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教科書単元リンク集・高等学校

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306 改訂 科学と人間生活2章 微生物とその利用

指導資料

  • フレミング(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
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    フレミング(生物学者)

    サー アレグザンダー フレミング (Sir Alexander Fleming)英国,1881-1955科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成サー・アレグザンダー・フレミングは,ペニシリンの発明者として大変有名である。1944年にサーの称号を受け,翌年ノーベル医学・生理学賞を受賞するなど,彼の晩年は栄光に満ちている。しかし,初めから恵まれていたわけではない。フレミングは,スコットランドに生まれ,1897年ロンドンの工芸学校を出て,船会社に就職し,4年近く働いた。1900年の終りごろには,ボーア戦争の義勇兵として参加した。翌年,伯父の遺産が入って医学を志し,聖メアリ病院医学校に入学,卒業後は病理学の教室で学んだ。第一次世界大戦中は軍医として従軍し,復員後,聖メアリ病院に戻った。1908年にロンドン大学で学位を得て,1928年から同大学の細菌学の教授となったが,生涯を通して聖メアリ病院の質素な研究室で細菌学の研究を行った。厳格で,清廉な学者として知られている。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • レーウェンフック(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
    • 指導資料
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    レーウェンフック(生物学者)

    アントン ファン レーウェンフック (Anton van Leeuwenhoek),オランダ,1632-1723,科学者人物誌―生物。細胞学の歴史などをひもとくと,顕微鏡を用いて微小生物を発見したオランダの“衣類商”といった表現でレーウェンフックが紹介されていることがある。メンデルの場合は修道院の僧侶。科学の研究と関係のなさそうな職業の人がそれに携わることを不思議に思う生徒もいるようである。これは当時の料学の世界の様子を生徒たちに理解させるのに好適な材料である。衣類商の彼がどういうきっかけで顕微鏡の虫になったのか。ともかく彼の経歴を追ってみよう。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • 小さな思い付きから大きな発見!
    2002年05月24日
    • 物理
    • 指導資料
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    小さな思い付きから大きな発見!

    (理科トピックス)物理学者ニュートンは「りんごの落ちるのを見て重力を発見した」という話は有名です。化学の世界で,ファラデーは「ヘビが自分の尻尾をくわえる夢を見て環状のベンゼンの構造式を思い付いた」という話も有名です。これらはほとんど伝説であり真偽のほどは不明ですが,今回は「ちょっとした思い付き」が大発見につながったというエピソードを紹介しましょう。[キーワード]ペニシリン・大陸移動説・ペーパークロマトグラフィー・導電性プラスチック・筑波大学名誉教授の白川英樹博士

    東京書籍(株) 理科編集部

  • 「病気の歴史」の授業実践-生物学史を授業に取り入れる-
    2000年06月01日
    • 生物
    • 実践事例
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    「病気の歴史」の授業実践-生物学史を授業に取り入れる-

    【本文より】 高等学校理科のSTS教育の教材として作成しました。前任校の大阪府立磯島高等学校で1996年度2年文系「生物IA」でおこない,本年1999年度3年文系「生物Ⅱ」で実践中のものです。題材は,生物学史的な後付けをしますが,それに関連した遺伝子酵素・ウイルス・免疫といった基礎生物学も関連づけて扱います。

    大阪府立北千里高等学校 塩川哲雄

  • 身近な科学の話 ―コロナウイルスとは―
    2020年04月28日
    • 理科
    • 指導資料
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    身近な科学の話 ―コロナウイルスとは―

    手元の国語辞典などで「ウイルス」を引いてみて下さい。どう書かれているでしょうか。私は大型の国語辞典3種、小型の国語辞典7種の記述を比べてみたところ、内容に差が見られました。今回は、今、爆発的感染で世界的な大問題となっている「新型コロナウイルス」を含め、ウイルスの特徴について考えてみます。

    元筑波大学非常勤講師 鈴木伸男

  • パスツール(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
    • 指導資料
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    パスツール(生物学者)

    ルイ パスツール (Louis Pasteur)フランス,1822-1895科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成パスツールは,メンデルおよびダーウィンとならんで,生物学史の中で最もよく知られた人物であろう。光学異性体と旋光性,乳酸およびアルコール発酵,免疫とワクチンの開発など,その業績は理論と応用の広い範囲にわたり,いずれも現代に直接つながっている。パスツール効果(酸素によって発酵が抑えられる現象)とか,パスツール化(低温殺菌法)などの語は,今でも広く使われている。研究のスタイルの点でも,彼は現代の科学研究の基礎を開いた人として位置づけられる。同じ時代のメンデルやダーウィンは,あるいは修道院長の職務の余暇に,あるいは書斎にこもり,こつこつと仕事を積み上げていった。パスツールは31歳でリール大学の化学教授となってから,一貫して実験室を活動の場として,業績を発展させた。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

  • コッホ(生物学者)
    2002年10月30日
    • 生物
    • 指導資料
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    コッホ(生物学者)

    ハインリッヒ ヘルマン ロベルト コッホ (Heinrich Hermann Robert Koch)ドイツ,1843-1910科学者人物誌―生物東京書籍2002年10月作成ロベルト・コッホは,不撓不屈の生涯を生き抜いた細菌学の始祖である。ゲッチンゲン大学を卒業して医師となった若き日のコッホは,東プロシャの片田舎を転々と移住するあまり栄えない一開業医であった。しかしパスツールの病原体説を実地に応用した英国のリスターの無菌的外科治療の成功を伝聞し,彼は鬱勃たる研究心に駆られ,夫人から28回の誕生祝に贈られた顕微鏡を使って細菌の写真撮影に情熱を燃やした。当時,欧州の農家では緬羊や山羊の間に炭疽が大流行し非常な打撃であった。屍体の血液中に桿状体が長糸状に連なっているのが認められ,フランスの学者で,これを病原に擬したものもいたが,運動がないので生物と断定することができなかった。

    東京大学大学院総合文化研究科 岡本拓司

問題・テスト資料

  • (生物小テスト)抗生物質
    2001年05月09日
    • 生物
    • 評価問題
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    (生物小テスト)抗生物質

    授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できる。A4判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]微生物の作る物質,フレミング,アオカビ,抗生物質,MRSA,ペニシリン,薬剤耐性,ストレプトマイシン

    東京書籍(株) 理科編集部

  • (生物小テスト)発酵
    2001年05月09日
    • 生物
    • 評価問題
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    (生物小テスト)発酵

    授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できる。A4判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]食品の中の有機物,酵母,乳酸,アルコール,バイオリアクター,発酵工業,発酵,腐敗,ブドウ球,酢酸

    東京書籍(株) 理科編集部

  • (生物小テスト)健康をおびやかす生物
    2001年05月09日
    • 生物
    • 評価問題
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    (生物小テスト)健康をおびやかす生物

    授業の始めの5分程度を,前の時間の復習として利用できる。A4判横左半分にテスト,右半分に解答の構成。[キーワード]ウイルス,細菌,アレルギー,寄生虫,共生細菌

    東京書籍(株) 理科編集部

その他資料

  • 連載コラム「かがくのおと」第90回「巨大ウイルスと生きもの」
    2016年07月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第90回「巨大ウイルスと生きもの」

    原核生物よりも大きなゲノムを持ったウイルスが発見されて15年。ミミウイルスと名づけられた巨大ウイルスは,従来のウイルスの定義に当てはまらない複雑な仕組みを持っている。今回は,この分野を牽引するフランス・エクスマルセイユ大学のディディエ・ラウール教授らの研究を中心に巨大ウイルスの姿を整理し,生きものとの関係を考えてみたい。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第80回「クライオ電子顕微鏡」
    2015年09月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第80回「クライオ電子顕微鏡」

    クライオ電子顕微鏡が大流行している。「クライオ(cryo)」とは「冷凍」という意味で,凍結した試料を電子顕微鏡で観察する方法である。試料を染色や固定をせず急速凍結させるために,より生きた状態に近い観察が可能だ。分解能の限界のために細胞内の形状を観察するひとつの方法に過ぎなかったが,2013年に3.4Å分解能でのタンパク質構造の報告があり,それ以降,クライオ電子顕微鏡は,X線結晶構造解析や核磁気共鳴(NMR)法に匹敵する方法に成長しようとしている。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第105回「ノーベル化学賞とクライオ電子顕微鏡」
    2017年10月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第105回「ノーベル化学賞とクライオ電子顕微鏡」

    今年のノーベル賞はタンパク質の時計とタンパク質用の顕微鏡が受賞した。タンパク質の時代が続いており,まことにめでたいことである。ノーベル化学賞の対象になったクライオ電子顕微鏡の技術革新については,2年前に「かがくのおと」に紹介しているのでぜひご覧ください。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第112回「基礎科学の潜伏時間」
    2018年05月21日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第112回「基礎科学の潜伏時間」

    その研究は何の役に立つのですかと,研究者はよく聞かれるものだ。そのため我々はわかりやすい答えを準備しているが,それが現実を反映しないということもよく知っている。科学の研究をするということは,目の前の課題を解決することも確かに目的としてあるが(しばしばそれが予算の申請書や学術論文には明記されるのだが),いつどこでなのかは言えなくても,科学の研究はこの世の中に必ず役立つからである。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

  • 連載コラム「かがくのおと」第139回 新型コロナの相分離生物学
    2020年08月17日
    • 理科
    • エッセイ
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    連載コラム「かがくのおと」第139回 新型コロナの相分離生物学

    新型コロナ感染症のため,これまで経験したことのない日々が続いている。最近では「コロナ禍」という用語が広く使われはじめたように,大学での日々も,感染症そのものよりもむしろその対策による影響が大きい。私たちの行動が制限されたことで地球全体の二酸化炭素の排出量が17%も減少し,10年かかるとされていた削減量の大目標をあっという間に達成したのは皮肉な話である。コロナ禍のなかでもウイルスの研究はものすごい勢いで進んでおり,論文データベースサイトのPubMedに登録されているだけでも約4万本の論文がすでに報告されているようだ。今回は相分離生物学から見えてきた新型コロナウイルスのメカニズムについて整理してみたい。

    筑波大学数理物質系物理工学域教授 白木賢太郎

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