欠けており,生徒にとって「発生」はぽつんと孤立した印象になっているようである。決定的に不足しているのは,『進化の大局観』の欠落である。この領域こそ,すべてをつなぐ筋道である。
北海道札幌稲雲高等学校 教育法規事例研修会
東書教育シリーズ中学校理科「先生,モノグリセリドって何?」-教科書記述の変更点-(2012年10月発行)より。学習指導要領では,恐竜について詳しく学習する場面が設けられていませんが,教科書でも多く取り上げられる恐竜とはどのような生き物なのか,改めて整理してみましょう。
東京書籍(株) 理科編集部
東書教育シリーズ中学校理科「先生,モノグリセリドって何?」-教科書記述の変更点-(2012年10月発行)より。中学理科では,地質年代のうち古生代以降を主に扱いますが,生物の化石や岩石には,それよりはるか昔の冥王代(地球誕生〜 38 億年前より前)や始生代(大古代とも。38 億年前〜 25億年前)の年代を示すものが見つかっています。
東京書籍(株) 理科編集部
月の海 しめりの海、撮影年月:1989年1月20~21日、撮影者:北多摩高校 大桐、撮影場所:東京都日野市。月面の黒い部分を「海」と名付けたのはドイツの天文学者ヘベリウスです。月の海は大きな隕石によってつくられた円形の凹地に月内部からしみだしてきた溶岩流が溜まり、冷えて固まったのと考えられています。海を作っている溶岩の主成分は、鉄およびマグネシウムに富む粘性の低い玄武岩です。そのため、光の反射率が低く黒く見えます。湿りの海の面積は11、300k㎡で直径はおよそ380kmあります。
東京都立北多摩高等学校 大桐
月のクレーター ケプラー、撮影年月:1998年11月、撮影者:北多摩高校 大桐、撮影場所:東京都日野市。写真はドイツの天文学者ヨハネス・ケプラーの名が付いたクレーターです。ケプラーはコペルニクスの太陽中心説を支持し、惑星の運動が楕円軌道であることをはじめ、惑星運動に関するケプラーの法則で有名です。直径35kmのクレーターですが30~50kmも伸びる光条をもつクレーターです。コペルニクス・アリスタルコス・ケプラーはいずれも地動説に関係した科学者たちで月面でもよりそった配置にある点が面白いです。
東京都立北多摩高等学校 大桐
月のクレーター コペルニクス、撮影年月:1998年11月、撮影者:北多摩高校 大桐、撮影場所:東京都日野市。クレーターに科学者の名を付け始めたのはイタリアのリッチョリで、写真は「地動説」で有名なニコラウス・コペルニクスの名が付いたクレーターです。一般に月のクレーターの大多数は隕石の衝突によって作られたと考えられており、クレーターの形は単純なおわん型のものから平底型・中心丘型・多重リング型などいろいろ見られます。また、比較的新しいクレーターの周囲には「光条」とよばれる明るい放射状のすじが走っています。
東京都立北多摩高等学校 大桐
月のクレーター ティコ、撮影年月:1998年11月、撮影者:北多摩高校 大桐、撮影場所:東京都日野市。写真はデンマークの天文学者ティコ・ブラーエの名が付いたクレーターです。満月のとき、ひときわ明るい放射状のすじが目を引きます。このすじは「光条」とか「輝条」とよばれており、新しいクレーターに見られます。光条の幅は8~15kmほどで長さは2500kmにおよぶものもあります。直径はおよそ85km、中央部のセントラルピークの高さは1700mで内壁は幾重にも重なっており、急峻な傾斜です。
東京都立北多摩高等学校 大桐
東書教育シリーズ中学校理科「教科書コラム復刻版」2002年9月作成より。「発展的な内容」関連資料として,昭和62年度版教科書「新しい科学」より抜粋・編集したものです。無重力状態(無重量状態ともいう)の宇宙船の中でA君は,B君から氷の菓子をもらった。そのとき,ちょうど地球からの連絡があり,A君は,氷の菓子を宙に置いたまま長時間連絡をとった。あとで気がついたとき,氷の菓子は,どうなったろうか。とけて棒だけになってしまったろうか。無重力状態の宇宙船の中では,氷の菓子は,棒のまわりに大きな水の球になって残っていたので,A君は,そのあまい水をストローでのんだ。無重力状態(無重量状態)では,物体の重さ(重量)がゼロになる。
東京書籍(株) 理科編集部